更に歩みを進めると今度は空がオレンジ色、夕方に変化した。無限回廊の中なのに不思議なものだと考えていると城のような建物が現れた。
「何者だ貴様、人の様だが強いパワーを感じる」
肌の色は白に薄い青が混じった感じ、身長は2メートル近い尊大な男が城から出てきた。
「俺は無名という。旅人の様な者だ」
「ほう…私の名はガーリック!ならば無名よ、私の部下になれ。神を殺し、私が新たな神となった暁には貴様にも恩恵をやろう」
神を殺して神になる?そんな事を許す訳にはいかんな
「断る!」
「ふふふ…残念だ。我が魔族の同朋達よ!今こそ地の底から甦れ!!」
ガーリックの言葉に反応し、地面から異形の怪物達がどんどん出て来る。その数、50体
いずれも戦闘力は100前後だ
「団体さんのお出ましか…出し惜しみなしで行く!」
【衝撃拳】
右拳に気を集中し、敵正面を目掛けて一気に振り抜く。圧縮した気が拳を通して衝撃波を生み出し、怪物達をまとめて抉った
「ほう?この程度では相手にならんか。ならば私自ら殺してやろう」
ガーリック 戦闘力 500
戦闘力が俺よりも高い。格上ではあるがフルパワーを出せば互角くらいには拮抗するだろう
「願ってもない。はああああ!!」
今出せる全力を解放すると戦闘力が表示される
無名 戦闘力 480
「久しぶりに私を楽しませてくれそうだ」
ガーリックが巨体に似合わぬスピードで拳を放つが、無名は受け止め、反撃に出る
「ぐっ!!」
ガーリックの顔面を蹴り飛ばすが、対して効いていないようで直ぐに大振りの攻撃を繰り出して来るが、紙一重で避けながら細かく打撃を当てていく
「ぬう…ちょこまかと小賢しい!!」
「力で勝る相手に手数で攻めて何が悪い?」
「ならば全てを消し飛ばせば良い!」
ガーリックが凄まじい気を集め始めた、目に見えるほどの紫色のオーラが噴き出している
ガーリック 戦闘力 600
戦闘力が更に上昇している!?これはまともに食らってはいけないが、瀕死パワーアップがあるので…全力で防ぐ事に集中する
「くたばれぃぃぃぃ!!」
特大のエネルギー波が無名を飲み込んだ。体を焼き尽くさんばかりの熱と激痛を全身に気を巡らせ、耐える。意識を失いそうになるが耐える。耐える。耐える。エネルギー波が消えた。
すると急に体に力が湧き出て来る。どうやら瀕死パワーアップが働いた様だ
無名 戦闘力 480→700
「ば…バカな!?私の全力の魔光砲を」
「お返しだ…波ぁぁぁ!!」
【フルパワー気功波】戦闘力 700→900(MAX)
「ぐ…ぐ…こ、この私が…神を殺し…魔族の世界を…我が息子よ…後はたの…む」
気功波はガーリックを飲み込み、爆発。後には何も残っていなかった。
「瀕死回復と復活パワーアップがなければ、間違いなく死んでいたな…ん?」
天から何かが降りて来た
気の総量からしてガーリックとほぼ互角だ
「ガーリックを倒してくれて感謝を…私は今代の神をやっている者だ」
「神様…私は無名。礼には及びません。それに貴方でもガーリックを倒せた筈だ。」
「いや、私とガーリックは共に神の座を争った…いわば同門でな。故に互いに互いを知り尽くしているのだ。恐らく…紙一重の差で、勝てなかったと思う」
神とガーリックはほぼ互角、つまり何かしらの決定打が無ければ引き分けになる可能性が高い訳だ。俺は瀕死回復と瀕死パワーアップがあったから勝てたが
「しかし…奴には息子が居た筈だ。私の寿命が尽きるまでは行動には出まい。後継者が育てば良いのだが」
「大丈夫だ。それより先を急ぎたいのだが」
「そうか、ならば少しだけお主にプレゼントをしよう」
神が指先を俺に向けると何かをしてくれた様だ
「ガーリックとの戦いを見せて貰ったが、気の操作や扱いにムラがあった。それを矯正しておいた。ま、気休めだがな」
「なんと…有難い!」
「ではな。強き者よ」
神に別れを告げ、歩みを再開するのだった
【リザルト】
無名
戦闘力 基本350 MAX480 瀕死復活→700 MAX900
神によるギフト→気の操作、循環精度向上…気弾や気功波を操る技術、気を体内に巡らせるのをよりスムーズに出来るようになった。
ガーリック 戦闘力 基本500 MAX600
神様 戦闘力 基本500 MAX600