転生ELダイバー×デュビアスアルケー 作:ガンプラオナシャス!センセンシャル!
せっかくフレンドになった訳だし、なにかミッションでも行こうかと、ミッションカウンターへやって来た"私”達。
「なににする?」
「とりあえず、これ行こうぜ」
「どれどれ?」
チェインが選んだのは『襲来ッ!悪の3兵器!』と書かれたミッション。
名前の通りSEED系のミッションらしく、指定された対象を守り抜きながら、カラミティ、フォビドゥン、レイダーの3機の撃墜を目指すミッションらしい。
その難易度は……、わーお。
「難易度高くないかな?」
「そうか?俺とお前なら行けるだろ。なんせあの
「そりゃそうだけどさ」
「ま、とにかくやろうぜ」
「うーん。分かった」
ミッションを受注し、格納庫へ移動する。
ハンガーに固定された愛機達は、既に修復済でそこにあり、準備は万端だった。
さてと乗り込もうとしたその時、ふと思いデュビアスアルケーの足元に立つ。
「おい、どうした?」
「……感慨深いなって」
「感慨深い?…ああ、なるほど。そうだな」
画面の向こうでの活躍に憧れ、何度も失敗しながら完成させたガンプラ。
そんなデュビアスアルケーに乗り込み、自らの意思で自由自在に操れる。
そう思うと、込み上げてくるものがあった。
「ホント、このゲームは最高だよな」
「……うん、本当にね」
各々の機体に乗り込み、カタパルトへと運ばれる道中、画面に映るチェインが口を開いた。
『実は前から受けたいって思ってたんだよ。このミッション』
「?、受ければ良かったんじゃない?」
『2人以上じゃないと受けれないんだよ』
あー、そういえばそんなこと書いてあったっけ。
でも、それなら募集すればよかったんじゃないのかな?ユーザー人口も多いんだし、誰かしらは来るでしょ。
そう思った事を口にすれば、チェインは首を振って分かってねぇなと言い放った。
『っぱよ、憧れるじゃねぇか』
「憧れ。なにに?」
ピンとこずに首を傾げる。
『SEEDのフリーダムとジャスティスの連携だよ。ありゃかっけぇよ』
「ああ〜」
確かに、あのコンビネーションはかっこいいよね。
……で、君は何を言いたいのかな?
『分かってる癖に。あれを再現したい、やるぞ』
「とは言うけどさ、"私”だとフリーダムじゃなくてストフリ枠になるよ?」
クスィフィアスも腹ビームもないけど、
『ンなこと言ったら俺だって隠者だよ』
「……言われてみれば」
足のビームサーベルに着脱可能な
……まあ今はリフターないけど。
「まあやるだけやってみようか」
『そうこなくっちゃな』
話している間に発進シークエンスが完了していたこともあり、あとはお馴染みのアレを残すのみとなっていた。
「アイ・ハブ・コントロール。デュビアスアルケー、発進する」
『チェイン、NEOリ・ガズィ出るぞ!』
お馴染みのアレこと、発進シーン。
カタパルトから高速で射出され、ミッションエリアへ。
「ミッションスタート」
『早速おいでなすったか』
迫り来る3つの機影。カラミティはレイダーの上に乗ってるから遠目で見ると2機しかいないように見えるけど、その実ちゃんと3機いる。
ミッション内容はフォビドゥン、カラミティ、レイダーの撃墜と対象の防衛。
そしてこの場合における対象は、後方にいるオーブ軍(ストライクやバスターといったアークエンジェルメンバー含む)。
……てか、あの連携再現しようとしたら途中までカラミティ放置になるけどいいのかな?
ふとそう思う”私"だったが、わざわざこんなことをしたいというくらいだし、何か策があるのだろうと考え納得することにした。
――今思えば、失敗である。
「……まんまSEEDだ」
『リマスター版だけどな。うし、行くぞ』
「わかった」
レイダーから飛び立つカラミティを横目に、接近するフォビドゥン及びレイダーと向き合う。
今回のミッションは俗に言う高難易度ミッションであり、敵のCPUもそれなりに上等なものとなっている。
そんな普通に挑むだけでも難しいミッションに、縛りを設けて挑めばどうなるのか……まあ、火を見るより明らかというか。
「あ、ごめ――」
『ちょ!?』
フォビドゥンの
『マズった!』
「エ!?」
レイダーが振り下ろしたミョルニルがリ・ガズィの頭部に直撃。いつかのフリーダムの如く頭部が消し飛んだ所に
「あ」
『あ』
フォビドゥンとレイダーの2機にかかりきりになっている間に、カラミティによって防衛線が吹き飛ばされ、条件不達成で失敗。
……というかやっぱり策なかったのね。
『間に合えッ!』
「なんかダメそう――あ」
まさかの3機全てがパーストことパーフェクトストライクに集中。急行するも間に合わず、孤軍奮闘中だったパーストが溶けて終了。
「アークエンジェル!?」
『嘘だろ!?不沈艦だぞ!?』
オーブ軍艦を一定数排除したカラミティに、バスターの援護の下アークエンジェルが向かって行き、割と善戦するもスキュラの歯磨き粉ビームで艦橋が消えて失敗。
『ディアッカ!!』
「”私"は好きだったよ。……キャラとして」
突如機体を反転させたフォビドゥンがニーズヘグをぶん回し、バスターの連結砲を破壊、退こうと動いた所にアルムフォイヤーとエクツァーンを鬼連射され、フェイズシフトダウン。あえなく撃破された。
『すまん抜かれた!』
「わ、ちょ」
フリーダム風に配置したファングでフォビドゥンの
ほっと一息ついた所でレイダーのクローによる強襲を受け、ジュッと行って消滅。
……という風に、上級AIを載せた三馬鹿は強敵であった。
「やっぱりキツくないかい?」
『……』
「どうする?まだ続ける?」
『あと、あと3回だけチャンスをくれ』
「……わかった」
という訳で涙のラスト3回。
『トゥ!トゥ!ヘアー!』
「それでもっ!」
『コンノォ、バカヤr――』
「守りたい世k――」
1回目、失敗。
敗因:雑念に思考を邪魔され、歯磨き粉ビームの回避に失敗。
「そこ!」
『今だ!』
「『あっ』」
2回目、失敗。
敗因:タイミングが合わず互いの攻撃が直撃。
……仏の顔も三度まで、正真正銘のラスト1回。
『行くぞ。覚悟はいいか?』
「うん。君を信じる」
『……オーライ。んじゃ、』
「『ミッションスタート!』」
2機同時に飛び出す中でも、"私”のアルケーが突出し、先んじてフォビドゥンを抑えにかかる
「さ、行きなさいファング!」
そしてこの時にGNファングを4基射出。カラミティにちょっかいかけさせるのを忘れないようにする。
ちなみに、いくらファングといえども高火力のビーム兵器を喰らえば流石にアウトなので、少し離れた位置に陣取りチョイチョイ狙撃する所存である。
『こいつはオマケだ!』
背後からガトリングの連射音が響く。
これでカラミティのヘイト値を上げることに成功した筈。あとは防衛対象側のヘイト値が、"私”達のそれを上回らないように立ち回れば、一旦放置でいい。
という訳で速攻で
「まずは!」
バスターソードをライフルモードに変形、牽制射撃を行う。
放たれた粒子ビームがこれみよがしに歪められて行くが、ハナから分かり切っていた訳だし驚きはしない。
あくまで牽制である。
勢いに乗り、フレスベルグを発射しようとするフォビドゥンに急速接近。フリーダム――というよりはそのパイロット――に習いキックをぶち込む。
『馬鹿野郎勝つんだよガトリングで!』
チェインのNEOリ・ガズィとレイダーが、それぞれガトリングと速射砲を構えて撃ち合っている。
……聞こえてくる言葉の内容的に、リ・ガズィに軍配が上がったらしい。
チラリと視線を向けると、ミョルニルを振り回すレイダーに足のビームサーベルを展開したリ・ガズィが接近、光の刃と対ビームコーティングされたワイヤーがぶつかり合っていた。
「おっと」
”私"が余所見をしている隙をついて近付き、ニーズヘグを振り翳すフォビドゥン。
……まあ実際は見えてる訳だし、隙も何もないんだけど。
腕部装甲でガキンと受け止め、パワーを込めて腕を押し上げフォビドゥンの体制を崩す。
そして、ふらつくフォビドゥン目掛けて、ソードモードに変形させたバスターソードを振り上げた。
「む」
流石に当たってはくれないか。てかイーゲルシュテルン地味に痛い。
安心安全のEカーボン製なこともあって、ダメージ的にはそこまでなのだが、衝撃でのノックバックはどうにもならない。
「まあでも退いてくれるなら好都合」
一度意識からフォビドゥンを外し、カラミティに張り付かせているファングに集中。ちょっかいをかけヘイト管理完了。
それじゃ、攻めるとしようか。
「トランザム」
エルドラ文字が浮かぶと共に、機体全体が真紅の光を纏う。
「いくらビームを曲げれると言っても」
残り6基のGNファングをそれぞれ配置することで、簡易的な牢獄を作り出し、デュビアスアルケー本体を真正面から突っ込ませる。
「磁場を用いてそれを行う以上、発生させられない箇所は無防備という訳だ」
バスターソードの刃がニーズヘグと衝突する瞬間、各GNファングが全く同時のタイミングで粒子ビームを放つ。
駆動アームでフレキシブルに稼動するとしても、対応できる方向には限りがある。
……まあ普通なら避ければ済む話なんだけど。それをさせない為の
「っと、なんの為のトランザムだと?」
自らが引くことで鍔迫り合いから離脱し、その場を離れようとするフォビドゥン――の動きを見越し先回り、バスターソードでホームランして再び牢獄内へご案内。
あとは
「これぞ"私”のフォビドゥン対策」
あんだけ苦労させられたんだ。跡形もなくなるくらいボッコボコにしてあげるよ。
実にイイ笑顔を浮かべ、再びバスターソードを振り被った。
「あーらよーっと」
MA形態に変形したレイダーの突貫をひらりと交わし、ついでにガトリングをぶちかます。
TP装甲でダメージにはならなくても、衝撃値は貯まるからな。無駄にはならんのさ。
あ、今行けんじゃん。
脚部ビームサーベルを出力、ちょうど旋回してきたレイダーに縦の回転蹴り。
いいとこ入ったな。クローやれたぜ。
クローとサイドスカートの接合部を切り付けることで、右側のクローを脱落させることに成功。
「もういっちょ!……は無理か」
もう片方のクローも狙ってみたが、機動力に差があり過ぎて無理だった。……やっぱ早くアレ完成させねぇとな。
あ、レイダーが変形しながら戻って来た。
ミョルニルをグルグルと回転させるレイダー。
こちらもビームライフル及び腕部ガトリング砲を突き付け、連射。
発射した弾幕が、高速回転するワイヤーに弾かれる見なくてもわかる光景を前にブーストアーマーの角度を変え急加速。
接近したことでAIの思考パターンが変化したのか、ミョルニルの軌道が変わる。
「悪いな。それ散々見たんだわ」
脚部ビームサーベルをミョルニルに突き刺し、直後に刃の出力を停止させる。
「ほらよ!」
溶解穴の空いたミョルニルをレイダーに蹴飛ばし、黒の機体がくの字に折れ曲がる姿にほくそ笑み、ビームライフルの零距離射撃で頭部を破壊。
叩き付けパンチで地面に激突させる。
レイダーが閃光の中に消えると同時に、通知が入り目標数が1減った。
「おっ、フォビドゥンもやったか」
んじゃあ後は……
NEOリ・ガズィのツインアイを残る1機の三馬鹿に向ける。
あららファングに付き纏われて鬱陶しそうだなぁ。可哀想に、すぐ解放したるからなぁ( ◜ω◝ )ニチャア……
「おっとぉ!それは当たらないぜぇ!」
ノールックバズーカを交わす。と同時に周囲を飛び回っていたファングがビームを乱射し始め、そちらの対応に忙しくなるカラミティ。
いいのかなぁ余所見しててさ!?
「ちょいさァ!」
脚部ビームサーベルを展開し、お馴染みのライダーキックを繰り出す――チッ、流石に防がれるか。
ま、シュラーク一丁イタダキマシタヨ!
サッと掲げられたシールドでビームサーベルを受け止められるも、その隙を突いた狙撃で左肩のシュラークを狙い撃つぜぇ!
「おっとぉ?連鎖で丸ごともげちまったなァ?えぇッ!?ガンダムさんよォ!」
バックパックごとシュラークが吹き飛び、衝撃に大きく揺さぶられるカラミティの頭上に躍り出る。
いいのかなぁ?そんな隙晒しちゃって……ホイ来た!
「死ねぇい!」
高速でやって来たアルナのデュビアスアルケーとタイミングを合わせ、2機同時にカラミティをたたっ斬る。
頭から真っ二つになったカラミティが爆発四散し、攻略完了。
……てか、よくよく考えたらこれ結局やりたかったことできてねぇな。