響は翼さんと仲直り、未来は響が翼さんと仲直りしたことにニッコリしていた
それはいい、それはいいんだがなぜ俺は今カラオケにいる?
「女子会に混ざっていいものだろうか?」
「何を言っている、仲間であるのに九十九をはぶく訳にいかないだろう」
貴女この前までツンツンしてたのにこのデレである。デレてると言えるのか分からないがあと響と未来はキャーキャー騒いでるし
当たり前か、トップアーティストと一緒にモノホンの歌を間近で聞けるんだから...俺と響は結構
「こ、恋の桶狭間って...」
演歌だし、いつも翼さんが歌ってる曲とジャンルめっちゃ違うな、演歌が好きなのか
響も渋いって言ってるし
歌も終わって解散、ホントに何しに来たんだ...
「付き合わされる身にもなってくれよ...」
『随分と疲れてるな』
「そりゃ疲れるっての、気を張りつめてるからな」
女の子だらけで男1人ってのは気が張るもんだ
『百馬、アレを』
アストラルが指示した場所の方へ見ると銀髪の子、雪音クリスがいた
名前は二課で説明されたし、響からも聞かされたから分かったことだが
「よっ」
「なっ、テメェ!」
「ンな敵対心剥き出しにするなよ...街中だぞ」
周りに人は沢山、ここでやり合う訳にはいかない
それを分かってるのか舌打ちしたが落ち着いてくれてる
「あのおっさんみたいに話か?」
「おっさん?いや、俺はたまたま歩いてたの見かけたから話しかけただけなんだが」
「そうかよ...お前達みたいに暖かい場所で過ごしてきた奴らと仲良しこよしするつもりはねぇ」
その割にはこの前響と共闘したって聞いたんだがなぁ。俺はその時翼さんのライブを見に行っていた
響がどうしても見てきてほしいと、あと自分を信じて!って言われた。だから未来と一緒に行ってライブを見てきた
「なんでそんな拗れてるんだ?」
「うるせぇ!」
ああはいはい、これは放っておいた方がいいな
「...どこ行くつもりなんだよ...」
「え、いや、一緒にいるの嫌そうだし帰ろうかなって」
「だったらちょっと付き合え」
ワガママ...
着いたのはいつも未来と待ち合わせする公園
「お前...両親不在なんだってな」
「不在っていうか、旅に出てる。婆ちゃんに育ててもらったからな」
「それでいいのかよ。お前の大切な親だろ?放っておかれて、不満はないのかよっ!」
その怒声は悲痛なものだった
「確かに寂しいし悲しいよ。けど父ちゃんも母ちゃんも見守ってくれてるし...今はアストラルもいる、未来も響も、翼さんも...雪音だって別にこっち来りゃいいじゃん。弦十郎さんなら歓迎してくれると思うぞ?」
「大人は嫌いだ...おっさんも訳わかんねぇこと言うし...でも...」
「でも?」
「っ、何でもねぇ。じゃあな」
気難しいですね、振り回すだけ振り回してはいポイッですか
『彼女を放っておくのか?』
「あの顔見りゃ大丈夫だろ」
アレは覚悟が決まってる顔だ。恐らくフィーネとやらと決着を付けに。そして...俺も
ナンバーズギアを作るかどうか
-
作る
-
必要ない