「………んで、少しは落ち着いたか?」
『ご―――ごめん、ついつい柄にもなく興奮しちゃって………』
あれから数分が経過、先程までいた場所とは打って変わって公園のような場所で、ドクターは照れくささと申し訳無さからヒラに対して謝罪を行い、ヒラはその謝罪を笑って流した。最初はドクターも敬語で話していたが、ヒラから「敬語は辞めてくれ」と言われてしまい*1結局タメ口で話すことになった
ドクターはどこか納得がいってなさそうなんだけど………愛読者でファンだとはマシュも言ってたけど、ここまでとはね………
「いいさ、俺達もそう言われて嬉しかったしな。それで―――すまん、なんて呼べばいい?」
「あ、マシュ・キリエライトです!お好きにお呼びください!」
「私は藤丸 立香、呼び方は………まぁ好きに呼んでいいよ!これから宜しく!」
「オルガマリー・アニムスフィアよ、まぁそうね………一応よろしく」
「キャスター、真名をクー・フーリン。よろしくなぁ大先輩さんよ!」
『僕はロマニ・アーキマン、皆からはドクター・ロマンって略されてるよ!気軽にロマンとでも呼んでくれ』
ヒラの問にそれぞれ皆が元気よく答える。マシュは元気よく、所長はどこかツンケンしてるけどもうその目に疑心は残っていなかった。なんだかんだ言って、信用しているんだろう。キャスターさんは笑い飛ばしながら、ドクターは少しぎこちない気もするがいつもの調子に戻ってきていた。
「マシュに藤丸にオルガマリーに、キャスニキにロマニか………うん、覚えた」
「そりゃよかったぜ………そんでよ、さっきから疑問に思ってたんだが………キャスニキってなんだよ」
「ん?キャスターの兄貴でキャスニキだけど」
「キャスターはまぁわかる、わかるぜ?けどよ…兄貴ってなんだよ!一応俺のが後輩だぜ!?」
「え〜兄貴は兄貴なんだもん、いいじゃんねー別に。そんなお硬いこと言わないでも」
「俺が良かねぇんだよ!」
突如ゆるーい雰囲気を醸し出すヒラとそれに物議を申しだすキャスターさん、何故だか空気が少しゆる〜くなってきていると感じるのは気のせいだろうか。マシュはそんな二人のやり取りからどうでもいい発見をして興奮しており、所長は少しげんなりしたような…疲れたような…なんとも言えない表情をしていた。
「聞きましたか先輩、あの大英雄が語尾に“もん”をつけましたよ。これは大発見です」
「なんか………五英雄ってこんな感じなのね、今までの厳格なイメージが音を立てて崩壊しそうだわ」
――――――――――
117:刀を使う転生者
【朗報】俺氏、見事警戒を解いてもらえたもよう
118:聖女様な転生者
>>117
よかったね
119:怠惰な転生者
>>117
ドクター饒舌すぎて吹いた
120:開祖の転生者
まさかのドクターが俺等のファンだとは…
121:人形の転生者
古世創誕伝って………いつ聞いてもネーミングセンスが厨二臭くてかなわん
122:怠惰な転生者
>>121
それな
123:聖女様な転生者
>>121
いやぽまえ人のこと言えんでしょって………まぁわからなくも無いけど
124:開祖の転生者
>>121 >>122 >>123
おい()
125:刀を使う転生者
>>124
草www
134:怠惰な転生者
すまんキャスニキ、俺らのほうが先輩でもコレは譲れんよ………
135:人形の転生者
キャスニキはキャスニキだろ?何いってんだ?
136:刀を使う転生者
キャスニキは兄貴定期
137:聖女様な転生者
断固として譲らねぇぞォ!?あぁ!?
138:開祖の転生者
>>137
ガラが悪いって
139:刀を使う転生者
>>137
地元のヤンキーよりヤンキーしてる
140:人形の転生者
>>137
けど実際面向かって言えないんやろなぁ…
141:聖女様な転生者
>>140
そりゃそう(真顔)
142:開祖の転生者
ネット弁慶で何が悪い(開き直り)
143:怠惰な転生者
>>140 >>141 >>142
草
153:刀を使う転生者
………あ
154:人形の転生者
>>153
どした
155:開祖の転生者
>>153
急にどーした
156:聖女様な転生者
>>153
どしたん話聞こか?
157:刀を使う転生者
あー…うん、まぁそうやね………ちょっとマズイカモデス(震え)
158:怠惰な転生者
>>156
ドシタンハナシキコカ族じゃんチッス
159:開祖の転生者
>>157
マジでどした?
160:刀を使う転生者
えっと………ふと遠くを見たんですよ、一応千里眼持ちですし?索敵必要かなとか思ったし?
161:人形の転生者
>>160
いいじゃん
162:怠惰な転生者
>>160
ほう
163:聖女様な転生者
>>160
うんうん
167:刀を使う転生者
そこで山の方にですね?大きいお屋敷を見つけたんですよ、まぁ十中八九アインツベルン城とかじゃね?って思ってたらですね、ちら〜っとだけだけど灰色の肉体をした筋肉ダルマが猪突猛進と言わざる負えない勢いでこっちに駆けてきてるのが見えちゃったというか………はい
168:開祖の転生者
>>167
あー………うん、ドンマイ?
169:聖女様な転生者
>>167
ぽまえの事は忘れない
170:人形の転生者
>>167
あーーね、さっきの覇王色モドキで刺激しちゃった…かなぁ?
171:怠惰な転生者
>>167
骨は拾ってやるから安心して逝け
172:刀を使う転生者
>>168 >>169 >>170 >>171
薄情者ー!?
まぁ………そろそろいい加減、現実見るかぁ
――――――――――
「―――そういや、少し良いか?」*2
キャスターさんと言い合っていたヒラが突然、遠くを見ながらこちらに話題を振ってくる。突然のことと彼の表情が少し諦めと苦笑いを含む表情になったのが見て取れ、所長もマシュも「どうしたんだ」と顔を向ける
先程まで小競り合い(?)をしていたキャスターさんも「どうしたどうした」と顔をのぞかせる
そうして全員の視線が彼に集まる中、彼が口を開く
「この
「そりゃ無い、例外でよくわかんねぇ奴もいやがるがな」
彼の問を真っ先にキャスターさんが否定する。彼が言うにはヒラのような例外を除けば後はアーチャーとセイバーのサーヴァントくらいで、更にその二体は敵対関係なのだという
その言葉を聞いたヒラは「じゃあ」と付け足し
「今ここに向かってきてる大男は敵ってことで良いよね?」*4
と呟いた
「―――待て、そりゃまさか!」
『付近に魔力反応!これは…サーヴァントだ!藤丸くん警戒を!!』
キャスターさんの反応もつかの間、ドクターが叫ぶ。そして
「■■■■■■■■ーー!!!!!」
「―――バーサーカー!!!」
建物や木々を押し退け、巨人のような巨体に岩のように黒く濁った皮膚、肉体筋骨隆々で片手に大剣とも鈍器とも取れるような得物を振りかざした大男が、雄叫びを上げこの場に乱入してきた
――――――――――
「アンサズ!!」
まず、咄嗟に反応したキャスターがルーン魔術で応戦。複数の炎弾を召喚しバーサーカーへ攻撃を行う
炎弾は勢いよく、バーサーカーの巨体に吸い込まれるように飛行していき着弾する。威力は十分、並のサーヴァントなら問題なくダメージが通るだろう
「■■■■■■■■■■!!!!!」
「クッソ!」
しかしそこにいるのは
キャスターは攻撃の後隙から咄嗟に体を捻り回避することができない。防御したところで
“ガキュィン!!!”
そこにヒラが間に割り込み、抜刀した刀を使いバーサーカーの一撃を受ける。バーサーカーの一撃は強力、伊達に筋力A+ではないし、並のサーヴァントなら耐えきれず消し飛ぶだろう
「おっも、流石だなヘラクレス!」
「■■■■■■■ー!!!!!」
しかしながらそこにいるのも
今ここに、戦闘が開始された
ヒラは冠位の資格持ちですが今回は一般霊基で現界してます