え? ニンジャゴーの世界に?ってヘビヘビ族かよ 作:無名の蛇
俺はしがない大学生だった、俺は農業をやりながら、通信制の大学に通っていた。
畑を耕しているとカキンっ!て音がした その地面を掘ると薄汚れた金属製の箱に鍬がめり込んでいた。
なんや宝でも見つけたか? なんかの物語にありがちな展開に心が躍りつつ、周りの土を払う
すると、金色の紐で雁字搦めになっている箱があった。 金色でグルグル巻きになっている箱を見て、頭で輝かしい未来の想像をする。 宝があれば、農業も大学もやめて、自由に暮らせるぞ! 死んだ親が言ってた大学だけは行っとけっていう遺言も勉強嫌いの俺には嫌で仕方がなかったさ。
紐を解いて、重い蓋を開けると…また箱が入っている。最初の箱は黒だったけど、次の箱は金だ。 思いがけない中身に苦笑いになりつつ、ピッチリとハマっている蓋を開けると…また箱だ。しかも次は緑色 宝への期待値がガクンと下がってしまったな。諦め半分で緑の蓋をも開けると、小さな金の鏡があった。 小さいといっても1.5L位のペットボトルの大きさがある。 創造の宝ではなかったけども黄金は黄金。査定して本物なら数年は安泰だな、投資や株をやれば増やせるだろ。 昔から運だけで生きてきた俺ならできるだろ。 そう思いながら金の鏡を手に取ると眩い光を放ち始めた。 ビックリして鏡を落としてしまった。 しまった、割れたら査定額下がってしまうじゃないか。
しかし鏡は更に強い光を放つ。 思わず目を閉じてしまうと足の感覚がおかしい、宙に浮いているみたいに、グルグル回る。 しかも依然強い光は出ているままだ。 そのまま俺は意識が遠のいていくのだった。
なんかの草が俺の肌に触れる、風に揺られた葉っぱが俺の意識を覚ました。 強い光のせいでまだ目がチカチカする。 しかもグルグル回ってた時のせいで吐きそうだ。 頭を振るい意識と目を覚醒させる。 ってどこだここ。
目を開けて正面にはさっきまでの古臭い田舎の畑から、見たこともない草原にいた。 周りを見渡しても、緑の大地、そして、さっき触った金の鏡がある。 取り合えず鏡に手を伸ばすと、 なんじゃこりゃ!紫色の腕、そして爬虫類のような肌、え?え?どうなってんの? 俺は体中を触りまくり重大なことに気づく、頭が、足が、人間ではない、 急いで拾い上げた鏡で見てみる。 その映った姿に俺は泣きそうになる。 どう見ても蛇だ。
「どういうことだシャー、ってなんジャー!この口調シャー!」
口調までも、蛇っぽくなっることに気づき、吐きそうになりそうなのを抑えつつ、冷静になろうと心を押し殺す。
もう一度鏡を見てみる。紫色の肌、うん、まだ変な病気になっただけかもしれない。赤い目、うんうん充血しているだけだな。…無理だ! 現実逃避しようにも頭が完全に蛇だ。 足も蛇のような長く細い、足だ。 深い絶望に陥るなか、気づいた。 これあれだ、アナコンドライ族だ。昔見てたニンジャゴーのアニメに出てきていた、ヘビだったはず。えー、確か、そう、パイソーっていうアナコンドライ族の蛇にそっくりだ、首が細いけども。
え?じゃあ俺ヘビヘビ族になったの? なんだそりゃ でも確かハッピーエンドで終わったよな? 最後にゴールデンニンジャに覚醒したロイドが闇の大帝を倒して、ガーマドンが戻って終わったんだったっけ? いや確かほかにもシリーズが出てた気がする。 あーその後のシリーズ見とけばよかった。 え?でもその流れは確か覚えてるはずだ、ガーマドン卿がゴールドの武器を狙って、ホネホネアーミーが襲撃してきて、パイソーが毒の牙を集めて、グレートヘビヘビが蘇って? ってそうこいつがガーマドン卿を作ったんだっけ? んで、ガーマドン卿がメガウェポンでなんか恐竜みたいなやつ蘇らせてロイドが大人に…ってこれもだ、メガウェポンにしちゃってゴールドの武器が失われたんだっけ? 闇の島で闇の大帝に言われたとおりにしてたら、実は運命の相手はガーマドン卿ではなく闇の大帝だったんだ。 そうそう。こんな感じだっけ? 他のシリーズ見ておけばよかったな、ちょくちょく放送されてたんだし、知ってる単語は…えーなんだっけ? アクロニックスだっけ?なんかこの単語だけだな、なんなんこれ? わけわかめになって俺は黄金の鏡を持ち緑の草原をすすむのであった。