その事件は頂上戦争から半年後の事であった。
〇頂上戦争終戦から1週間後
「なにー!?海軍をやめる!?」
慌てふためくヘルメッポの口を塞ぐ
「違いますよ!僕はSWORDに入隊するのに辞表を渡しただけですってば!」
「SWORDってあのサイファーポールみてーな集団の事か!?あぶねーって!」
「俺達まだ覇気すらちゃんとマスターしてねぇんだぜ!?そんな組織に入ったら一瞬にお陀仏だって!」
「‥‥覇気が必要なら死ぬ気で覚えます。」
「で、でもよ!」
「‥‥頂上戦争の事覚えてますか?」
「‥‥そんなの忘れるわけねぇだろ。俺まだ夢にすら出てくるんだぞ」
「本来であれば僕はあの時、サカヅキ大将に殺されるはずだった。」
「ああ、でもあの赤髪のシャンクスにたすけてもらったんだよな。」
「僕思ったんです。どれだけ人を助けたいと思っても力が無かったらそれは何もして無いのと同じだという事に」
「コビーは十分強えって」
「確かに僕も強くなったとは思います。」
「ですがルフィさんや他のライバルも努力してます。才能がある人が努力しているんですから僕みたいな才能の無い人間はそれに追いつくためには実践しかないんです。僕は僕の夢やルフィさんに追いつくなら命だってかけれます!」
その気迫に気圧されたのか、ヘルメッポは少しの沈黙する。そして、数秒後、口を開いた。
「‥‥よし!俺も行く!」
「ヘルメッポさん!無理しなくていいんですよ!」
「俺も親父を超えるためなら何だってやってやる!だからこそ!ここまで来たんだ!」
「ヘルメッポさん‥‥!ありがとうございます!」
「別に感謝されるような事なんてしてねぇよ」
「で、SWORDはどこにいけば加入できるんた?」
「そうですね、どこにいけば良いんでしょう。」
「おいおい勢いで辞表を出したのかよ頼むぜほんと」
「うーん‥あ!そうだ!」
「お!何か思いついたのか!?」
「ガープさんに聞いてみましょう!ガープさんなら色々と知ってるかもしれませんし!」
「うーん!ダメ!」
「えー!なんでなんですか!」
「おぬしら!まともに覇気すら使えんじゃろが!しかもコビー!お前は軍艦バッグで1つも軍艦潰してないじゃろ!」
「そん!水臭いですよガープ中将!」
「SWORDなんかに加入すればお前らなんかすぐにけちょんけちょんにされて海の藻屑にされるだけじゃ!」
「で、でもよぉ‥‥」
「お願いします!」
勢いよく土下座をするコビー。それでもガープは首を縦に振らなかった。
「僕!海軍大将になりたいんです!ルフィさんを超えたいんです!」
「そんなのわざわざSWORDに入らんくてもできる事じゃろうがい」
「僕は!自分自身のためにただ海軍大将になりたい訳じゃない!僕は守るべき人達を助け!僕の正義と皆の正義を守れる海軍大将になりたいんです!!!」
「それが僕の夢なんです!どうかお願いします!!!」
その気迫は自身の若い頃に少し似ていた。
「‥‥わかった。SWORDの加入についてワシがSWORDの連中に問い合わせてやろう」
「え?良いんですか!?」
「ただし!条件がある!」
「条件は2つ!1つ目は今から半年後の実技試験に合格する事!そして2つ目は試験その間のスペシャルハード修行に耐える事じゃ!」
「実技試験に不合格になれば二度とSWORDには加入させん!良いな!」
「はい!」「おう!」
「でもスペシャルハード修行って何なんだ?」
「よく聞いてくれた。ヘルメッポくん!」
急な言葉遣いに少し動揺するコビー達
「この修行はクザンさえ途中でやめだしたワシさえ厳しいと思える修行になる!」
「あのクザン大将が!?」
「あのガープ大将が!?」
「最悪この修行で命を落としかねん修行じゃ!」
「じゃがこの修行に耐えれば100%覇気はマスターできる!それはワシが保証しよう」
「お前らこの修行をうける覚悟はあるか!」
「ここまで啖呵切ったんだ!後には引けねぇぜ!」
「どんな修行も耐えてみます!」
こうして、彼らの修行が始まった。