贖罪少年くれしま☆ミツザネェ!   作:ヌオー来訪者

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 ちょっとシリアスで有る筈の所で遊び過ぎた。反省はしている、後悔はしていない。


第十話 時の華

 美樹さやかはグリーフシードを見張る為にキュゥべえと共に近くで残っていたのだが、やはり魔女の卵の目の前にあるとなると足が震える。いつ孵化して襲い掛かって来るのかという不安感がさやかを襲う。

 

『怖いのかい?』

 

「そりゃ、まぁ当然でしょ……」

 

 飽くまでキュゥべえは冷静なのは慣れているからだろうか。マミが居なければこのザマというのは我ながら情けないなと思いつつ、魔女結界の中をグリーフシードが移動した先へとキュゥべえを抱えて歩き、孵化寸前のグリーフシードの前まで行き着く。

 

『今願い事を決めてくれれば今この場で君を魔法少女にする事が出来るのだけど』

 

 キュゥべえが居てくれるのはさやかにとって有り難い事この上無かった。いざとなった時には頼もうと思ったその時、さやかのものとは違う足音がこの空間に響いた。

 

「マミさん?」

 

 早い到着だと、喜色を込めた笑顔で足音がした後ろを見る。そこに居たのは閉鎖区域でほむらと同行していた全身を覆うアーマーを纏った黒い鎧武者だった。手には長槍を持って居る。

 『アーマードライダー影武』光実は確かそう呼んでいたが……

 

「アンタ、転校生の……」

 

 影武は無言でさやかに近寄り、襲って来るのではないのかとさやかは思わず身構えるが、さやかの横をあっさり通り過ぎて、グリーフシードの前で立ち止まった。

 

『さやか、契約を……』

 

 キュゥべえは契約を勧めるが、影武はこちらに構う事は無かったし、中途半端な気持ちで契約はしたくなかったので聞き流す。影武はさやかを見る事は無くグリーフシードを、そのまま槍をグリーフシードに向かって振り上げる。

 

 

 

 

 その次の瞬間、孵化寸前のグリーフシードは槍で切り裂かれる事無く『爆ぜた』

 

 

 

「チィッ……」

 

 爆風に吹っ飛ばされ、影武は思わず影松を地面に突き立ててさやかに手を伸ばす。だが、間に合う訳が無くさやかは壁に叩き付けられ、痛みでさやかの視界が白黒しているうちに今居る空間が一瞬にして様変わり。

 薄暗い不気味な空間からドーナツやケーキだのお菓子尽くしのファンシーな空間と成り果てた。

 

「ぅ……」

 

 背中に走る強烈な衝撃と痛みに堪えながら抱えたままのキュゥべえが無事か確認する。見た限りでは傷一つ無い。それに安堵しながら、孵化した魔女と対峙する影武に視線を向け、魔女を一瞥した瞬間、さやかの目が点になってしまった。

 

 

 ……何すかアレ

 

 

 大きさはキュゥべえぐらいの愛くるしい縫いぐるみが影武とさやかの前に影武の何倍もの高さのある脚の長い椅子にちょこんと座っている。見た感じ丸い黒目が可愛らしいただの縫いぐるみだ。

 影武もさやかも呆然とするしかなかった。これまで相対してきた魔女は大体毒々しい外見だったり、けばけばしいものばかりだった。それ故、実際交戦(?)している影武はどうすれば良いのか困っているようで先程からずっと身じろぎひとつしていない。

 

 

 魔女もまた、無駄に高い椅子の上で座っているだけで何もしない。奇妙な空気を漂わせながら、ただただ時間が過ぎて行く。流石にずっとこのままというのは駄目かと判断したのか、影武ははっと我に返って、魔女が座っている高い椅子の足元へ歩み寄り、軽く蹴った。

 

 するといとも簡単に椅子は影武に向かって倒れた。影武は慌てて倒れる椅子を避けてから地面に転がった魔女を両手で掴み上げた。それでも魔女は抵抗の色を見せない。端から見れば、全身装甲の鎧武者が縫いぐるみを弄っているというシュールな光景がさやかとキュゥべえの目の前で繰り広げられていた。縦にシェイク、横にシェイク。何やっても魔女は反応せず、影武の戦意はどんどん削がれつつあった。ほむらには、危険な魔女だと影武には忠告していたのだがこれは如何に。

 

「おーい魔女、か? 動けー動かなー、い?」

 

 影武の声が何処ぞのコマンドーのような声をしている。さやかは影武の中身は厳つい筋肉モリモリマッチョマンのおっさんが入っているのであろうと想像すると、思わず血の気が引いた。

 

「なにあれ……」

『わけがわからないよ』

 

 顔を引き攣らせるさやかに無表情かつ無機質ながらも困惑じみた言葉を放つキュゥべえ。非力な二人にはこのシュール極まりない光景を見届ける以外選択肢は無く……

 

「待たせたわね!」

 

 影武の奇行を見守っている内に、マミがまどかを引き連れて走ってやって来た。

 

「あ、マミさん……アレ」

 

 さやかは心底困った顔で、魔女と戯れている(?)影武を指さす。今の影武は魔女を槍で顔を小突いていた。それを見てまどかも困惑してどう反応すればいいのか分からずあたふたし始める。

 先程、マミと少し大事な話をして真面目な空気に晒されていたのにこんなのってないよと若干不貞腐れながら。

 

 

 一方マミにはこの影武の奇行を見て笑ったり困惑したりするゆとりは無かった。いや、正確には見る気すら無かったというべきか。

 マミは魔女に向かって全速力で駆け出し、魔女に向かってマスケット銃の銃口を魔女に迷いなく向けて発砲した。

 

「おわぁっ!? ちょ、危なっ!?」

 

 先程まで影松で魔女を小突いていた影武は慌てて飛び退き、邪魔者が居なくなったのを好機として、倒れている魔女に銃口を突き付け接射。と同時に拘束魔法で固定してティロ・フィナーレを叩き込み易い位置にまで上に持ち上げる。

 

 体が、足取りが軽かった。今日は魔法少女コンビ結成記念だ。嘗ての相棒(パートナー)と別れてからずっとこれまでずっと独りで戦い続けていて辛くて悲しくて、寂しくて。けれどもまどかは言ってくれたのだ「独りじゃない」と。

 一緒に戦ってくれると。

 

 最近は良い事尽くめだ。呉島光実。身なりの良さからお坊ちゃんかと思っていたがとても頭が良くてその上戦いも出来る人が仲間になり、そして今、一人新しい魔法少女が誕生しようとしている。

 勿論これから待っている苦難は沢山ある。魔女は勿論、ファントムという怪物や悪い魔法少女とかも。けれども、今ならば言える。もう大丈夫。もう何も恐れる事は無いのだと。

 

 これまでの出来事はこの状況に至る試練みたいなものだったのだ。

 

 

 

 マミはこれまで堪えた涙を、辛さを外に吐き出すように、出現させた大型マスケット銃を構えて叫ぶ。

 

「ティロ・フィナーレ!」

 

 大きな爆音とともに放たれた弾丸は魔女に向かって放たれる。そしてそのまま命中し、弾丸に込めた拘束魔法で作ったリボンで魔女の胴体を締め潰す。

 

 

 

 その時だった。

 

 

 小さな縫いぐるみの形をした魔女から異変が起こった。まるで、身体を圧迫された所為で何かを吐き出すように、魔力で出来たリボンで締められた胴体が萎み、顔が風船の如く膨張して――

 

 

 

 

――蛇のように長い身体をした黒い巨大な怪物が縫いぐるみの口から飛び出した。

 

 

「マミさん避けてぇ!」

 

 咄嗟に叫んだのであろうさやかの声がマミの耳に入るが、身体が動かない。勝利を確信して気が緩んだ証拠だった。

 

 

 

 

 魔女の本体らしき黒い怪物がマミに迫ってゆく。その出来事は本当は一瞬の出来事である筈だが、マミにはそれがコマ送りのようにゆっくりと展開されていた。

 

 あぁ、私死ぬんだ……

 

 

 怖い。と魔女と初めて戦った時思った。その怖さを紛らわす為に強力な魔法に名前を付けたり、堂々とした振りをしていた。ここ最近怖いという感覚は克服したものだと、マミは思っていた。……だが。

 

 

――嫌だ、死にたくない。恐怖なんて無くなっちゃいなかった。ただ忘れていただけだった。私は本当は強くなっちゃいなかった。

 

 

 

 死への恐怖がマミの背筋を凍らせ、眼は大きく見開かれる。脚に限っては小刻みに震えていた。

 

 きっとあの魔女の本体が持って居る鋭い牙で頭をかみ砕き、四肢を引きちぎり己を食べてしまうのだ。想像を絶する痛みが襲い、何時の間にか自分の視界は真っ黒になってしまう。

 

 恐怖から生まれる想像がマミの恐怖心を更に増幅してゆく。

 

 

 生まれ変わりとか前世の記憶とかよく雑誌でネタにされるけれども本当だろうか? 生まれ変わってもきっと前世の記憶は覚えていないだろう。証拠に今自分が前世の記憶など持ってなんか居ないのだから。

 

――忘れたくない。鹿目さんや美樹さんたち後輩を。嘗て一緒に戦ったあの娘の事を、呉島さんの事を。学校の友達の事を。キュゥべえの事を。また一人ぼっちになってしまう……嫌だ、死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない……

 

 

 

 魔女の大口が開かれた次の瞬間、マミの身体は横へと身体が舞った。地面に倒れるまでの一瞬、輝きを失ったマミの瞳には長槍を持った黒い鎧武者の姿が映った。武器が同じ長槍だからか、マミは嘗て別れた相棒の顔がふと、思い浮かんだ……

 

 

 

【ソイヤ! マツボックリスカッシュ!】

 

 影武が影松を携え大口開いた魔女の中に飛び込む。そして身体の中を突っ切って魔女の胴体を……ぶち抜いて外に脱出した。

 

 外に脱出した影武は「やったか?」とぶち抜いた傷跡を見る為に背後を向く。魔女は大きな傷を負って白目を向いて微動だにしない……と思いきや突然ぴくぴくと動き始めた。

 ぶち抜かれた際に発生した胴体に開いた大きな穴はみるみる内に元通りに治ってゆき、完全に回復した時には先程のマミに迫った時の俊敏さを完全に取り戻し、生き生きとした動きで影武を喰らおうと襲い掛かった。

 

「チィッ!」

 

 舌打ちしながら、魔女をマミから遠ざける為に自身を餌にして逃げる。まどかたちがマミを回収して魔女から離れた場所に逃げてもらう為に。思惑通り、まどかは茫然自失としたマミを引きずって巨大なドーナツのオブジェの影へと隠れた。それを見て影武の仮面の下の男はニヤリと笑った。

 

「上出来、上出来」

 

 魔女の捕食からひょいひょい避けながら、対策を考える。引っ切り無しにこちらを取って食おうとしているこいつをどう倒すかが問題だ。先ほどの突撃殺法は苦肉の策だったし、危険過ぎる。

 悩んでいる内に、影武の周囲に使い魔が大量に湧いて来ていたのに気付き、影武は仮面の下で冷や汗を流した。

 

 軽く舌打ちしながら、無双セイバーで近寄って来る使い魔を無双セイバーで放つ銃弾で吹っ飛ばしてから、残りの弾丸を魔女の頭に叩き込む。

 だが、致命傷には至る訳も無く一瞬で元通りに再生してしまう。

 

――こいつ、これまでの魔女より再生速度が速い!

 

 本来ならば弾丸撃ちこんで再生するまでのタイムラグに無双セイバーで傷口に塩を塗り込むように追撃する手順なのだが、今回の魔女……お菓子の魔女はその時間すら与えてくれない。

 

――なんだコイツ!

 

 驚いている隙にお菓子の魔女は影武を喰らおうと大口を開けて迫る。お菓子の魔女の目に目掛けて影松を投げつけ、目潰しを叩き込む。その隙に射程距離から影武は跳んで高い位置にある足場へと離脱する。眼に影松を刺され、お菓子の魔女は苦しみだしたもののそれは数秒の出来事だった。弾かれるように刺さった影松が飛び出し回転しながら地面に突き刺さる。お菓子の魔女の目に刺さった跡は既に無かった。あるのは元のトゥーン調のギョロ目。その目には無双セイバーを構えている影武が映っていた。

 これまでの行動が無駄だった。そう言いたいのか。下で影武を凝視しているお菓子の魔女を見下ろしながら影武は舌打ちする。

 

――まだなのかよ暁美……!

 

 魔法少女が一人でも居れば状況は大きく変わって来る筈だが、肝心の近くに居る魔法少女は戦闘不能。仲間の方は何故かこちらに来ない。

 

――このままじゃ持たねぇぞ!

 

 影武の焦る心につけ込むように飛び掛かる無数の使い魔たち。それを無双セイバーで撃墜、若しくはカウンター気味に切り捨てるが如何せん数が多かった。剣道で動体視力などが鍛えられても所詮一対一のフェアな勝負。ルール無用でミサイルの如く飛び掛かる使い魔を全て見切るというのは無理な注文であった。

 

 先ずは利き腕である右の二の腕に使い魔が衝突して、火花が散り次は脚、背中とどんどん芋づる式に火花が増えてゆく。流石のアーマードライダーでもそこまでのダメージには耐えられず、影武は地面に叩き落とされ変身が解けた……

 

 

「……っ!?」

 

 しまった。と影武の変身者は眼を大きく見開いた。ふと、眼をさやかたちの方を見るとさやかとまどかが信じられないものを見ているような顔で影武の変身者を見ている。

 

 

 何故なら、影武は『早乙女和哉』が変身したアーマードライダーだったのだから……

 

 

 

「どうして……早乙女先輩が」

 

 一番驚いていたのは腑抜けてしまっていたマミを支えていたさやかだった。何故彼が変身して戦っているのか。何故ほむらと同行しているのか。和哉はほむらみたいな人間を嫌いそうな性格をしているというのに何故。というか何処から出したあんなロボット司令官みたいな声。

 まどかもまたさやか程で無いにしろ驚いていたが、これならば『マミとほむらが仲良くなる』切欠を作れるのではないかと内心期待に近い感情とこのままでは和哉が危ないという危機感が心の殆どを占めていた。

 

『まどか、さやか、このままでは彼が危ない。僕と契約を!』

 

 契約を勧めるキュゥべえの言葉を受けて驚いたままのさやかと座り込んで茫然としているマミを他所にまどかは決心した。今こそ契約する為に必要なタイミングではないだろうか? 他に思いつく願いも思いつかないし、先輩が助かるならばそれで充分だ。

 

 意を決してまどかがキュゥべえに願い事を言おうと口を開きかけた。

 

 

 

 

 その時――

 

 

 

 

「その必要は無いわ」

 

 

 

 聞き覚えのある声がその場に響いた――

 

 

 

 

 

 

 変身解除を喰らった和哉には、さやかたちにばれた際の言い訳を考える暇は無かった。解除に伴い吹っ飛んだマツボックリロックシードを回収しようと地を必死に這いながら手を伸ばす。――届きそうで、届かない。

 でも届いた所で変身に掛る時間で魔女に食い殺されてはお話にならない。地面を這っている内にも背後でお菓子の魔女という『死へ誘う存在』が鎌首をもたげている。

 

――あぁ、やばい。俺死ぬのかよ……

 

 今不思議と冷静だった。死にかけるとパニックになるものだと思っていたが。もしかしたら心の何処かで「ここで死ぬ。それが運命なんだ」って諦めているからだろうか。『諦めたらそこで終点ですよ』とか言っていた漫画に出て来る教師キャラの台詞を思い出す。

 

――いやでもこれ普通に諦めていいよねコレ!

 

 背後で自分を美味しく戴こう(深い意味は無い)としているお菓子の魔女はもうすぐ近くに

 

 

 

「アレ?」

 

 

 

 

 居なかった。何時の間にか背後すぐに居るお菓子の魔女は遠く離れた場所に居る。それに首が苦しい。そして身体が浮いている。まぁ当然か……

 

 

 

 

 暁美ほむらに上着の襟を掴まれているのだから。

 

「ぐるし……」

 

 襟から手を離して貰って立ち上がると和哉はほむらの近くにブドウアームズの龍玄が居る事に気が付いた。正直何があったか分からなかったが、まぁ今は敵では無いらしい。

 

「早乙女和哉、まだいけるかしら?」

 

 ほむらの問いに和哉は自分の状態を確認してみる。何処か痛みは無いかを。今の所は打撲程度の痛みしか無い。まだ行けるだろうと判断した和哉は頷いて答え、序でに回収して貰ったロックシードをほむらから受け取り、それを開錠した。

 

【マツボックリ!】

 

 「変身ッ!」と叫んだ後、それを上方に投げ、ベルトの前でキャッチした瞬間にベルトにセット。閉錠してベルトに固定させて間髪入れずにカッティングブレードを倒した。

 

【ロック・オン……ソイヤ! マツボックリアームズ! 一撃・イン・ザ・シャドウ!】

 

 和哉の頭上にクラックが発生して巨大なマツボックリ型ユニットが和哉の頭目掛けて落下。被さった瞬間に和哉の姿が、黒い素体(ライドウェア)へと変化。被さった大型マツボックリ型ユニットは変形して鎧の形を成し、和哉はアーマードライダー影武へと変身を遂げた。

 これまで正体がばれないように声を変えていたが、もうバレてしまったのだ。どう取り繕っても誤魔化せない。それに低い声は喉が疲れる。何処ぞのコマンドーの声真似が得意でも長持ちは出来ないのだ。

 

 出現した影松を投げ捨て、無双セイバーを抜刀。剣先を下にした下段の構えで迫るお菓子の魔女を見据えた。龍玄もブドウ龍砲を構え、ほむらは二丁のハンドガンの銃口をお菓子の魔女に向ける。

 

――さぁ、逆襲のお時間だ!

 

 今の戦力状態ならば、負ける気はしなかった。

 

 

 

 

 

 結界侵入に非常に手こずってしまった。ほむらはハンドガンを構えながら思わず下唇を噛む。想定外だった。この魔女は()()()()のものより強力で面倒な敵になってしまっている。

 

「(この()()()にはイレギュラーが多すぎる……)」

 

 強力なお菓子の魔女といい、アーマードライダーといい、政美周子といい、沢芽市といい。本来通って来た時間軸とはかけ離れた展開に向かおうとしている。

 これまでの経験則が通じないという不安がほむらの心中の7割を占めていた。残り2割は……諦め。そして1割が……『期待』だった。

 

 

 

 

 ふと、龍玄はまどかの居場所を一瞥した。どうやら3人は物陰に隠れているようで無事らしく仮面の下にて光実は安堵した。だが、マミが力なくへたり込んでいる姿がどうにも引っ掛かっていた。まさか、ほむらの言う通り死ぬ所だったのか。

 マミは元から見てても相当の手練れである事が分かる程の強さで、光実の手助けは以前から要らなかったと思えるレベルだったというのに、あのような茫然自失状態になってしまっているという事に驚きを隠せない。

 取り敢えず、今ここではっきりと分かる事は……『あの魔女が只者じゃない』という事だ。 




 
 以上、早乙女先輩が○田氏の声真似が得意だった件と、叛逆篇でなぎさちゃんブチ切れ不可避な戦闘と、影武&龍玄の共闘開始でした。

 尚、声真似の人選はテキトーなもの。特に深い意味は無い。


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