タイトルを和訳致しますと『魔弾の射手』
「さてと……」
和哉は床に落ちたグリーフシードを拾い上げて、マミのもとへ歩み寄る。そして一方的にグリーフシードをマミが持って居るソウルジェムに近付けた。ソウルジェムの穢れがグリーフシードに吸い込まれ、ソウルジェムは美しい黄金色を取り戻す。
「残り、貰うがいいか?」
「……構わないわ。アナタが先に見つけて仕事したのだから」
マミは一体何を思ったのだろうか? あっさりと引き下がるマミに、光実としては気になる所だった。
マミの同意を貰った和哉はグリーフシードを握りしめ、ポケットの中へと仕舞う。恐らくそのグリーフシードはほむらに渡すつもりだろう。
外に出ると、集団自殺をしようとしていたカルト宗教もどきの集団は皆例外なく地面に倒れていた。大元である魔女が潰されたからか。意識が無い内に脱出してしまいたい所だが、こんな夜更けに仁美を置いて行く訳にも行かず和哉は意識の無い仁美を抱き起し肩を組んで外まで運んだ。
シャッターを開けて外に出るとまどかが少し離れた所で待っていた。逃げろと言った筈なのだが……仁美が余程心配だったのだろう。
「仁美ちゃんは……」
和哉は公園の木の下に仁美を凭れ掛けさせて、まどかが和哉に仁美の安否を問う。
「死んでは居ない。じきに目ぇ覚ますんじゃないか?」
「そうですか……良かったぁ」
和哉の返答にまどかはホッと胸を撫で下ろす。そしてまどかはマミのもとへ駆け寄った。
「あの……マミさん」
マミが恐怖心に負けかけている事はまどかは知っていた。偶然とは言えまさかそんな状態のマミを巻き込むことになるとは、お詫びしようにもしきれなかった。
「ごめんなさい」と言いかけた時、マミは首を横に振った。まるで心を見透かしたかのように。
「気にしないで。誰も悪くは無いのだから」
光実がマミの事を知っていれば、こんな事にはならなかったのかも知れない。そう思うとまどかは光実にマミの事を打ち明けたくなる思いに駆られる。隠し立てするべき事でも無いのだ。打ち明けよう、光実たちにこの事を。
だが、マミの前でその事を言うのは彼女を傷付けるだけだし、言わずとも気遣っている雰囲気がバレてしまうと……どっちにしろマミを傷付ける事には変わりなかった。
どうすればいいのか、まどかには考えが付かなかった。どうすればいい? 一体どうすれば……
誰も傷付かないで済む選択肢は無いのだろうか。それが夢物語だとしても、まどかはそれを望まずには居られなかった。
「おーい、見滝原市のアーマードライダーのしょくーん」
仁美が目を覚ますのを待ちながら、悩んでいると少女の声が聴こえて来た。それは聴きなれない声でさやかや、ほむらのものでは無い。
意識を無くしている仁美以外の全員が声のした方を向くと、そこにはゲネシスドライバーを腰に巻いた少女が二人立っていた。片方はミディアムヘアでラフな格好という、快活という言葉が似合いそうな少女。もう一人は若干ウェーブ掛った黒髪ロングの野暮ったい服装で内気な(ように見える)少女。まさしく正反対な二人であった。
ゲネシスドライバーを持って、こちらにやって来たという事の意味は……
和哉と光実はまどかたちの前に立って、戦極ドライバーを取り出した。
「何の用かな?」
光実の問いに、快活そうな少女は若干お茶らけた口調で答えた。
「ドライバーを没収しに参りましたってな話。まぁ、大人しく渡してくれたら痛い目に遭わずに済むけどさ。どうせ聞かなかったりするんでしょ? てなわけで、再起不能にさせに参りやした」
「良く知っているね。話が早くて助かるよ。……でも黙ってやられてやるつもりも無いけどね」
周子からの差し金か。対話の余地なしと判断した光実は苦笑交じりに言い返し、戦極ドライバーを腰に巻き付ける。和哉は何故か黒髪ロングの少女を見て怪訝な顔をしていたが、それを光実が声を掛けた事で和哉は我に返って戦極ドライバーを巻いた。
「何だ、あの二人」
「政美周子の仲間の魔法少女、要するに敵だよ」
「成程ね……」
状況を掴めた和哉はまえに居る二人を睨みつけた。よくもまぁさやかを攫ってくれたなと言わんばかりに。
光実たちの態度を見た内気そうな少女は残念そうに、そして悲しそうに少し俯く。
「んじゃま、行きますか。行きましょーや」
「……ごめんなさいッ!」
二人は其々のエナジーロックシード(以下Eロックシード)を取り出し、開錠した。快活げな少女はマツボックリEを、そして内気げな少女は申し訳なさそうにドングリEを。
【マツボックリエナジー】
【ドングリエナジー】
「「変身」」
二人はそう言うと、ゲネシスドライバーにEロックシードをセットし、閉錠。そしてドライバーに付属しているコンプレッサーでセットしたEロックシードを絞った。
【ロック・オン リキッド! マツボックリエナジーアームズ!】
【ロック・オン リキッド! ドングリエナジーアームズ!】
クラックを介してアームズユニットが使用者たちのもとへ降下、合体し前者は黒影・真と後者はグリドンS(スーパー)へと変身した。
形状は元々の黒影やグリドンとほぼ同じだが、アームズウェポンは若干形状が異なっていた。黒影・真は長槍が十文字槍へと変化しており、グリドンSは小槌の柄がもとより圧倒的に長くなっており、最早ハンマーだ。……後者は臼とか用意すれば餅でもつけそうだ。
「「変身!」」
応戦するべく、光実たちもロックシードを開錠させてベルトにセットし、カッティングブレードを倒した。
【【ロック・オン】】
【ハイィ~ッ! ブドウアームズ! 龍・砲・ハッハッハッ!】
【ソイヤッ! メロンアームズ! 天・下・御・免!】
変身した龍玄はブドウ龍砲を。影武はメロンディフェンダーと無双セイバーを構えて、黒影・真とグリドンSと対峙する。
正面からの戦闘は難しいと判断していた龍玄は撤退のタイミングを見計らっていた。2対1ならば勝っていただろうが、今回は2対2。Eロックシード系列の中では弱い部類に入る木の実型だが、あちらは魔法少女というアドバンテージがある。正直ゲネシスドライバーを戴きたい所だったが、恐らく近づく事も困難だろう。
影武もまた、こちらに勝機は無い事に薄々気づいていた。
「そりゃぁッ!」
黒影・真が影松・真を携え、龍玄に向かって突きを放つ。それに龍玄は身軽な動きでくるりと回転し、避けつつ距離を詰めてブドウ龍砲の銃口を頭に突きつける。
だが、黒影・真は蹴りで応戦し、引き金を引く時間を龍玄に与えない。
一方でグリドンSは影武に向かって走り寄り、スーパードンカチを振り上げる。影武はそれをメロンディフェンダーで防ぐが、強烈な衝撃が影武の盾から腕へ、そして全身へと伝った。
「~~~~~~~ッ!?」
声にならない悲鳴を仮面の下で上げる。影武は衝撃に耐えきれず、第2波を恐れて背後へとふらりとよろけた。
――なんなんだコイツ……!
メロンディフェンダーを表面を見ると軽く凹んでいる。それに攻撃を受けてから身体が無暗に重い。まるで、身体を地面が下に向けて引っ張っているようだ。そしてメロンディフェンダーが格別に……べらぼうに重かった。まるで米袋を二つ持って居るかのような重さだ。
「こ、この……っ」
重しを減らすべくメロンディフェンダーを落とすと、ずしん、と音を立てて地面に落ちた。何処のドラゴンボールのキャラがしている重しだこれは。多少軽くなったとはいえいつもより身体が重くなっており、何時ものポテンシャルを発揮できない。
防ぐのでは無く回避すれば良かったと、和哉は迂闊な己を呪った。
「くっ……!」
黒影・真の追撃を躱すべく龍玄は後方に下がりつつ、龍砲を発砲して確実に距離を取っていく。近距離からの発砲だった為、何発か命中するが、下がる際に照準がブレてしまい決定打には至らない。
龍玄が影松が届かない所まで距離を取ると、両者は再度睨みあった。龍玄は龍砲の撃鉄を引いて、黒影・真の動きから目を離さずに周囲の状況を確認する。影武の動きが鈍い事に気付いた。先ほどの魔女戦までそんな素振りは無かった筈。
一体何があったのだろうか。足元にメロンディフェンダーが落ちており、小さくクレーターのようなものが出来ており、そんなに重かったのかと龍玄は疑問に感じた。
「ほらほら! よそ見している場合じゃないんだな! これが!」
「ッ!?」
龍玄が影武の様子に気を取られていた事に黒影・真に勘付かれ、彼女の突撃を躱す事に失敗。距離を詰められ振り下ろされる槍をブドウ龍砲の銃身で辛うじて防いだ。
パワー差は歴然。比較的非力な光実に出来る事はその敵の攻撃の重さを流す事ぐらいか。以前、マンゴーパニッシャーを受け止めた事があったが、あの時は兄を殺害(結局生きていたが)して自棄になっていた事と、ゲネシスドライバーの恩恵、放った紘汰の迷いがあってこそだった。
――撤退する隙が見つからないっ!
そもそも、一般人がいるこの状況での撤退はほぼ困難だった。気を失っている仁美と丸腰のまどか。そして様子がおかしいマミ。更に動きが鈍い影武。自分たちだけ逃げるという選択肢も思い浮かんだが、それは直ぐに切り捨てた。彼女らの目的はこちら側のベルトだろうが、目的の為再び誰かを人質にする事だってあり得る。もしそうなれば手の打ちようが無い。時間停止が効かない者も居る為、同じ策は通用しないのだ。
それに暁美ほむらが再び協力してくれるかどうか分かったものでは無い。そんなあまりにもリスキー過ぎるものに頼る光実では無かった。それに人を見捨てて己だけ逃げるという事は紘汰ならば絶対にしない。
――考えろ、考えるんだ……
「くそ……ったれ……!」
動きが重い影武は何時もより若干重い身体を動かしながら、無双セイバーを以てグリドンSとあまりにも危険な近距離戦を繰り広げていた。影武これ以上喰らえば身体が全く動かなくなる事を危惧していたが、退避はその重い身体では出来ず、距離も満足に取れない。
今の所、メロンディフェンダー破棄してから一撃も貰わず回避出来ている事自体が奇跡のようなものだ。……と言うより、グリドンSの動きに多少遠慮があったのもあった。
そして和哉には変身者に見覚えのようなものがあったが……そんな筈はない。気のせいだ、そうに違いない。頭がその『可能性』を拒否する。
――あの娘があんな連中と一緒な筈が……
次第に身体が軽くなってくる。恐らく、間接的に受けたものなので持続時間はそんなに無いのかもなのだろう。それを好機と考えた影武は無双セイバーの撃鉄を引き、弾丸をリロード。遠距離戦に持ち込むべくグリドンSの攻撃範囲から外れた場所から銃弾を放つ。アウトレンジからの発砲と、グリドンSの動きに迷いがあったのもあって上手く一方的な試合に運ぶことに成功した。
和哉は射撃が下手糞ではあったが、動きの鈍い相手に当てる事は出来る。
グリドンSの装甲は非常に硬いものだったが、決して強靭無敵最強ではない。必ず劣化というものが生じる。嫌という程弾丸を叩き込まれ、ふらついた所で影武は無双セイバーにマツボックリロックシードをセット。そして戦極ドライバーのカッティングブレードを一回倒した。
【メロンスカッシュ! 一・十・百! マツボックリチャージ!】
――勝機!
黒い竜巻と緑色の光両方を持った無双セイバーを上段構えで持ち、隙が出来たグリドンSに向かって走り寄る。反撃を考え、何時でも退避できる心構えをしており、影武の勝利はほぼ確実なものになる。
……筈だった。
「
その名前を黒影・真から放たれるまでは。
「えっ……」
見た事のある顔立ち、そしてその名前。想定する事を忌避していた最悪の展開だった。
影武の動きが鈍る。その隙に黒影・真が龍玄を跳ね飛ばし、ゲネシスドライバーのコンプレッサーで一回Eロックシードを絞る。
【マツボックリエナジースカッシュ!】
「うおぉおおおおおおおおおおおっ」
雄叫びを上げながら、黒影・真は一瞬迷いが生じ動きが鈍った影武にエネルギーを纏った影松・真で突撃を仕掛ける。文字通りの横槍が来るとは思わなかった影武は気付くのに時間を要し……気付いた時にはもう避けられない距離まで彼女が迫っていた。
「しまっ……」
た、と言う前に、槍の穂先が影武の装甲に直撃した。メロンアームズの防御力に助けられたか、突き刺さる事は無かったが、代わりに盛大に吹き飛ばされ、近くの木の直撃。叩き付けられ磔のようになり、剥がれ落ちるように地面へと落ちた。
「早乙女さんッ!」
光実の叫びに影武は答える事は無い。無情にも装甲が光に包まれ消滅し、傷だらけの和哉の姿が露わになるだけであった。ピクリとも動かない。完全に気を失っているようだった。
マミが耐え切れず、黒影・真を止めるべく射撃で妨害に入るが、弾丸は全く通用していない。少しだけ黒影・真は驚いたが、威力が大した事が無い事を知りホッと一息。
「巴マミってのもあんまり大した事が無いっすね」
そう吐き捨てると、マミから視界を外した。実際放たれている弾丸は当たっても火花
すら散らず、ぽろぽろと地面に落ちているだけ。傷一つすら付いていなかった。
/
「早乙女先輩ッ!」
まどかの悲痛な叫びが木霊する。ここは郊外の公園、日中以外誰も碌に立ち寄らないのでその叫びを聞くものはこの場に居る者だけ。
マミは豆鉄砲を発砲するだけで動けなかった。殺されるという恐怖心が正義感を、誰かを助けたいという気持ちを阻害する。逃げてしまえばいい等と一瞬考え付いた自分が腹立たしい。でもこのままでは皆やられる。周子の仲間だ、こちらに何をしてくるか分かったものでは無い。そうなればもう一度ほむらの力を借りれば良いなどという馬鹿な考えはすぐさま斬り捨てた。
黒影・真が倒れてしまった和哉にゆっくりと歩み寄っていく。トドメを刺すか戦極ドライバーを破壊するつもりだろう。助けに向かう龍玄はグリドンSに阻害され、最早万事休すな状態となっていた。
――やめて。
握る拳が汗ばみ、震える。暁美ほむらの仲間と言えど、彼が悪人とは思えない。それに目の前で誰かが死ぬなんてもう見たくは無い。
脳裏に押し潰される両親の姿と死にたくないともがき、わずかに残った光に手を伸ばす自分が思い浮かぶ。そこでキュゥべえと出遭い魔法少女になったのだ。
また繰り返されるのか。
そんなのは
絶対に
嫌だ。
殆ど勢いだった。魔法少女へと変身し大型化したマスケット銃を召喚。銃口を咄嗟に黒影・真に向き引き金を間髪入れずに引く。マミの事を気にも留めていなかった黒影・真はノーガードでその弾丸を受ける事になった。
「がっ!?」
(本人は言っていないが)ティロ・フィナーレによる強烈な衝撃を受けたが為に、黒影・真が大きく怯む。そして
「順ちゃん!」
グリドンSの意識がダメージで怯んだ黒影・真に向いたその時、龍玄は走り出した。これは願ってもないチャンスだと。そしてこのままだとマミが狙われる危惧もあった。
龍玄はカッティングブレードを一回倒し、そのままグリドンSを突き飛ばし、黒影・真に向かって走り出した。
【ハイィ~ッ! ブドウスカッシュ!】
そして龍玄は空高くジャンプし、紫色のエネルギーを纏った蹴りを怯んだ黒影・真に横殴りで、ベルト部分狙って叩き込んだ。
「ぁぐっ……」
直撃。蹴り倒された黒影・真は大きく吹っ飛び、衝撃でベルトが外れ、マツボックリEが外れる。完全な戦闘用であるゲネシスドライバーは戦極ドライバーより丈夫に出来ている。ソニックアローで斬られようと壊れはしない。それに狙ったのはベルト部分だ。
黒影・真の装甲が消滅し順は地面に叩き付けられた。
「くぅっ……」
ゲネシスドライバーを回収するべく、近くに落ちたマツボックリエナジーを拾い、ゲネシスドライバーの落ちている場所目指し、地面を這いつつ手を伸ばすが……龍玄の方が回収が早かった。慌てて回収する事と魔女になるリスクへの恐怖にとらわれ過ぎて考えていなかった順の失策だった。
「これは返して貰うよ……!」
順はしまったと言わんばかりに目が大きく見開かれる。そして――龍玄は戦極ドライバーを取り外し、入れ替わりにゲネシスドライバーを腰に装着。変身するべくスターフルーツEを取り出そうとしたその時――
こつんと何かが当たった。足元に何かが落ち、確認の為に足元を見やるとそこにはメロンエナジーロックシードが。それを咄嗟に拾い上げると暁美ほむらの声がした。
「それを使いなさい」
声のした方を向くと、暁美ほむらが雑木林にて立っていた。何時から居たのか、何を思って敵でも味方でもない人間に力を渡したのか分からなかったが、よくよく考えると彼女の能力があれば取り戻す事は容易だ。怪しい動きでもしたらあっという間に時間停止魔法を利用して奪われるだろう。
まぁ今は後の事はいい、今は有り難く使わせてもらう事にした。
【メロンエナジー!】
開錠したメロンEロックシードをゲネシスドライバーにセットし、閉錠させ間髪入れずにコンプレッサーでEロックシードを搾った。
【ロック・オン ソーダァ……メロンエナジーアームズ!】
クラックを介して落ちて来るアームズユニットを被り、代わりに素体もブドウのアーマーと武器が消滅。そして新たな素体を形作り新たに被ったアームズユニットが変形し鎧の形を成し、ソニックアローが出現する。
その姿は嘗て欺く為に変身した偽りの斬月の姿では無かった。それは新たなる龍玄の姿。まるで斬月・真を思わせるパーツも散見される形状。
言うなれば……
アーマードライダー龍玄・
――やった。
光実は新戦力を手にした事で、手に拳を形作った。これで状況が変わる筈だと、光実は思った。順の身体が光に包まれ、魔法少女と思われる姿に変質する。何処か忍者を思わせる風貌に両手には黒く光る苦無。
「返せ!」
クナイを振り上げて龍玄・天斬に飛び掛かるが、龍玄はそれに物怖じはせず、ソニックアローで防ぐ。そして容赦なく蹴りを叩き込んだ。それでも取り戻そうと掛って来るが龍玄・天斬はソニックアローで彼女のクナイを弾き飛ばし、押されて吹き飛び腰をついた所でソニックアローの矢先を向けた。
「……くっ」
転じて一方的だった。光実がソニックアローを使いこなしていた上に戦闘経験と反射神経の差がものを言っていた。後は、グリドンSだけだ。若干手荒い手段ながら順を降伏させようとしたその時――
「順ちゃんをっこれ以上苛めるなぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああッ!」
グリドンSの血を吐くような雄叫びと共にスーパードンカチが飛んできた。
???「ピンチはチャンス!」
???「全てはチャンスだで……」
冗談は兎も角、ゲネシス木の実組の解説を。
グリドンSの変身者、琉璃(何処ぞの姫さんとは関係ない)の能力『重力操作』触れた相手の重力を操作する事が出来る。軽くも出来るので扱いによっては味方の機動力強化も出来る(例えばカチドキに使えば高機動重装甲高火力という化け物が完成します)
黒影・真の変身者の順の能力『魔法無効化』ほむらの魔法が通じなかった原因。
但し、無効化可能なのは自分の身体に魔術的影響を及ぼしたor直接触れた魔法武器だけであって、無意識からの魔法剣や魔法弾のダメージまで無効化出来ない。特に後者の無効化は着弾と同時の無効化という高度な技を要求される為不可能に近い。無効化する前にダメージを負うのがオチ(傷を無効化は出来ない)
ねんがんの ゲネシスドライバーを てにいれた! しかしキレた琉璃が襲い掛かる!
尚、一個奪いましたが敵はゲネシスドライバーを腐るほど持って居まして。状況はマシになった程度。敵にはめんどくさいものがごろごろと残っております。ちゃんとWアームズは忘れてはいません。
RLS>ELS>LS系統が本作の力関係ですので。
一方魔法少女になれないさやか、それと益々株を下げていくトリ野郎の動向は。
伏線上鬱展開が強化される模様。ギャグを挟む余裕が全然ない。コメディ兼熱血担当として作った筈の和哉すら……
力を手にしても人間関係が益々拗れるばかり。
マミさんの復活は一時的なものです。ですが、今回のアレはこれまで放った弾丸よりだいぶ強力なものとなっております。