悪役令息(♀)のドタバタ救国記   作:黎川暁明

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我ながら今回すごく短いですねぇ。
予定通りの投稿目指したらこうなっちゃいました。
次回はもうちょっと長く書けるように頑張ります。


第11話 “最悪”を回避するには

あらすじ 先生めっちゃいい匂いだった

 

「悪いね、ハル。明日は修行をつけてやれない」

 

「大丈夫ですけど、どうかしたんですか?」

 

先生のこんな顔初めて見たな。なんか、申し訳なさそうな顔。

 

「急遽仕事が入ってねぇ。行かないわけにもいかないし、一日仕事になってしまうからハルの修行をつけてやれないんだ」

 

「そうですか…、先生、頑張ってきてくださいね!先生が帰ってきて、続きを教えてくれるの待ってますから!」

 

「ああ、なるべく早く終わらせてくるよ」

 

 

 

 

「ふわぁあ…ん…あさ、か…」

 

今日は特にすることないんだよなぁ。先生は仕事が入ったらしくていないし、午前中は勉強…午後…ヒマだ。

 

「おはようございますお嬢さま」

 

「ん。おはよ、アリス」

 

「最近は驚かれませんね」

 

「ふあぁ、さすがにもう慣れたよ。ほぼ毎朝仕掛けてくるんだもん」

 

よっぽど気抜いてるときでもなければね。

 

「チッ…朝食を用意しますのでその間にお着替えを」

 

「ねぇ今舌打ちしなかった?」

 

「気のせいでしょう。それでは失礼します」

 

「あ、ああ、うん。お願いね」

 

とりあえず着替えよ。いつも通りシャツとズボン…髪もけっこう伸びたな…もう背中ぐらいまである。こっちもいつもどおり一つにくくって、と。

今日は何しようか…

 

コンコン

「お嬢さま、朝食の準備が整いました。お着替えはお済みですか?まだでしたらお手伝いを」

 

「終わってるから要らないよ」

 

「…そうですか。」

 

油断も隙もあったもんじゃない。

 

 

 

「〜♪」

 

今日はバターの香る外はサクサク中はもっちりのクロワッサンにトマトのスープ。サラダに温かいココア。

ホテルの豪華な朝食みたいな感じだ。ん〜豪華!

 

「ふぅ、ご馳走さまでした、っと」

 

「はい。それではお下げしますね」

 

「ん、お願い」

 

さて、今日はどうしようか。魔法の修行は先生が居ないからダメ。ウチの蔵書も魔法関連は読んでしまったし…淑女教育も午前中で全部終わる。

 

 

……

 

…………やべ。

 

バッドエンド関係全然やってない。

座学は出来てるし魔法の修行も頑張ってるけど…

 

決定的なことを何も出来てない!

 

よし、今日は対策を考えよう!

 

 

 

 

 

 

 

「くぁ…ふわぁ…ぁあ」

 

「大きな欠伸ですね。お疲れですか?」

 

「んーん、お腹いっぱいになると眠くなるよねぇ。今日は魔法の修行ないし気が抜けてるのかも」

 

あ、“使える”な、コレ。

 

「左様ですか。今日これからはどうされますか?」

 

「自分の部屋でゆっくり本でも読むこよにするよ。一人で大丈夫だからアリスも好きに休んでて」

 

さぁアリス、気づいてくれ。一人で色々と考えたいんだ。言っちゃ悪いけど居られるとジャマなんだ。出て行ってくれないか…?

 

「分かりました。別の仕事をしておりますので何かありましたらご伝達ください」

 

「いや、休んでよ…」

 

まぁ何はともあれ、計画通りだ。

ゆっくり作戦を考えさせて貰うとしよう。

 

さてどうしようかな。とりあえずノートに書いていこうか。

まずは…

作中の“ハレーティア”が破滅した理由

確か…記憶が薄れてきてるな…大雑把に言えば「主人公を虐めたから」だ。

んで、なんで虐めたかって言えばハレーティアの傲慢さが主な原因だと思う。国内でも最高位格の貴族の娘、主人公は貴族のきの字もない完全な平民。自分が出来ない勉強(自分がサボってるだけ)を高水準でこなし、国全体で見ても一人しかいない光属性の魔法適正を持ち、持ち前の天真爛漫さで色んな人を惹きつける。そんな自分にはないものを沢山持っている主人公。自分より位の低い主人公を下民上がりと見下し、それと同時に持たざるものを持つ主人公に嫉妬したからだ。

甘やかされて育ったせいで我儘に、さらには傲慢になり、面倒くさがって座学も魔法もまともにしなかった。

 

やっぱ“ハレーティア”ってクズだな。理解できなくもないけど。理解できなくもないのがすごくイヤだ。

 

魔法への興味もあって魔法はかなり真剣に勉強してる。座学も高一ぐらいまでは大丈夫。だから本編の“ハレーティア”とはだいぶ離れられてると思うけど…

 

まだ作品の強制力がどれぐらいかわからない。もっと決定的な差を作っておきたい。

なんだ?何がいい。決定的な差。覆しようのない、大きな、絶対的な差…

 

勉強?性格?もっと分かりやすく…

 

容姿?悪くない、だけどもう一歩足りない

 

 

 

…性別?

 

それだ!性別!まるっきり変えなくてもいい!男装は有りじゃないか?精神は男だからきっとやりやすいはずだ。

入学は二年後、本編開始は五年後。間に合う!

顔がいいからきっとイケる!

なんなら攻略対象に紛れてやる!

 

 

よぅし!男装して本編のバッドエンド回避する!

名付けて、「D(男装して)B(バッドエンドを)K(回避する)作戦」始動!




タイトル回収の一歩目ですね。
頑張っていきます
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