悪役令息(♀)のドタバタ救国記   作:黎川暁明

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ふりがなの振り方を覚えました。
次回辺りからちょっと進化するかも。

練習↓
最終戦争(ハルマゲドン)
究極能力(アルティメットスキル)


第12話 イメージチェンジ!

あらすじ タイトル回収一歩目

 

よし、男装して本編からさらにかけ離れた状態にする!

まずは…ヨセフに食事の変更のお願いに行こう!カルシウムとタンパク質増やして貰って背を伸ばす!

運動も増やさなきゃだ。

 

 

「ヨセフ〜〜〜!」

 

今ならキッチンにいるはず!

 

「居た!ヨセフ!」

 

「おや、お嬢さま。おやつでも欲しくなりましたか?」

 

「あ♡今日のおやつなに?」

 

「今日はクッキーですよ」

 

「やった!ヨセフのクッキー好き…じゃなくて!お願いが有って来たんだ」

 

「何ですか?私に出来ることなら頑張りますよ」

 

「カルシウムとタンパク質…小魚とか牛乳とお肉をもっと増やして欲しいんだ」

 

「大丈夫ですけど…そりゃまたどうして?」

 

「背をもっと伸ばしたいんだよ」

 

「今のお嬢さまも小さくて可愛らしいと思いますが」

 

「それじゃダメなんだ。ヨセフ、お願い…」

 

必殺、幼女(外見のみ)の上目遣い!

 

「しょうがないですねぇ。まぁ、お任せください。きっと期待に応えてみせますよ」

 

こうかはばつぐんだ!

 

「ありがとう、ヨセフ!大好き!」

 

第一関門突破!次!運動!

 

 

 

「お願い!」

 

「ダメです!」

 

「お願い!」

 

「ダメです!」

 

「お願いフレッド!わたしも鍛えたいの!」

 

「ダメです!お嬢さまに怪我でもさせたらどう弁明すれば良いんですか!」

 

「自分で気をつけるから!」

 

「ダメってたらダメです!」

 

こんの分からず屋!こうなったら最終手段だ。

 

「…いいよ」

 

「ほっ、ようやく分かって」

 

「かってに鍛錬覗いてかってに一人でやるから。冷たい分からず屋のフレッドなんかにはもう頼らないから」

 

「よけいにダメです!」

 

「無駄だから。フレッドが何言ってもかってに一人で鍛えるからね」

 

「はぁ〜〜、分かりましたよ、もう分かりました!」

 

よし、勝ったッ!

 

「良いですか、無理だと思ったらすぐ辞めること。俺たちの指示にはすぐ従うこと。旦那様には自分で伝えること。一個でも破ったら金輪際鍛錬には参加させませんからね」

 

「分かった!ありがとうフレッド!」

 

第二関門も突破!お父さまもきっと大丈夫!

 

 

 

「…というわけでお願いします」

 

「ダメだ…と言っても聞いてくれないんだろうね」

 

困ったような顔でお父さまが言う。そんなお父さまも素敵です♡

 

「はい」

 

「魔法だけじゃあダメなのかい?」

 

「ダメなんです」

 

説得は無駄だぜ?お父さま。

 

「魔法のときのようにだれか家庭教師を頼むのはダメなのかい?」

 

「……わたしの家庭教師はマーリーン先生だけで良いです」

 

その手があったか!?なんてね。

 

「意思は硬いようだね。仕方がない、危険は無いように気をつけるんだよ。無理をしないこと。フレッドたちの指示にはキッチリ従うこと。守れなかったらすぐやめさせるからね?」

 

「はい!ちゃんと守るから安心して!ありがとうお父さま!」

 

第二関門完全クリア!

 

 

 

 

ほかに何が出来るかな…。肉体改造と…言葉遣いは問題ない。前に戻せば良いだけだし。

 

あ、顔。このままだと背が高い筋肉質な美女が出来上がるだけだ。

男装するならやっぱり顔も変えないと。まずは髪を切ろう。

ハサミハサミ…あった。とりあえず肩口ぐらいで…

 

ジャキ…ジャキ…ジャキ…ジャキ…ジャキン!

 

「うおー、サラサラ。我ながら綺麗な髪してるなぁ」

 

なんかこれで作れないかな。カツラ用に売ってみようか。

 

コンコン

「お嬢さま、失礼しま」

 

「あ、アリス」

 

ちょっとマズいかな。何にも相談しないまま髪切っちゃったし。

 

「あ、う、え?お、お嬢さまの髪が、な、無い?」

 

「失礼な。あるよ」

 

「う、あ、へ?わた、しはゆめ、でもみてるんで、しょう、か?」

 

「いや、現実だよ?」

 

そんなに衝撃的か?

 

「う、そ…」パタン

 

「アリスーーーッッッ!誰かーーーッッッ!アリスが倒れたーーーッッッ!助けてーーーっっっ!」

 

「どうされましたかお嬢さ」バタン

 

「セバスーーーッッッ!そんな、セバスまで…」

 

「ハル?大きな声が聞こえたけ…ど…」パタン

 

「お母さまーーーッッッ!?お父さまーーーッッッ!お母さままで倒れました!助けてーーーッッッ!」

 

「どうしたんだ、ハル!?フィナ?それにアリスとセバスまで…」

 

「お父さま…良かった…アリスもセバスもお母さまも倒れちゃって…」

 

「一体どうして…おや、随分とさっぱりしたね。髪の短いハルも可愛いね」

 

「あ、そう?ありがと、お父さま」

 

褒められた〜♪じゃない!

 

「助けてお父さま、お母さまもアリスも、部屋に入ってきた途端倒れちゃって…」

 

「ハル、髪を切ることは誰かに伝えていたのかい?」

 

「あ…」

 

「どうやらそれが原因のようだね。とりあえず、寝室に運ぼうか。フィナは私たちの寝室として…アリスはハルの部屋で良いかい?」

 

「うん。お願い、お父さま」

 

はぁ…そんなにショック?髪切っただけだよ?

 

 

 

「…ぅうん…ここは…?わたしは…何を…」

 

「あ、アリス。おはよう。気分はどう?」

 

「お嬢さ、ま…」くらっ

 

「アリス!しっかりして!」

 

「はっ!お嬢さま、髪、どうしたんですか…」

 

「切っちゃった。イメチェン…ちょっと感じ変えようかなって」

 

「そんな…私の趣味が…お風呂上がりのお嬢さまの髪を整えるのが一日最後の楽しみだったのに…」

 

「なんて言うか…ごめん…切った髪ならあるけど要」

 

「要ります」

 

「え?」

 

「ください」

 

「あ、はい、どうぞ」

 

アリスが寝てる間に纏めといて良かった。まさかこんなに食いつかれるなんて思わなかったよ…

 

「うヘヘ…お嬢さまの髪…サラサラ…良い匂い…こんなにたくさん…えへ、うへへ…」

 

「あ、あり、す…?」

 

見たことないヤバい顔してるよ…?

 

「ハッ!なんでもありません。ご心配をおかけしました」

 

「アリスが大丈夫なら私は良いよ。ところでわたしの髪は…」

 

「いただきますが」

 

「あ、そうですか…」

 

ああ、今さっきのアリス、誰かに似てると思ったら前世の姉ちゃんだ。姉ちゃんが推しのアイドルグループのライブ行った帰りに似てるんだ。あの時の姉ちゃんはヤバかった。人に見せられない溶けたお顔でした。でも三日ぐらい機嫌が良かったからありがたかったなぁ。

 

それからアリスはずっと持ち歩いてるみたいです。

たま〜〜〜に匂いを嗅いでるのを見かけます。あと匂いが薄れたっていって渡してくる。一日持ち歩いて匂いがついたらアリスに返すんだけど…

めちゃくちゃ恥ずい。

 

先生はすごく驚いてたけど、そのあと笑ってた。先生ぐらい背伸ばしたいなぁ。




アリスがハルに向けている感情はLoveですが性欲的なアレではないです。一応、念のため。
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