呪いの王に俺はなる! 作:2つ目鬼畜猫
里桜高校校舎2階にて。
「だから 死ぬんだよ。」
「無為転変」
「さあ…ラウンド2だぁぁ?」
(……何処ここ……?)
「順平! しっかりしろ!! 今直してやるから!!」
(あれ……?これって……転生って奴か?しかもこの場面、俺の声、虎杖悠仁……)
(……ふむ…なるほど…大体の状況は把握した…)
「宿儺ァ!!」
「何だ?」
(今、俺は完全っに虎杖と対峙した訳だが…もうこの状態から無実を証明する事は不可能…つまるところ、俺の立場が呪霊側に大きく傾いたと…ここから高専に媚を売ることはほぼ不可能。)
「何でもする!!俺のことは好きにしていい!!」
「だから俺の心臓を直したときみたいに…」
「順平を治してくれ!!!」
「断る。」
(まぁ…無理して高専に取りいって、人間とギクシャクしながら交友関係を紡ぐより、人間を蹂躙して無茶苦茶したほうが楽しいかな…)
「テメェ!!」
ケヒッ!ケヒッ!
「愉快愉快」
「矜持も!未来も!お前のすべてを捧げて…俺に縋ろうと!何も救えないとは!!」
「惨めだなぁ!!この上なく惨めだぞ!!小僧!!!」
(まあ兎も角…まずはこの状況を愉しまないとねぇ♪)
「クッw」
「ウハハ!!!ウハハハハハハハ!!!ウゥハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッッッ!!!!!」
(さて…此処で戦闘と洒落込みたいけども…今の俺が何が出来るか…真人の記憶は…ちゃんとあるね…なら呪力の纏い方は…オッケー。)
「ゆう…じ…何……で…」
「あぁ…順平が死んでしまったよ…哀しいねぇぇ…?」
(さて、今の俺は…何処までやれるかな?)
「ぶっ殺す!」
そのまま虎杖悠仁の攻撃…もとい…虎杖が殴りかかって来たが俺はその攻撃が俺に効くことを知っているのでしっかり防ッ!?
「ッッッーーーー(ガードしてこれかよ!)」
閉所での近距離戦闘は虎杖に分があるな…ふむ…
ならば外で戦闘かな…いや…七海がこの後に来るはずだから此処は原作道理…いや原作よりももっと悪辣に…!
「おぇぇぇぇ」
「短髪のガキに命乞いしながら攻撃しろ。」
優しい虎杖君の事だ、これで原作より時間を稼げる筈だ…。まだこの世界が原作かどうか確定して無いが、俺が憑依?転生?した以外は原作道理…と仮定して動くか。
此処で原作知識のアドバンテージを失いたく無いから七海を殺す訳には行かない。
かと言って俺がこの戦いで領域を取得する可能性はあまり無いと考えられる。
それどころか成り代わったせいで、原作で受ける事のできたインスピレーションを受けられず死ぬ可能もある。
だから取りあえずは七海を無力化し、原作との乖離を防ぐために虎杖にうまい具合に七海を助けさせるか。
さて…まずは校庭に出て…ちょうどタイミングが良かったようだね。
「やぁ、七三術式ピンピンしてんじゃん。」
「貴方にはもう会いたくなかったですけどね。」
「まぁまぁそんなこと言わずに…俺と踊ろ?」
そう言って相手に触れようと、俺は近づこうとするのだが… それを間合いを取りながらナタでいなしてくる。
たださわれば勝ちなのになかなか難しい、流石1級術師!
「無為転変」
俺は右腕を幾つかの鞭のように変化させ、七海の面を捕らえて攻撃し、
そのまま、また腕を変形させて七海を捕縛しようとしたのだが…
「シイッッ!!」
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腕が切断された!!!だが虎杖に殴られたときと違って痛みが無い。そりゃそうか真人だもんね。
そのままバックステップで俺から間合いをとってくるが、俺は痛みもないのでそのままダメージを気にせずに相手に触れようと何度も、接近する。
「クソッッ!!」
七海はナタと体術で相変わらず迎撃して来るが…疲れてきているね…ほらこことか!
「無為転変」
「ぐぉっ!?」
七海は咄嗟にナタで攻撃して来るが無駄だ!もう一丁!!
「無為転変ッッ!!」
「ぐぁぁ!?!」
今の攻撃で七海の足をボロボロに改造した。であれば当然…七海の足は遅くなってきた。
そろそろ頃合いかな? 俺は七海を校舎の壁に叩きつけ、変形した腕で押さえつける。
「チェックメイトだ七三術師」
「結局のところ、お前はただただ俺に敗れて無駄死にで、あの赤髪のガキはまだまだお子ちゃまなガキだったってわけだ」
「じゃあねおやすみ…七三。」
そして、真人が七海を殺そうとした瞬間…
「オラァッッ!!!」
…虎杖悠二がタイミングよく現れ、真人に殴りかかった。
「ッッ!殺してきたか!」
いってぇぇ〜〜!!!だが…ナイスタイミング虎杖!!!
「大丈夫か!?ナナミン!」
「大丈夫ではありません、ですがここは私が、虎杖君は退避を。」
「だけど…ナナミンその傷は…「退避を…」ッ……」
「正直…私でもこの状況は厳しい。生きて帰る保証はない。それ程に相手は強力だ、2人係で戦ってもおそらく勝てない。」
「なら一緒に逃げ…「無理です。」……」
「私は足に怪我を負っていて、相手から逃げるのはほぼ不可能。そしてこのまま2で戦った所で勝てる可能性は限りなく少ない、なので虎杖君は情報を持ち帰って下さい。それに、虎杖君が唯一あの呪霊にダメージを与えられる可能性がある。今ここで戦うより、次に繋ぎ確実に払う方が良い。」
「さぁ、早く!!」
「〜〜〜〜クソッ!!!」
…え。なんで虎杖逃げてんの?…え何もう原作崩壊したの…?
うそーーん。ちょっとテキトーにやりすぎちゃった感じ?
いや待て、それっぽい言葉で誤魔化せばいいか。
「七三術師、また会おうね〜」
「…は?」
そして俺は原作どうり体を変形させて下水道へ逃げる。
いやー危ない危ない。危うく原作を崩壊させるとこだった。
っえ?すでに崩壊してないかって? ははは たぶん このあとの流れは多分…原作どうりだろう多分…。 もしこのことが原因で虎杖が呪術師として成長しなくても、どっかで成長するだろ…主人公だし…。
っあ!!俺領域習得出来てないじゃん!!
まっ!取りあえずいいか!
さてこれからどうするか…「真人」
「夏油!」
あぁ…そういえばあの場にはメロンパンもいたんだった。
「どうだった…宿儺に虎杖悠仁の肉体の主導権の縛りはり」
そういえばそういう話だったねココは、う〜ん…取りあえず誤魔化すか。
「あぁ…全然だめ、宿儺も言うこと聞いてくれないし、虎杖もこっちの話聞かないし。」
「虎杖はともかく、宿儺はそう言うだろうね。」
「う〜ん…取りあえず。俺はこれからしたいことあるからさ…ちょっと出かけるけどいいかい?夏油。」
「はいはい…あんまり騒ぎを起こさないでね。」
「わかってるって。」
「ちなみに何をするつもりだい?」
「術式の研究として…ゴロツキやホームレスとか、人目につかない人を使ったことかなぁ。」
「計画の予定を伝えたいし、携帯で連絡するつもりだからちゃんと確認してね。」
「は〜い」
そんなこんなで俺は夏油と別れ路地裏に繰り出すのであった。