EG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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交流戦第3試合(1)


 

平原を進む

ガン([アイ])ダムデスブレイド

Jガン([アミオ])ダム

ガズR([シオリ])ヴィオーラ

 

 

「あの…

アイ先輩…。

相手の『カテゴリーF』の能力…

質量を持った残像

って…

つまり、どういう能力なんですか?」

と、アイに訊くアミオ。

 

《アミオは

【機動戦士ガンダムF91】

を観たこと無いのかい?〉

と言うアイ。

 

「いや…

観たことありますけど…

ただ…

あの『質量を持った残像』の原理が、イマイチよくわからなくて…。」

と言うアミオ。

 

《そうだね…。

あんなの、あくまで

F91がスゴいモビルスーツだってことを印象づけるための演出にすぎない

からね。〉

と言うアイ。

 

「理屈的には…?」

とアミオが訊くと

 

《F91が最大稼動状態に移行すると、機体各部の冷却フィンを展開させるんだけど、それでも機体冷却が追いつかない場合は

高熱を帯びた装甲表面を剥離させるMEPE*1

という現象を発生させ

装甲そのもので強制冷却を開始させる

んだ。

その時

機体各部の微細な塗装や装甲が剥がれ落ちることによって、モビルスーツの形状に残留した熱を伴う金属微粒子を、敵機のセンサーがモビルスーツと誤認してしまう

んだ。

それが『質量を持った残像』の原理さ。〉

と教えるアイ。

 

「それを…

意図的に発生させる

能力なんですか?」

とアミオが訊くと

 

《そう考えるのが自然だね。〉

と答えるアイ。

 

(そんなの…

どう対策すりゃいいんだ…?)

と悩むアミオ…。

 

すると

《2時方向から来たよ…!!〉

とアイからの通信が入ると同時に、Jガン([アミオ])ダムのレーダーも、2時方向から来る敵を捉えた。

 

正面モニターに、敵のデータが表示される。

 



 

【機体名】

ファイターズZガンダム

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 △

地上戦 ◎

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ベースキット】

1/144 HG REVIVE Zガンダム

 

【ガンプラタイプ】

汎用型モビルスーツ

 

【ガンプラ属性】

 

【ファイター】

ニッポ

 



 

【機体名】

イーグルスザク

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ✕

地上戦 ◯

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ベースキット】

1/144 HG シャア専用ザク

 

【ガンプラタイプ】

汎用型モビルスーツ

 

【ガンプラ属性】

 

【ファイター】

ラクテ

 



 

【機体名】

ライオンズザク

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ✕

地上戦 ◯

水中戦

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ベースキット】

1/144 HG シャア専用ザク

 

【ガンプラタイプ】

汎用型モビルスーツ

 

【ガンプラ属性】

 

【ファイター】

セイブ

 



 

Zガン([ニッポ])ダムの相手は私がする。

アミオとシオリはザクを頼む。〉

という、アイからの指示を聞いたアミオは

 

「大丈夫なんですか?」

と訊くと

 

私が何の対策も無しに『カテゴリーF』に挑むとでも思っていたのかい?

と言われてしまった。

 

「いや…

そんなことは…。」

と謝るアミオ。

 

(だよな…。

アイ先輩が何の対策も無しに『カテゴリーF』と戦ったりしないよな…。

でも『質量を持った残像』なんて、どう対処するんだろう?)

と考えていたら

 

《シオリと一緒に、ザクの相手を頼んだよ。〉

とアイに言われたので

 

「了解!!

行こう、シオリ!!」

と、アミオはシオリとともに、イーグ([ラクテ])ルスザクとライオ([セイブ])ンズザクに立ち向かうのだった―。

 

 

平原を進む

ファイ([ニッポ])ターズZガンダム

イーグ([ラクテ])ルスザク

ライオ([セイブ])ンズザク

 

 

ニッポの愛機(ガンプラ)・ファイターズZガンダムは、全身を青く塗った、無改造のHG REVIVEのZガンダムだ。

 

 

ラクテの愛機(ガンプラ)・イーグルスザクは、白と赤で塗り分けられた、無改造の旧HGUCのシャア専用ザクだ。

 

 

セイブの愛機(ガンプラ)・ライオンズザクは、白と紺色に塗り分けられた、無改造の旧HGUCのシャア専用ザクだ。

 

 

ファイ([ニッポ])ターズZガンダムのレーダーが、10時方向から来る陸高の機体(ガンプラ)を捉えた。

 

(ん…?)

とレーダー画面を見れば、1機、飛び出した機体(ガンプラ)があった。

 

1対1(タイマン)か…。)

と、鼻で笑うニッポ。

 

「ボクは、あの飛び出したヤツを殺る☆

ラクテとセイブ先輩は、残りのヤツらを頼みます!!」

と言って、ファイ([ニッポ])ターズZガンダムはガン([アイ])ダムデスブレイドに立ち向かっていった―。

 

 

(来たか…!!)

と、正面モニターに映るイーグ([ラクテ])ルスザクとライオ([セイブ])ンズザクを見据えるアミオ。

 

「相手は、色は違えど、ベースキットがシャア専用ザクだから、普通のザクよりも性能が若干高い。

シオリ、油断しないで!!」

と、シオリに注意を促すアミオ。

 

 

ビビッ島のガンプラバトルは、ガンプラは原作の設定がある程度反映される。

 

その理屈でいえば、アミオのJガンダムも、シオリのガズRヴィオーラも、ベースキットの性能は、シャア専用ザクよりも遥かに上だ。

 

だから、アミオとシオリも、普通に戦えば、負ける要素は無い。

 

だが、何が起きるか、わからないのがガンプラバトルだ―。

 

 

Jガン([アミオ])ダムに向かってくるイーグ([ラクテ])ルスザクが、右手に持つ赤いザクマシンガンからライムグリーンのビームを発射してきた。

 

(やっぱ、素のままじゃないか…!!)

と、イーグ([ラクテ])ルスザクからの攻撃を回避するJガン([アミオ])ダム。

 

くらえっ!!

と、右手に持つHWF GMG・MG79-90ミリ ブルパップマシンガンを撃つJガン([アミオ])ダム。

 

しかし…

 

Jガン([アミオ])ダムの攻撃は、イーグ([ラクテ])ルスザクにあっさりとかわされた…。

 

 

アミオの『カテゴリーF』の能力は

最初の一撃が必殺

 

しかも、その能力は

防御無視

 

シールドで防御されても敵は即死

という、チート級の能力だ。

 

だが

当たらなければ意味は無い…。

 

 

(な〜に、負けるもんか…!!)

と、Jガン([アミオ])ダムはイーグ([ラクテ])ルスザクに立ち向かっていった―。

 

 

ガズR([シオリ])ヴィオーラは、ライオ([セイブ])ンズザクのショットガンによる攻撃に苦戦していた。

 

ライオ([セイブ])ンズザクの武器はザクマシンガンではなく、ケンプファーのショットガンだった。

 

ガズR([シオリ])ヴィオーラは、ライオ([セイブ])ンズザクのショットガンの散弾による攻撃をシールドで防御していたが、散弾ゆえに全ての弾をシールドで防ぎきれず、細かなダメージが蓄積していっていた…。

 

シオリは、耐久値を確認する。

 

(88パーセント…。

これだけ残っていれば、まだ多少の無茶はきく…!!

ダメージ覚悟で、一気に接近しよう…!!)

と、ガズR([シオリ])ヴィオーラは右肩からヒートランスを抜くと、スラスターを全開にしてライオ([セイブ])ンズザクに迫った。

 

だが…

 

 

セイブは太平洋学園高等部の3年生で、身長は180センチ近くある、黒髪短髪の小太りの男子生徒だ。

 

セイブは、二刀流の流派として有名な

ワザロコト流剣術免許皆伝

という剣豪でもある―。

 

 

(来るか…ッ!!)

と、ヒートランスを持って接近してくるガズR([シオリ])ヴィオーラを見たライオ([セイブ])ンズザクは、ショットガンを捨てると、両手を腰の後ろにまわし、イフリートのヒートサーベルを取り出した…!!

 

「あいにくだが…

私は接近戦(こっち)の方が得意なのだよ…ッ

ワザロコト流剣術の奥義で斬り捨ててくれるわッ☆」

と、武装スロットから『SA(必殺技)』を選択した。

 

ライオ([セイブ])ンズザクは、両手に持ったヒートサーベルをクロスさせて、ガズR([シオリ])ヴィオーラを迎え撃つ―。

 

*1
Metal Peel-off Effect(金属剥離効果)

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