一方、ガンダムバンババーンと対戦していたビビは―。
(ガンダムバンババーン…
名前はともかく、見たところ
ガンダムマークⅡ
のようだが…
両肩に付いているのは、たぶん
増加ブースター
だな…。)
とみるビビ。
しかも、ガンダムバンババーンが止まって見えない…。
つまり、ヴァンは本当に『ニュータイプ』ということだ。
ビビにとって、アリア以外の『ニュータイプ』と対戦するチャンスなど、そうそうあるものではない―。
「くらえッ!!」
と、ビーム兵器に設定したショットガンを撃つスタークゲルググJ。
ガンダムバンババーンは、スタークゲルググJのショットガンから放たれた拡散ビームを回避しきれず、数発はシールドで防いだが、防ぎきれなかったビームを数発ほどくらった。
ガンダムバンババーンは
腰の両サイドからのミサイル
で反撃してきた。
これには、ビビも少々驚いたが慌てない。
スタークゲルググJは、飛んでくるミサイルを回避しつつ、回避しきれないミサイルは頭部のバルカン砲で破壊した。
(それはそうと、ガンダムマークⅡがミサイルなんて装備してたか?)
と、ビビはガンダムバンババーンのデータを確認した。
【機体名】
ガンダムバンババーン
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◯
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◎
接近戦 △
【ベースキット】
1/144 HGUC ジムⅢ
【種別】
汎用型モビルスーツ
【属性】
陸
【ガンプラファイター】
ヴァン
(ジ…
ジムⅢ
だと…!?)
そう…
ヴァンの愛機・ガンダムバンババーンのベースキットは、ガンダムマークⅡではなく
ジムⅢ
なのだ。
(アミオのJガンダムと同じで
ジムの頭をガンダムの頭に変えた、なんちゃってガンダム
か…★)
と、呆れるビビ。
ガンダムバンババーン―。
それは、ジムⅢの頭をガンダムマークⅡの頭に変え、なおかつ、ガンダムマークⅡのビームライフルとシールドも持っている
パッと見ガンダムマークⅡ
な機体だ。
とはいえ、ジムⅢの性能は、ガンダムマークⅡに劣るものではない―。
ガンダムバンババーンが、右手にビームサーベルを持って、斬りかかってきた。
スタークゲルググJも右手にビームサーベルを持ち、ガンダムバンババーンを迎え撃つ。
斬りかかってきたガンダムバンババーンの斬撃を受け止め、鍔迫り合いになるが、スタークゲルググJはスラスターを全開にし、鍔迫り合いを強引に押し切った。
鍔迫り合いを押し切られて、たじろいでいるガンダムバンババーンに、スタークゲルググJはビームサーベルで斬りつけようとしたが…
ガンダムバンババーンが、左腕に装備しているシールドの先端から小型ミサイルを撃った。
「うわぁッ!?」
至近距離からの攻撃だったため、さすがのビビも回避できず、直撃をくらってしまった。
そして、ガンダムバンババーンにビームサーベルで斬られてしまった。
正面モニターにも
CRITICAL DAMAGE
と表示された。
(マズい…ッ!!)
と、さすがのビビも焦った。
この状況からの打開策を考えるが…
(考えるよりも動け…ッ!!)
と、ショットガンを撃つスタークゲルググJ。
スタークゲルググJからの攻撃をシールドで防ぎながら、ガンダムバンババーンは後退していく。
そして、スタークゲルググJから離れた場所で…
突然、回転し始めた―。
◆
スタークゲルググJからの攻撃をシールドで防ぎながら、後退するガンダムバンババーン。
(アミオの彼女…
強ぇな…★)
と、ビビの強さを認めるヴァン。
(だったら…ッ☆)
と、ヴァンは武装スロットから『SA』を選択した。
すると、ガンダムバンババーンは
その場で回転し始め―
「くらえッ!!
大回転撃ちッ!!」
というヴァンの叫びとともに…
ガンダムバンババーンはビームライフルを撃った―。
◇
「え…ッ!?」
と、回転しながらビームライフルを撃つという、ガンダムバンババーンの奇策に、ビビの対応は遅れた…。
ガンダムバンババーンの『SA』・大回転撃ちの直撃をくらったケンプファー・スマッシュは、耐久値がゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。
◇
一方、アミオは―。
(こうなったら、バルカン砲でしとめてやる!!
だけど、そのためには接近しないと…!!)
と考えるアミオ。
アミオの『カテゴリーF』の能力『一度だけの一撃必殺』は、バルカン砲のような低威力の武器でも有効だ。
しかし、バルカン砲は射程が短いので、当てるためには接近しないといけない。
だが
Jガンダムが距離を詰めようとすると、ジム・キャッチャーは離れていく…。
どうやら
ハチマンは接近戦が苦手
なようだ。
(だったら
新戦法
を試してみよう…!!)
と決意するアミオ。
まずはビームライフルを撃ち…
ジム・キャッチャーが回避した方に向かって
Jガンダムは左手でハンドグレネードを投げた!!
Jガンダムが投げたハンドグレネードは、近接信管により
ジム・キャッチャーの目の前で爆発した!!
◆
Jガンダムがビームライフルを撃ってきたので、ジム・キャッチャーは右に回避したが、その方向に向けて、Jガンダムはハンドグレネードを投げてきた。
Jガンダムが投げたハンドグレネードは、近接信管により
ジム・キャッチャーの目の前で爆発した!!
すると…
「ななななな…
なんじゃとおぉおぉ…!?」
ジム・キャッチャーの耐久値がゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。
◇
(ビビは、どうなったかな?)
と、レーダーを見たら…
「えぇっ!?」
スタークゲルググJの反応が無い…。
(ビビが…
ヴァンに負けた…!?)
そうなると
アミオではヴァンに勝てない…。
『カテゴリーF』の能力を持っていても、『ニュータイプ』にはかなわない
からだ。
|アミオは降伏ボタンを押した…。
『BATTLE ENDED.』