EG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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鮮血の修道女(ブラッディ・シスター)(1)


 

鮮血の修道女(ブラッディ・シスター)』ことラミア―。

 

【挿絵表示】

 

『ニュータイプ』の女性ガンプラファイターで、赤い修道服を着ているが、修道女(シスター)ではなく、普通のOLである…。

 

 

そして、ラミアの愛機・ルリジューズ―。

 

ルリジューズとは、修道女のフランス語読みだ。

 

旧キットの1/144 ウイングガンダムゼロの胴体

旧キットの1/144 ガンダムエックスの手足

を付け

濃淡2色の赤と白で塗り分けられた機体(ガンプラ)で、背中には自作の擬似太陽炉が装備されており、右手に持つ自作のGNメイスにGNフィールドを展開(コーティング)して、敵機を殴打する。

 

このGNメイスで殴打された際、赤いGN粒子が、まるで鮮血のように飛び散る。

 

それが、ラミアが

鮮血の修道女(ブラッディ・シスター)

と呼ばれる所以である―。

 

 

ノブリス…

 

いや、ビビッ島…

 

ひいてはG国国内においても、彼女と彼女の愛機の名を知らぬガンプラファイターはいない…。

 

 

頭部を失っても、なお立ち上がろうとするリ・ガズ([トニヤ])ィの背中を、GNメイスで叩き潰すルリジ([ラミア])ューズ。

 

スタビライザーの破片とともに、赤いGN粒子が鮮血のように飛び散った。

 

そして、ルリジ([ラミア])ューズはリ・ガズ([トニヤ])ィをガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)の方に蹴飛ばす。

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)は反射的に、飛んできたリ・ガズ([トニヤ])ィをかわした。

 

ルリジ([ラミア])ューズに蹴飛ばされて、地面に倒れ落ちたリ・ガズ([トニヤ])ィは爆散した…。

 

 

〈あら?

あなた…

『ニュータイプ』なの?》

と訊いてくるラミア。

 

「は…はい…!!」

と答えるアリア。

 

〈そう…★

なら…

あなたの実力…

ためさせてもらうわ…ッ☆》

とGNメイスを振りかざして、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)に向かって突進するルリジ([ラミア])ューズ。

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)ルリジ([ラミア])ューズの突進を右にかわすと、後退しながらビームライフルを撃つ。

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)の射撃の弾道は、完璧な直撃コースだったが…

 

「あぁっ!?」

 

ルリジ([ラミア])ューズはGNフィールドを展開し、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)の攻撃を防いだ。

 

〈あなた、良い腕ね…。》

と言うラミアの声には、アリアに対する尊敬の念(リスペクト)ではなく、怒気が含まれていた。

 

ルリジ([ラミア])ューズは、GNメイスをどこかに収納すると、これまた、どこからかGNビームライフルを取り出し、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)を撃つ。

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)ルリジ([ラミア])ューズからの攻撃を右にかわし、ビームライフルで反撃するが、ルリジ([ラミア])ューズはGNフィールドを展開し、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)の攻撃を防ぐ。

 

(ダメだ…。

ビームライフルじゃ、GNフィールドは破れない…。)

と嘆くアリア。

 

たしかに、ガンダムXANGO(ザンゴー)の武器では、あらゆる攻撃を完璧に防ぐGNフィールドは破れない。

 

GNフィールドを破るためには、こちらも太陽炉搭載機でなければならない…。

 

あるいは、GNフィールドが使いにくい接近戦が有効なのだが…

 

あいにく

アリアは接近戦が苦手

だ…。

 

接近戦が苦手な自分が、接近戦が得意な相手に接近戦を挑めばどうなるか…?

 

 

アリアは降伏ボタンを押した…。

 

 

ビームライフルを捨てて両手を上げたガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)の頭上に、降伏を示す白い長方形のエフェクトが表示されたのを見たラミアは

(賢明な判断だけど…

つまらないわね…。)

と、拍子抜けした…。

 

 

あらためて、レーダーを確認する。

 

(2時方向と9時方向…。

近いのは、2時の方ね…☆)

と、ルリジ([ラミア])ューズは2時方向…

 

ヤス達がいる方向に向かう―。

 

 

「マズいよ、先生…!!

2時方向に現れて、アリアと戦っていた正体不明機は『鮮血の修道女(ブラッディ・シスター)』だ!!

アリアのガンダムXANGO(ザンゴー)の反応が無いから、アリアはやられたようだ!!」

と、ヤスに報せるアイ。

 

《な…なんだとぉーッ!?〉

と、驚愕するヤス。

 

「先生!!

ビビを呼んでくれ!!

その間、私が1秒でもかせぐ!!」

と叫ぶアイ。

 

アイは、武装スロットからMMI-714【アロンダイト】ビームソードを選択した。

 

アイが、武装スロットからMMI-714【アロンダイト】ビームソードを選択する…

 

それは

アイが本気になった

ことを意味している。

 

しかし、アイは普通のガンプラファイター(オールドタイプ)だ。

 

本気になったところで、『ニュータイプ』にかなうはずがない。

 

それでも、ガンダムデスブレイドのハイパージャマーを駆使すれば、ある程度は対抗できるはずと考え、ハイパージャマーを起動させ、スラスターを全開にしてルリジ([ラミア])ューズに斬りかかっていった―。

 

しかし…

 

 

ヤス達がいる方向に向かうルリジ([ラミア])ューズ―。

 

 

(あら?)

とレーダーを見れば、敵機が1機、こちらに向かってくる。

 

しかし、その反応が消えた。

 

(たぶん…

ハイパージャマーかミラージュコロイドね…。)

とみるラミア。

 

そこで、どこから攻撃されてもいいように、GNフィールドを展開した―。

 

 

両手でMMI-714【アロンダイト】ビームソードを持ち、ハイパージャマーを起動させ、スラスターを全開にしてルリジ([ラミア])ューズに斬りかかっていったガン([アイ])ダムデスブレイドだったが…

 

(くそっ!!

気づかれたか…!!)

と、ルリジ([ラミア])ューズがGNフィールドを展開したのを見て、悔しがるアイ…。

 

MMI-714【アロンダイト】ビームソードをもってしても、GNフィールドは破れない…。

 

(それでも…!!)

と、ルリジ([ラミア])ューズの右側から斬りかかるガン([アイ])ダムデスブレイド。

 

振り下ろされたMMI-714【アロンダイト】ビームソードは、GNフィールドの表面で弾かれた…。

 

そして…

 

ハイパージャマーの効果が切れた…。

 

 

「あらあら…☆

そんなところにいたんですか…☆」

と、右側に姿を現したガン([アイ])ダムデスブレイドを見るラミア。

 

ラミアの目には、ガン([アイ])ダムデスブレイドが止まって見えるのだ。

 

そんな、止まって見えるガン([アイ])ダムデスブレイドを、ルリジ([ラミア])ューズは右手に持つGNメイスの表面にGNフィールドを展開(コーティング)し、ガン([アイ])ダムデスブレイドを殴打した。

 

GNフィールドを展開(コーティング)したGNメイスで殴打されたガン([アイ])ダムデスブレイドから、赤いGN粒子が、まるで鮮血のように飛び散る。

 

2回…

 

3回と、GNフィールドを展開(コーティング)したGNメイスで殴打され続けたガン([アイ])ダムデスブレイドは、耐久値がゼロになり、爆散した…。

 

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