1勝―。
まだ明るい、夕方の6時過ぎ…
ビビの住むアパートのビビの部屋で…
アミオとビビは、全裸で抱き合っていた…。
1勝―。
「はぁ…★」
と、ため息をつくアミオ。
「何回目だよ…★」
とツッコむ、アミオの左隣に寝ているビビ。
「つきあきないな…★」
と言うアミオ。
「ついて、どうにかなるもんなら、私もつくが…
しかし、今回ばかりは、アミオの言う通り…
何度でも、つきたくなるな…★」
と言うビビ。
1勝―。
これは、陸高ガンプラバトル部が、ビビッ島中央区ガンプラバトル大会であげた勝利数である。
陸高ガンプラバトル部は、ビビッ島中央区ガンプラバトル大会で
【ラクダ艦隊】
【ノブリス中央高校ガンプラバトル同好会】
【影の軍団】
【ノブリス第1中学校ガンプラバトル部】
『
【ナヂコ ノブリス店】
と対戦したのだが…
『アリスの世界』のルール
【敵を全滅させないと勝利とは認めない】
により、陸高ガンプラバトル部の勝利数は『1』しか認定されなかった。
振り返ってみると…
【ラクダ艦隊】は、リーダーとサブリーダーが逃走―。
【ノブリス中央高校ガンプラバトル同好会】は【影の軍団】に全滅させられ…
【ノブリス第1中学校ガンプラバトル部】は全滅させたが…
ラミアと【影の軍団】によって、陸高ガンプラバトル部は全滅させられ…
そしてオーダー家具専門店【ナヂコ ノブリス店】との対戦で、ヤスが3回目の撃墜により
『悠久の地』から追放されてしまった…。
『アリスの世界』のルール
【チームのリーダーが追放されたら、そのチームは敗退】
により、陸高ガンプラバトル部はビビッ島中央区ガンプラバトル大会の第3ピリオドで全滅と認定されてしまったのだ。
つまり、陸高ガンプラバトル部の1勝とは、全滅させたノブリス第1中学校ガンプラバトル部…
すなわち
中学生相手にあげた1勝だけ
だったのである…。
「1勝は1勝でも…
中坊相手にあげた1勝じゃ、何の自慢にもならないな…。」
と嘆くアミオ…。
「しかも…
お前は、その
中坊に負けかけた
そうじゃないか…★」
とビビにツッコまれ、絶句するアミオ…。
「頼むから、それだけは誰にも言わないでくれ★」
と、ビビに懇願するアミオ。
「当たり前だ★
それよりも…」
と、ビビはアミオに覆いかぶさり
「なぁ、アミオ…。
ゲルググに太陽炉は付けられないのか?」
と訊く。
「付けれるけど
擬似太陽炉
という扱いなるよ。」
と教えるアミオ。
「太陽炉と擬似太陽炉って、どう違うんだ?」
と訊くビビに
「ガンプラバトルにおいては、両方とも性能的には大差は無いよ。
ただ、擬似太陽炉には
・エネルギー切れがある
・トランザムが1回しか使えない
という弱点があるけどね。」
と教えるアミオ。
「じゃ、私のゲルググに太陽炉を付けたら、強くなるか?」
と、アミオにキスをするビビ。
ビビがこういうことを訊いてくるのは、おそらく、ラミアを追い詰めながら、土壇場でトランザムで逆転負けしたことが原因だろうと、アミオは思った。
しかし…
「そればかりは、付けてみないと、わからないな。」
と、ビビを抱きしめるアミオ。
ビビのスタークゲルググ
ヘタしたら、機体バランスが悪化して、元よりも弱くなる可能性だってあるのだ。
それでは、いくらトランザムが使えても本末転倒だ…。
(それよりも…
僕の方が深刻だな…。)
と、ビビにキスをするアミオ。
アミオの
ジェガンの頭部をガンダムヘイズルの頭部に換えただけなので、性能そのものはジェガンのままの、なんちゃってガンダムだ。
今大会は
胴体に増加装甲
脚部に増加スラスター
を付けた
Jガンダムプラス
として出場したが…
まったく通用しなかった…。
(もう、Jガンダムはダメだ。
新しい
もちろん、新しい
「アミオ…ッ♡」
「ビビ…♡」
外は、徐々に暗くなり始めてきた。
部屋の電気をつけて…
ビビッ島ガンプラバトル大会の惨敗の悔しさを晴らすかのように…
アミオとビビは…
深く…
激しく…♡
◇
◇
◇
ビビッ島中央区ガンプラバトル大会の優勝チームは
アウトレットホビーショップ スルガーヤ ノブリス店
南地区、東地区、七尾島代表を合わせた4チームが決勝大会を行い…
結果、南地区優勝の
ヴィックカメラ ブルービーチ店
が優勝し、G国ガンプラバトル大会ビビッ島代表チームとして、G国本土で行われるG国ガンプラバトル大会に出場した。
しかし、2回戦で敗退したようである…。
◇
◇
◇
後日―。
陸高ガンプラバトル部の部室で、ビビの
案の定、機動性、運動性ともに、元よりも低下してしまった。
これでは、トランザムが使えても、その恩恵は無いに等しい。
一体、どうすればと悩んでいたら…
「何を悩んでいるの?」
と訊いてきたアイに、事情を説明するアミオ。
「だったら、太陽炉搭載機に乗り換えた方が手っ取り早いと思うけど…。」
と言うアイ。
「いや、このゲルググはアミオから貰った物だからな…。
できれば、コイツを使いたいんだ。」
と言うビビ。
「そう言われてもね…
知っての通り、ビビッ島のガンプラバトルは原作の設定が、ある程度反映される。
ゲルググ
最低でも2000
と言うアイ。
「えっと…
つまり…?」
と、困惑するアミオ。
「どうしてもゲルググ
太陽炉と、ゲルググ
だよ。」
と、アドバイスするアイ。
「つまり…
それなりに大がかりな改造が必要ってことか…。」
と理解するアミオ。
◇
部活が終わって…
アミオとビビはガンプラバトルアリーナ【レイト】のガンプラ販売コーナーに来た。
アミオの新しい
「…で、どんな
と訊くビビ。
「そりゃ、もちろん、ジェガンより高性能な
と言うアミオ。
「それでジェスタとか買うなよ?」
と言うビビ。
「悪くないな★」
と冗談を言うアミオ―。
しばらく、店内を物色して…
「これにするよ☆」
と、ビビにフォビドゥンガンダムを見せると答えるアミオ。
「ほぉ…
Jガンダムに見切りをつけたっていうのは、マジだったのか…★」
と驚くビビ。
「もう、これから先、Jガンダムじゃ勝てないよ。
大会での惨敗は、ある意味、乗り換えるためのきっかけになったよ。」
と言うアミオ。
「使えるのか?」
と訊くビビ。
ジェガンとフォビドゥンガンダム…
操作感覚が、あまりにも違いすぎる
はたして、アミオに使いこなせるのか、心配するビビ…。
「なんとか、モノにしてみせるよ…★」
と、自信無さ気に言うアミオ…。
(他人のことは言えないが…★)
と、自戒するビビ。
ビビだって、これから擬似太陽炉搭載機という、未知の
それも、動かすだけでなく、
ビビッ島中央区ガンプラバトル大会での惨敗を糧に、アミオとビビは、新たな道を歩き始めた―。