月面を進むノブヒコのジム・テムジンと…
アミオの新たな
《おい、アミオ…
大丈夫なのか?
その、新しい
と言ってくるノブヒコ。
「さあな…。
本格的な実戦は、今日が初めてだからな…。」
と答えるアミオ…。
アミオの新たな
ビルドストライクガンダムをベースに
頭部には赤い4本のアンテナ
頭頂部に金色のブレードアンテナ
胸部中央にV字アンテナの付いたセンサー
を装備した、赤・白・黒で塗り分けられた
機体名のフェネケースとは
フェニックスとエース
の組み合わせだ。
背中にはビルドブースターではなく
自作のバックパック
を装備したことで
飛行できなくなった。
もっとも
アミオは空中戦が苦手
なので、空を飛べないことは、アミオにとっては、さほど問題ではなかった。
そして、フォビドゥンガンダムのゲシュマイディッヒパンツァーをシールドとして装備しているので、ビーム射撃武器に対して、ほぼ絶対的な防御力をほこる。
なお、ビルドストライクガンダムはフェイズシフト装甲ではないという設定なので、ガンダムフェネケースもフェイズシフト装甲ではない…。
しばらく進むと
地面に赤いラインが引かれ
ていた。
この赤い線より先に進めるのは1機だけ
だ…。
《どうする?〉
と訊いてくるノブヒコに
「僕が行く。
ノブヒコのジムじゃ、満足に戦えないだろ?」
と答えるアミオ。
《まあな…。
じゃ、頼んだぜ…。〉
と、アミオを送り出すノブヒコ…。
赤いラインを越えて進む
まもなく、レーダーが敵機を捉えた。
捉えた敵機のデータが正面モニターに表示される―。
【機体名】
Gバウンサー・ショーコ
【ガンプラファイター】
アイーダ
【ベースキット】
1/144 HG Gバウンサー
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◯
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 △
(どこだ?)
レーダーに反応はあるが、敵機の姿が見えない…。
やがて、
(しまった!!)
と、上から降ってきた数発のライムグリーンのビームを回避する
(上から!?)
と、上を見るアミオ。
上は宇宙空間だ。
その宇宙空間から数発のライムグリーンのビームが降ってくる。
同時に、ロックオンカーソルがを
それでも、姿が見えない。
だが、拡大画像が表示されて、ようやく、敵の姿を見ることができた。
アイーダの
しかし、姿が見えればこちらのものだ―。
『カテゴリーF』に覚醒したアミオの能力は『初弾必殺』。
つまり
どんな攻撃でも、一番最初に当たれば敵の耐久値をゼロにする
というチート能力だ―。
「くらえっ!!」
と、
だが、そのうち、1発が直撃コースとなった。
「ムダだっ!!」
と叫ぶアミオ。
…はずだった。
それを見て驚くアミオ。
(そんな…!?
僕の攻撃が当たれば、敵の耐久値はゼロになるんじゃ…!?
まさか、シールドで防がれたら無効なのか!?)
もし、そうなら
敵の本体に攻撃を当てる必要がある。
「ちくしょうっ!!」
と、
◆
やむをえず、シールドで防御したのだが…
シールドの耐久値が一気にゼロになった
のだ―!!
「えっ!?
どういうこと!?」
と驚愕するアイーダ。
ただ、
バトルシステムの故障だと思ったアイーダは、試合中断を申請した―。
◇
『ただいま、バトルシステムの検査中です。
しばらくお待ちください。』
というアナウンスが会場内に流れた。
アミオとノブヒコもコクピットルームから出てきた。
どうやら、相手側のバトルシステムに、何らかの不具合が生じたようで、係員が調査していた。
「どうかしたんですか?」
と訊くアミオ。
「シールドでビームライフルを1発防いだだけなのに、シールド耐久値がゼロになっちゃったのよ。」
と言うアイーダ。
(あっ…★)
と、アミオは絶句すると同時に
シールドで防がれたら、シールド耐久値の方がゼロになってしまう
という
自分の能力の意外な弱点を知った。
(こりゃ、説明した方がよさそうだな…。)
と思ったアミオは、自分が『カテゴリーF』であること…
そして、シールド耐久値の方がゼロになってしまったのは、機械の故障ではなく、自分の能力によるものだということを説明した。
これにより、アイーダも、係員も納得し、試合再開となった。
だが、コクピットルームに戻る時、ノブヒコが
「おい、いいのか?
自分の能力のことをベラベラしゃべったりして?」
と言ってきた。
「仕方がないよ。
正直に言わないと、あの係員は異状の無いバトルシステムを調べ続けていたかもしれないんだから…。
それに、相手が試合を中断してくれたおかげで、僕の能力の弱点を知ることができた。
むしろ、感謝してるよ☆」
と言うアミオに
「それだよ!!
お前の、その弱点だよ!!」
と言うノブヒコ。
「なんだよ?」
と訊くアミオに
「弱点を知られちまったってことは、もう、お前の能力は通用しねぇってことじゃねぇか!!」
と指摘するノブヒコ。
「まぁ…そりゃそうだけど…。」
たしかに、自分の能力に、あんな弱点があるなんて想像していなかったが、しかし、アミオとて、自分の能力に依存しているつもりは無かった。
だから
「心配すんなよ。
僕は自分の能力に依存しているつもりは無いから。」
と、ノブヒコに言い切った。
「その言葉、信じるぞ…!!」
と言い残して、ノブヒコはコクピットルームに入った。
そして、アミオもコクピットルームに入る。
『みなさま。
大変長らくお待たせいたしました。
ただいまより、試合再開です。』
というアナウンスが会場内に流れ、試合が再開された―。
◇
月面で対峙する
と
先に動いたのは
右手に持つビームライフルからライムグリーンのビームを発射する
しかし、
「もう、僕の能力は通じないし使えない…。
だけど
お前の攻撃も、僕には通用しない!!」
と言い放つアミオ。
すると、
どうやら、相方と交代するようだ。
当然だが、交代するために後退する敵を攻撃してもいいが、しかし、アミオの性格が、それを許さなかった…。
待つこと数秒―。