EG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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ヂョーシンカップ一般の部(3)


 

月面で対峙する

ガンダ([アミオ])ムフェネケース

と

Gバウン([アイーダ])サー・ショーコ

 

 

先に動いたのはGバウン([アイーダ])サー・ショーコだった。

 

右手に持つビームライフルからライムグリーンのビームを発射するGバウン([アイーダ])サー・ショーコ。

 

しかし、Gバウン([アイーダ])サー・ショーコの攻撃は、ガンダ([アミオ])ムフェネケースが左手に持つゲシュマイディッヒパンツァーシールドで歪曲されてしまった。

 

「もう、僕の能力は通じない…。

だけど

お前の攻撃も、僕には通用しない!!」

と言い放つアミオ。

 

〈どうやら、そうみたいね…。》

と、Gバウン([アイーダ])サー・ショーコは後退していった。

 

どうやら、相方と交代するようだ。

 

当然だが、交代するために後退する敵を攻撃してもいいが、しかし、アミオの性格が、それを許さなかった…。

 

 

待つこと数秒―。

 

〈今度は私が相手よォッ!!》

と、アイーダの相方のスズの愛機(ガンプラ)・Gサイフォス・サチコが現れた。

 

正面モニターにGサイフォス・サチコのデータが表示される―。

 



 

【機体名】

Gサイフォス・サチコ

 

【ガンプラファイター】

スズ

 

【ベースキット】

1/144 HG Gサイフォス

 

【ガンプラタイプ】

汎用型モビルスーツ

 

【ガンプラ属性】

陸

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ✕

地上戦 ◯

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 △

 



 

スズの愛機(ガンプラ)・Gサイフォス・サチコは、右腕にドッズバスターHを付け、左腕にはドレッドノートガンダムのMA-MV04 複合兵装防盾システムを装備したGサイフォスだった―。

 

 

「くらえっ!!」

と、右手に持つビームライフルを撃つガンダ([アミオ])ムフェネケース。

 

ところが、何を思ったのか、Gサ([スズ])イフォス・サチコは左腕のMA-MV04 複合兵装防盾システムでガンダ([アミオ])ムフェネケースからの攻撃を防いでしまったのだ。

 

(何だ、あいつ?

さっきの戦闘を見ていなかったのか?)

と、あきれるアミオ…。

 

『カテゴリーF』のアミオの能力は『初弾必殺』。

 

つまり

どんな攻撃でも、一番最初に当たれば敵の耐久値をゼロにする

というチート能力だ。

 

たとえ

シールドで防いでも、ガンダムフェネケースの攻撃が当たれば耐久値はゼロになる

のだ。

 

案の定、ガンダ([アミオ])ムフェネケースからの攻撃を防いでしまったGサ([スズ])イフォス・サチコの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

 

(さて、どうする…?)

と考えるアミオ。

 

このまま、アイーダと決着をつけるか⋯

 

それとも、アイーダの相手はノブヒコに任せるべきか…?

 

《おい…オレにもやらせろ!!》

と、ノブヒコからの通信が入った。

 

「わかった。

ただ、あのアイーダって人は強いから、気をつけてね。」

と、ガンダ([アミオ])ムフェネケースはザクウォ([ノブヒコ])ーリアと交代する—。

 

◆

 

さすがのアイーダも、スズがあまりにも簡単に敗退したことにあきれていた。

 

試合開始前に、スズにはガンダムフェネケースのファイターは『カテゴリーF』だから気をつけろと忠告したのだが…。

 

しかし、こうなってしまった以上、嘆いても仕方がない。

 

今、自分のするべきことは、戦うことだ。

 

さいわい、この大会は2on2(タッグマッチ)だ。

 

1対2なら、まだ挽回できるチャンスもある。

 

しかも、先ほどのアミオの説明だと、彼の能力は一度きりのものとのこと。

 

彼の説明が事実なら、二度目は無いはずだ。

 

(よし…!!)

と、Gバウン([アイーダ])サー・ショーコは出撃した—。

 

◇

 

「あれ?

まだやってるのか?」

と、『ニュータイプ』の部の試合を終えたビビとアリアが、アミオとノブヒコの試合を見に来た。

 

「相手は誰なんだ?」

と訊くビビに

 

「【Win-K(ウィンク)】という、女の人2人組のチームよ。」

と教えるシオリ。

 

「【Win-K(ウィンク)】か…

手強いな…。」

と言うビビ。

 

そこに…

 

「うん…心配だね…。」

と、突如、アイが出現し、驚くビビ。

 

「せ…先輩…!?

どうしてここに?」

と訊くビビに

 

「情報収集だよ。」

と答えるアイ。

 

「情報収集?」

と訊くビビに

 

「ビビッ島ガンプラバトル大会が終わった今、次にみんなが力を注ぐのが

11月の『悠久の地』大戦

だよ。

夏は、ガンプラバトル大会の結果で新しい愛機(ガンプラ)に乗り換える者達が多いからね。」

と答えるアイ。

 

「なるほど…★」

と感心するビビ。

 

アイにとって、このヂョーシンカップは

格好の情報収集の場

なのだ。

 

もちろん、新型機の情報収集をしているのはアイだけではない。

 

大会参加者の全員が

11月の『悠久の地』大戦

に向けて、対戦相手の情報を集めているのだ―。

 

◇

 

アミオと交代したノブヒコだったが、Gバウン([アイーダ])サー・ショーコに苦戦していた…。

 

 

ノブヒコの新しい愛機(ガンプラ)は、彼のパーソナルカラーであるベージュと赤に塗られた無改造のザクウォーリアだ。

 

使い慣れているからか、右手にはかつての愛機のジム・テムジンの武器であるテムジンバンカーを持っている―。

 

 

Gバウン([アイーダ])サー・ショーコも無改造機だが

それでも、機動性がザクウォーリアを上回っている。

 

そのため、ノブヒコはGバウン([アイーダ])サー・ショーコの機動性に翻弄されていた…。

 

Gバウン([アイーダ])サー・ショーコの攻撃を立て続けにくらい、ザクウォ([ノブヒコ])ーリアの耐久値は60パーセントを切ろうとしていた…。

 

(ちくしょう…ッ!!

マジにヤベぇぜ…ッ!!)

と、正面モニターに映るGバウン([アイーダ])サー・ショーコを見据えるノブヒコ。

 

(何か、手はねぇのか…ッ!?

考えろ…

考えるんだ…ッ!!)

と対抗策を考えるノブヒコ。

 

しかし

何も思い浮かばない…。

 

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