ラミアの相方のジン・ハイマニューバ2型は、ガンダム・キマリスのグングニールを持っていた。
グングニールをかまえてGNスベインに突進するジン・ハイマニューバ2型。
GNスベインは左手にゼイドラソード…いや、GNスベインソードを装着して、ジン・ハイマニューバ2型を迎え撃つ。
GNスベインはジン・ハイマニューバ2型の突進をかわすことなく、左手に装着しているGNスベインソードでグングニールを捌くと、右手に持つGNスベインガンを3発撃つ。
3発撃ったうちの2発は、ジン・ハイマニューバ2型が左手に持つシールドに当たったためダメージをあたえられなかったが、1発は左肩に当たった。
あたえたダメージは微々たるものだろうが、心理的なプレッシャーはあたえられたはずだ。
ジン・ハイマニューバ2型はその場から離脱すると、大きく左旋回して、再びGNスベインに向かって突進する。
それに対し、GNスベインはGNスベインガンを連射した。
ジン・ハイマニューバ2型はシールドをかまえて、GNスベインからの攻撃を防御しながら突進する。
GNスベインもGNスベインガンを撃ちながら、ジン・ハイマニューバ2型に向かっていく。
ある程度、距離が詰まったところで
「くらえッ!!」
と、胸部のビームバスターを撃つGNスベイン。
ジン・ハイマニューバ2型は、GNスベインの攻撃をシールドで防ぐ。
だが、それにより、一時的にだが、ジン・ハイマニューバ2型は動きを止めてしまった。
その隙をついて、GNスベインはジン・ハイマニューバ2型の背後に回り込み、ビームバスターを撃った。
この攻撃は会心の一撃だったようで、ジン・ハイマニューバ2型の耐久値は一気に60パーセントを切った。
もちろん、ビビは攻撃の手を緩めない。
さらにGNスベインガンで追い撃ちをかけるが、態勢を立て直したジン・ハイマニューバ2型は振り返ってシールドで防御する。
それを見て、ビビは
(コイツ…
高機動型ガンプラの扱いに慣れてないな☆)
と確信した─。
高機動型の機体の戦い方は
基本的に止まらないこと。
その機動性をもって、敵からの攻撃を回避し、敵の懐に潜り込む。
もちろん、回避できない場合はシールドで防御しなければならないが、それでも足を止めるのは厳禁だ。
だが、ジン・ハイマニューバ2型は回避ではなく、足を止めてシールドで防御している…。
これは
高機動機の扱いが下手(または向いていない)
なガンプラファイターの典型だ…。
「いくぞッ!!」
と、GNスベインはスラスターから赤いGN粒子を噴出させて、ジン・ハイマニューバ2型に突進する。
ジン・ハイマニューバ2型は、グングニールに内蔵されている120ミリ砲で迎撃するが、回避したGNスベインは、そのままジン・ハイマニューバ2型の隣を通り過ぎ、背後に回り込んでGNスベインガンを撃つ。
対応できなかったジン・ハイマニューバ2型はGNスベインの攻撃をくらってしまった。
その時、GNスベインのレーダーが2時方向から接近してくる機影を捉えた。
ビビが正面モニターを見れば、赤いGN粒子を噴出させて飛んでくる機体が見えた。
「ラミアか…!!」
接近してくるのは、ジン・ハイマニューバ2型のファイターの相方のラミアの愛機・ルリジューズ。
ビビにとって、ラミアはビビッ島ガンプラバトル大会での因縁がある。
「ガンプラバトル大会での借りを返させてもらうぞッ!!」
と、GNスベインガンを撃ちながらルリジューズに向かうGNスベイン。
〈あらあら、何のことかしら?》
と、とぼけるラミアだが、その表情は余裕の笑みではなかった。
それは
ラミアがビビの実力を認めている証拠
でもあった。
〈見せてもらうわ…
貴女の新しい機体の性能を…!!》
と、ルリジューズは右手に持つGNビームガンを撃つ。
ルリジューズからの攻撃を回避しつつ、GNスベインガンで反撃するGNスベインだったが、ルリジューズはGNフィールドで防御する。
(厄介な…。
でも、GNスベインソードにGNフィールドを展開すれば…!!)
と、GNスベインは左手に装着しているGNスベインソードの表面にGNフィールドを展開する。
展開されたGN粒子により、GNスベインソードの表面が赤く淡く輝く。
それを見たラミアは、ルリジューズのGNフィールドを解除した。
GNフィールドを展開した武器だと、GNフィールドを突破できる
からだ。
ルリジューズも、右手に持つGNメイスの表面にGNフィールドを展開する。
「いくぞッ!!」
と、GNフィールドを展開したGNスベインソードでルリジューズに斬りかかるGNスベイン。
GNスベインの斬撃を、GNメイスで受け止めるルリジューズ。
ジルスベインソードとGNメイスがぶつかりあい、真っ赤なGN粒子が飛び散る。
真っ赤なGN粒子を飛び散らせながら、激しい剣戟を繰りひろげるGNスベインとルリジューズ─。
GNスベインとルリジューズの一進一退の攻防を見る大会の参加者達が喝采をあげる。
「ビビッ!!
がんばれぇッ!!」
と、アミオも声援をおくっていた─。
「もらったぁッ!!」
それは、ビビが見つけた、ほんのわずかな隙─。
ルリジューズがGNメイスを振り上げ…
右の脇腹がガラ空きになった─!!
GNスベインは、ガラ空きになったルリジューズの右の脇腹めがけてGNスベインソードで突いた─!!
ルリジューズの右の脇腹から火花と赤いGN粒子が散った─
その直後─
ルリジューズがGNスベインの左腕にGNメイスを振り下ろした。
その衝撃で、GNスベインはGNスベインソードを手放してしまった。
だが─
「あああ…ッ!!」
と雄叫びをあげながら、GNスベインは右手に持つGNスベインガンを撃った。
さすがのラミアも、至近距離からの射撃は回避も防御もできなかった。
GNスベインの射撃をくらい、火花を散らして吹き飛ぶルリジューズ。
GNスベインは連続攻撃をかけようとしたが…
そこに、ラミアの相方のジン・ハイマニューバ2型が駆けつけた。