設定めちゃくちゃかもしれないが許してくれ。
第1話
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なんだ、この知識は?
──────────生き抜く為の知識だ
なんだ、この
──────────生き抜く為の
なんで、俺は生きなければならない?
──────────お前が、
「そんなもの俺は望んでいない!何で…こんな……」
──────────生きろ、生きて銃を
「俺は……俺はッ……!!」
「おいおいこんな所にいたぞ!」
「時間かけさせやがって」
「ちょっと絡んだだけなのにぶん殴りやがって、やり返される覚悟はあるんだろうなぁ!?」
「…………放って置いてくれないか?俺は今、虫の居所が悪い」
「あぁ?舐めてんのかテメェ?このまま終わったらヘルメット団としての威厳が下がっちまうだろうが!?」
「そうだそうだ!!ボコ殴りだー!!」
「そうか……では、死ね」
「な、なんだ!?銃が空中に…ぐぁ!?」
「リ、リーダー!?キャアアア!?」
それは、とある夜のブラックマーケットで起こった一幕。ブラックマーケットの路地裏から守護者が誕生した瞬間だった。
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「ブラックマーケットの守護者?」
「そうです先生、彼は神出鬼没。ここで活動するマーケットガード等の治安部隊とは別に活動していて、マーケット内での圧政や抗争の時のみ姿を現し武力をもって鎮圧する。そんな存在です」
「うへぇ〜、めんどくさい奴だねぇ」
「ん、つまり敵ってこと?」
「いえ、彼は基本的に無害です。ただしブラックマーケット内で事件を起こすとすぐさま出現し、鎮圧します。そして事件を起こした相手に対して罰金を請求して払えないのなら別の手段で請求するみたいです」
”つまり、ここで暴れるのはマズイってこと“
「そうです。彼はかつて、単身でマーケットガードと戦い、ほぼ無傷で勝利しています」
「ねぇアヤネちゃん。それってヤバくない?」
『やばいですね、確かマーケットガードにはオートマタだけでなく、戦車や対地攻撃ヘリコプターまで配備しているはずなのにそれを単身無傷で圧勝?バケモノじゃないですか』
「う〜ん、銀行に襲撃するのはマズイかもしれませんねぇ〜」
「ん、ノノミ。でも私達のお金を持って行ったアイツ、銀行に入った」
「そうだねシロコちゃん。銀行に手がかりがある以上、入手するしかないよね」
“私も色々探ってみたけど他に道はなさそうだしね。もしもの時は直接戦闘はせず、撤退に徹するよ”
「「「「『了解!』」」」」
ホシノ達アビドスは手慣れた手つきで覆面を被る。
「あぁもう!どうなっても知りませんよ〜!?」
「みんな、銀行襲うよ!!」
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銀行襲撃後、
「ん、思ったより上手くいった」
「よかったですね〜、ブラックマーケットの守護者が現れなくて」
「ホントですよ!もし現れていたら…」
「現れていたら……なんだ?」
一息つくヒフミ達だったが、突如響いた見知らぬ声を聞き先生を守るように陣形を組む。
「ん、なんだ?覆面水着団と聞いていたが、覆面しか合っていないではないか」
先生の視線の先、そこには黒のコートを身を包み、頭にヘイローがある青年が立っていた。*1
「君は……」
「ん?その制服……トリニティか?それにその盾…アビドスか」
「ん!?もうバレた!?」
「お、男のヘイロー持ち!?何者よあんた!?」
「ダメですセリカちゃん、彼は────」
「私は、ブラックマーケットの守護者。一応聞いてやる、何故銀行を襲撃した?」
「それは私が説明させてもらっても?」
「ん?ヘイローのない大人?そうか、貴様がシャーレの先生か」
「知っているなら話がはやい。私はアビドスの借金を返済したいと考えている。だが、恐らく大人達による策略でお金の流れが読めてない。だからこそアビドス高校が払ったお金の流れを調べるため、銀行に襲撃し、集金書類のみを奪取したんだ。誓ってお金は取っていないよ」
「そうか、襲撃する以外に道はなかったか?」
「なかった。証拠がない以上、大人達は隠し続ける」
「それはそうだな、だが、ブラックマーケットで暴れた以上、落とし前はつけさせてもらう」
「ま、待ってくれ、他の選択肢は────」
「ない……つもりだったんだが、アビドス…いや、その盾の前の持ち主には借りがある。そこに免じて今回は見逃してやる」
「ホシノ先輩の盾の前の持ち主?なんだがよくわからないけど見逃してくれるのね?」
「くどい、それともここで囚われたいか?」
「……ありがとう。みんな、行こう」
「ん、わかった。アヤネ」
『はい、ナビゲートは任せてください』
「……みんなは先に行ってて、私は彼に聞きたいことがある」
「え、ホシノ先輩?」
「……皆さん、ここはホシノ先輩に任せて早く
「ちょっ!?ノノミ先輩!?力がッ、強い!!」
ノノミはセリカの腕を引っ張りながらホシノをウィンクする。
「ありがとう、ノノミちゃん」
「それで、聞きたいこととはなんだ?」
「前の持ち主……貴方はユメ先輩を知ってるの?」
「そうだな、かつて、一時的にだが世話になったことがある」
「先輩は……」
「いい、言わなくていい。お前がその盾を持っているということは
「ッ!!」
「ほら、さっさと行け。そろそろマーケットガードがここを嗅ぎつけてくるぞ」
「……ありがとう」
「勘違いするな、私は借りを返しただけだ。次問題を起こしたなら、それ相応の代価を頂く」
「…………わかった」
少し名残惜しそうにしながらも、ホシノは先生たちを追いかけてブラックマーケットから出ていった。
「しかし、
「ククク、貴方がそれを言いますか」
「それで、何のようだ?」
「いえ、珍しいこともあったものだと。ブラックマーケットで問題を起こした集団を見逃すとは…」
「アビドスには借りがあったからな」
「ふむ、本当にそれだけですか?」
「………何が言いたい?」
「ククク、本当にお人よしですね。この付近には居場所を失った学生の溜まり場があります。もし戦闘が過激なってそこにも被害が及ぶことを危惧した貴方は戦闘以外の提示をした。違いますか?」
「本当にムカつく奴だなお前は」
「クククククククク!」
「そして気色悪い。言っておくが危惧しただけだ、もしもの場合は戦闘はしていた」
「それはそうでしょうね。しかしアレが先生ですか……」
「私からしても
「ほう?貴方の目にはどう見えました?」
「お人よし、そして人誑し、だな。そうだ、先生が持っていたタブレット、アレはなんだ?」
「シッテムの箱ですか?アレは確か連邦生徒会長が残した遺産だったかと…」
「なるほどな、それでか。あの
「なんと!それほどですか!?ククク、これは面白くなってきましたね。……おや、もう行くのですか?」
「他に話すことはないだろう。あぁそうだ、私はこれ以上アビドスに関与する気はない。向こうから接触してきたら別だが、今の所お前の邪魔はしないつもりだから安心しておけ」
「ククク、そこまでわかった上で会話していたとは…………本当に食えない人だ」
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「はぁ、
「いたぞ、守護者だ!」
「今日こそ
路地裏から出ると、そこには大量のマーケットガードが集結していた。
「はぁ…
「そんなものどうでもいい!今は貴様を殺すことが先だ!!」
よく見ればリーダーと思われる人物は、かつて
「かつて大負けしたお前達に私が殺せるとでも?」
「ハッ、虚勢はよせ。今貴様が持っている武器はその銃だけだろう!?」
「…………
「舐められたものだ。撃てー!!」
マーケットガードのヘリ、戦車、重装甲のオートマタ達から大量の弾丸が守護者に降り注ぐ。
だが、守護者は慌てず冷静に左手を前に出し、自身の神秘を呼び覚ます
「
すると、何も持っていなかった左手に無骨な盾*3が現れる。
守護者は盾を使って降り注いでくる弾丸を難なく防ぎ、右手に持った拳銃で一番近いオートマタを撃ち抜く。
「な!?あの盾何処から!?」
「攻撃は終わりか?ならばこちらからだ」
銃撃が止んだ瞬間、守護者は盾を捨て司令塔目掛けて走り出す。
「馬鹿め、盾を捨てたならまた攻撃──がっ!?」
「「「「リーダー!?」」」」
「させるわけないだろう」
盾を捨てた守護者の左手にはいつの間にか白い短剣がくっついた拳銃*4が握られていた。
「くっ、相変わらず変な技を……!?」
「よそ見は、禁物だ!!」
守護者は、2丁の拳銃で、ヘイロー持ちを撃って気絶させながら、短剣の部分で重装甲のオートマタを紙切れの様に切り裂いて部隊を殲滅していく。
「へ、ヘリ!戦車!何をやっている!?」
「み、味方がいるため打てないとのこと!」
「ならば味方ごと撃て!!」
「よ、よろしいのですかリーダー!!」
「構わん!!それで守護者が倒せるならばッ……!」
リーダーからの指示を受けたのかヘリが味方ごと打つために標準を定める。
「
だが、ヘリが掃射するよりも速く弓を構えた守護者が矢を放つ。
「
音速を超えて放たれた矢はヘリを撃ち抜き、空の雲をくり抜いた。
「う、嘘だろう……ヘリが!?」
「次は戦車か」
「!?戦車回避しろ!!」
「もう遅い!」
弓が消え、黒い拳銃*5を構えた守護者はその銃口から黒くひびが入った弾丸を放つ。
「I am the bone of my sword」
弾丸が戦車の装甲を貫き車内に入る。
「So as I pray」
そして車内に刺さった弾丸が脈動する。
「
弾丸から剣が溢れ出し、すぐ車内を埋め尽くす。それだけでは足らず内側から無数の剣を突き出しながら戦車を大破させた。
「さて……自慢のヘリと戦車、ついでに重装甲のオートマタを全滅させたが、まだやるか?」
「……………………クソッ!!」
「
呟いた言葉に、反応するかのようにヘイローの歯車が廻りだす。
──────────守れ
「……何をだ?」
──────────守れ
「何故だ?」
──────────守れ!
「だから何をだ!?」
──────────世界を、守れ
「世界を?」
──────────……………………
「おい、何から世界を守るんだ?」
…………………………………………………………
「…………はぁ、途切れたか。さて、珍しく
これは、ブラックマーケットに誕生した守護者が、自分が何者か定義するまでの物語である。
続く………かな?
ぶっちゃけ未定です、勢い任せて書いたので。
少し細くしておくと、「謎の声」は型月でいうアラヤです。
彼は「謎の声」によって、青年の姿でブラックマーケットで産み落とされました。因みに名前はありません。