黒き守護者の活動記録   作:タスク・アスク

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ビナー戦ラストです。
駄作なので色々と書き直しました


4話

 

「ブラックマーケット付近で謎の機械が暴れてる?」

 

カイザーPMCを打倒し、ホシノを奪還した先生。だが、その余韻もつかの間、アロナがSOS信号を受信した。

 

『そうです先生、かなり大きい蛇型の機械が街を破壊してます!!』

「情報ありがとうアロナ。みんな、ブラックマーケット付近で巨大兵器が暴れているみたいだ!すまないが力を貸してほしい!!」

「「「「「「もちろん!!!」」」」」」

「ここまで来たなら何処までも付きわうわよ先生!!」

(しゅ、出費が増える……イヤー!?何でこんなこと言っちゃうの私ー!?)

「わー、頑張るねアルちゃん!」

 

「おじさんとしても、ここで名誉挽回させてもらおうかなー?」

 

アルが少し顔を引きつらせていたがそれを見抜けたのはムツキだけだった。

 

『皆さん、急いで乗ってください!』

「わかった!!」

 

アヤネが操作しているヘリ*1に先生と便利屋、アビドスの面々が乗り込んだ。

 

「アロナ、今どうなっている?」

『はい………こ、これは…』

「……アロナ?」

『どうやら何者かがビナーと交戦中、生徒ではないみたいなので誰かまでは特定出来ませんでした』

「わかった……アヤネ、もっとスピード出せる!?」

『もうやってます!!』

 

ヘリが目的地に近づいて来たその時、轟音が響き渡る。

 

 

《■■■■■■■■■■!!!》

「……ッ!?なんだ!?」

『せ、先生、外を…外を見てください!!』

 

外を見ると、そこにはボロボロの白き巨大な機械が口元から鉄をも溶かす熱線を放っていた。

 

「あの化け物、一体どこに向かって放ったんだ?」

「……ん?」

「どうかしたホシノ?」

「ねぇ先生、あのビーム…何かに押し負けてない?」

「……え?」

 

化け物(ビナー)の方を見てみれば()()熱線(ビーム)を突き破りビナーに接近している。

 

《■■■■■■■■!?!?!?》

()()は一体……?」

『先生、()()は矢です。矢にしては少し大きいですけど、一本の矢がビームを貫通していきます!!』

「………え、矢?()()が!?」

「先生見えたの!?……ていうか矢!?」

「私も解析してみてわかったんだけど……矢なんだぁ〜()()が………」

「あ、刺さった」

 

アヤネ達が驚愕の表情を浮かべている間に

化け物(ビナー)に突き刺さった矢が光り輝き……爆発した。

 

『……!?皆さん衝撃に備えて!!!』

 

爆発によって発生した突風がヘリを揺らす。

 

「わぁ!?」

「危ない!」

「た、助かりますぅ」

 

空中に浮いて壁に激突しそうになったムツキをノノミが掴んで支える。

 

『…ッ!不安定ですが、このまま降下します。皆さんも出撃用意を!!』

「待ったアヤネ!あの化け物が移動を開始した!」

「それも凄いスピードだよ〜!」

『了解です、進路変更!降下せずこのまま進みます!!』

「うん、お願い!アロナ、進む先に何かある!?」

『コレは……人がいます!それに……あそこに居るのはブラックマーケットの守護者です!!』

「え、まずいじゃん!!」

「先生、どうしたの!?」

「あの化け物の移動先にブラックマーケットの守護者がいるって!!」

「え!?……あ、ホントだ!!」

 

アヤネ達はヘリの窓を覗き見る。そこには歯車のヘイローに黒い外套を羽織った少年が化け物(ビナー)に向かって前見た時も持っていた黒い短剣が付いた拳銃を構えていた。

 

「ちょ!?そんな銃であの化け物が倒せるわけが……!?」

『先生、皆。少し離れた場所に着陸するので出撃用意を』

「わかった、皆……行くよ!!」

「「「「「「「「了解ッ!!」」」」」」」」

 

アビドスの面々と便利屋の面々は各々の(武器)を構え、ヘリから飛び降りる。

 

「先生はここ(ヘリ)で待機を……」

「いや、私も行くよ」

「へ?でも危険だよ!?」

「大丈夫、恐らく戦闘はもう終わってる。それに───」

『先生、確認した限り戦闘は既に終わっています。ブラックマーケットの守護者さんの勝利です。ですので───』

「彼と話してみたい」

『彼と話すことを推奨します』

 

先生の覚悟を決めた表情に生徒達は息を呑む。

 

「………わかった。おじさんが責任を持って先生を守るよ。みんなもそれでいい?」

 

やがてホシノが諦めた顔でため息を吐き、他の面々も諦めた感じにため息を吐いた。

 

──────────────────────────

 

先生達が現場に到着すると、化け物の残骸の上に彼はいた。

 

「シャーレの先生?こっちはかなり疲れているんだが、何かようか?」

 

(無銘)は警戒しながら先生に問いかける。

 

「先に聞こう、この状況を作り出したのは君かい?」

「あぁそうだ」

「……ッ!!」

 

その言葉にシロコは銃口を無銘に突きつける。

 

「勘違いしないでほしいが、先に暴れたのは(ビナー)だ。私は暴れているビナーを止めるため、戦ったにすぎない。……ま、結果はこの惨劇だがね」

 

(無銘)は周囲の瓦礫に目を向けながら肩をすくめる。

 

「ビナー?」

『あの化け物(ガラクタ)の名前ですよ先生』

「……ッ!?黒服、どこから……!?」

『ここですよ』

 

(無銘)の右肩付近にドローンが飛んでいた。

 

『先程振りですね先生、それとホシノさん。契約の件は大変お世話になりました』

「……、誰?」

『失礼、このような形ですみません。私は黒服、ホシノさんに借金の肩代わりを提案した者です』

「ん、つまり敵ってこと?」

『いえいえ、私はあくまでビジネスの。「黒服、何の用だ?」……嫌われたものですね』

 

先生は生徒達を庇うように警戒しながら前に出て、黒服に問いかける。だが、黒服が喋る前に(無銘)が喋りだした。

 

「お前、そっちでも(ドローンでも)喋れたのか」

『えぇ。万が一、イヤホンが破壊された時の対策として準備していました』

「答えろ、黒服!!」

『……あぁそうでしたね。実は私、無銘さんとは契約を結んでいましてね』

「無銘?」

「私の名だ」

「あんた、そんな名前だったのね……」

「パッと思いついて付けた名だ。意味はない」

 

名前の由来を聞き、アヤネはジト目を送る。

 

『その契約の内容に抵触する問題が生じた為、無銘さんをサポートしていました』

「その問題というのが……」

『ビナーです。ビナーについては…災害をもたらす巨大兵器………とでも覚えておいてください』

「そうだな、それにさっき私が壊したからな」

「うへぇ〜、これを一人で倒したんだ〜」

 

ホシノがビナーの亡骸を見ながらおちゃらけた感じに言っているが、目は笑っておらず警戒した目をこちらに向けていた。カヨコも警戒しているのか、銃のセーフティは外したままだ。

 

「……………今、お前達と敵対する気はない」

「その言葉、信じてもいい?」

「少なくとも、一回見逃した私が一回見逃せと言うのは間違いではないと思う」

「それ、私達(便利屋)には通用しないよ〜」

「………そうか」

『これ以上の問答は不要でしょう』

 

無銘の背後に黒い穴(ゲート)が開く。

 

『無銘さん、一旦帰ってきてもらってもいいですか?』

「……あのヘビ(ビナー)は放っておいていいのか?」

『あの巨体を運ぶのは手間がかなりかかるので仕方ありません。それに、データはとれたので、成果はあったと思っておきます』

「わかった」

「…ッ!待っ……」

 

先生が言葉を言い終わる前に黒い穴(ゲート)に向かって歩き出す。

 

「ん、このまま説明もなしに行かせるわけにはいかない」

「うんうん、もうちょっと話そうよー」

 

シロコとムツキが飛び出し各々の武器を持って無銘を足止めしようとする。

 

神秘投影(トレース・オン)

 

だが、突如空中に同じ銃が二丁出現する。

 

「アレは…私の「Eye of Horus」?」

「何でアンタがホシノ先輩の武器を……」

壊れた神秘(ブクローン・ファイヤ)

「…ッ!?二人とも危ない!!」

 

空中にある二つの銃が神秘の過剰暴走によって銃身を破裂しながら、シロコとムツキに向かって戦車の轟音のような音を鳴らしながら放たれる。

 

「くっ!」

「やばっ!?」

 

余りのスピードに、回避が不可能だと悟った二人は被弾覚悟で腕を交差する。

  

「───ッ!!!」

 

轟音とともに着弾した場所から土煙が巻き起こる。

 

「そんな……シロコ先輩……」

「ムツキ?返事をしなさい!!」

 

そして、土煙が晴れると目の前にピンクの髪をなびかせ、盾を構えたホシノが二人に庇っていた。

 

「あ、危なかった〜、二人とも大丈夫?」

「ん、平気」

「ありがと〜」

「いやいや、こちらもかなり踏ん張っていたのに二人が支えてくれなかったら衝撃で吹き飛ばされていたよ〜。全く、戦車の大砲以上の威力だよ」

 

ホシノが庇ったお陰で誰も怪我はしなかった。だが、無銘の狙いはまさにソレだった。

 

「そうだろうな、仲間意識に強いお前らなら()()すると思った」

『先生、無銘がっ!!』

「…ッ!?しまった!?」

「では、さらばだ先生。次はもっと穏やかな場所で出会うことを祈ってる」

 

衝撃で誰も動けないことを確認した無銘は、そのまま黒い穴(ゲート)へと入ってしまった。

 

──────────────────────────

 

黒い穴(ゲート)を抜けると、そこはいつも黒服と会う為に利用しているブラックマーケットの裏路地だった。

 

「無銘さん、お疲れ様でした。これからどうされます?」

「……マエストロは?」

「彼は帰りました」

「そうか、ならばこれは返しておいてくれ」

 

無銘は今まで付けていたマイクイヤホンを黒服に差し出す。

 

「それはそのまま持っておいてくれて構わないとのこと。あぁ、安心してください。盗聴器の類は入れていませんから」

「そんなことなど私もわかっている。いいのか?」

「むしろ()()で連絡を取りたいと」

「…わかった、私は帰る」

「おや、もういいので?」

「疲れたんだ。もう寝たい」

「わかりました。これからの方針やゴルコンダとデカルコマニーとの交流に関しては明日報告をいれさせたいと思います。本日はお疲れ様でした」

 

その言葉と共に黒服は闇に消えていった。

 

──────────目標の達成、確認した

「……で、何か報酬はあるのか?」

──────────報酬を検討……いいだろう。情報の閲覧を許可しよう

「ん?情報の閲覧?どういうことだ?」

──────────すぐにわかる

「は?……グッ!?これはッ……!!」

 

無銘の目の前には様々な武器の情報が映りだす。

龍殺しの剣(バルムンク)死刺の槍(ゲイボルグ)炎の聖剣(ガラティーン)音奏でる弓(フェイルノート)湖光の聖剣(アロンダイト)色鮮やかな剣(ジュワユーズ)、そして……星の聖剣(エクスカリバー)

古今東西の武器の情報が頭の中を通り過ぎていく。

 

──────────報酬は以上だ

「フー、フー…」

 

大量の汗をかきつつも、息を整える無銘。全ての情報が流されたことを見届けた謎の声(クライアント)は一言言っていなくなった。

 

「……確かに戦闘に役に立つだろうが、唐突すぎる。帰って寝よ」

 

──────────そうして、怒涛の一日が終わった。様々な陣営に多大な影響を与えて……

*1
雨雲号




駄文すぎたな〜
実は無銘さん、投影出来たのは前回までで投影した宝具といくつかの銃、そして日用品だけでした。やったねレパートリーが増えるよ!

次は無銘の鍛錬、です。

それはそうと、刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルグ)をどう扱うか迷ってる。矢として使うか、投げるか、蹴るか、銃弾にするかで。
下にアンケートあるからよかったら答えてくれ。

感想、評価、誤字報告よろしくお願いします。

ゲイボルグ、どう扱う?

  • 投げる
  • 蹴る
  • 矢にする
  • 銃弾にする
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