古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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第一章 古代の縁
目覚め


 目が覚めた、どこともしれぬ森の中。目覚めたばかりなのに森という言葉がわかった。そして異様に視線が低い、もともとが高かったと思うのは気のせいだろうか。近くに小さな池がある、水面に映った自分を見て驚いた。そこにいるのは白い毛を持ち尾の先が赫い狐だった。

 自分の名前も分からぬまま歩を進める、狐であることに疑問はなかった。そういうものだと自然と認識した。周りに同族はいないので一人で生きていくしかないようだ。

 自分を認識してから数ヶ月、俺はなんとか生きていた。狐の本能か、どうすればいいかがなんとなくわかるのだ。

 そんなこんなで1年がすぎてわかったことがある。この世界には妖怪と言われるものがいることだ。だが人間は見つからなかった。それでも生きること数十年、尾が二つになっていた。

 俺は妖怪、いわゆる妖狐だった。長い影だったため薄々感づいていたが、これで確信が持てた。妖怪の知り合いも増えできることも分かってきた。

 

 「少しは成長したか?陽月(ひづき)

 「ああ、妖狐の力は網羅できたぞ、それに程度の力もわかってきたところだ」

 

 こいつは一鬼(ひとつき)、鬼だ。ここらへんの親玉で初めての友で、妖怪の常識なんかも教えてくれた。そして陽月というのは、俺の名前だ。なんでも逢魔ヶ時の陽と月が同時にでている時に、出逢ったからだそうだ。そして程度の力、それは唯一無二の固有の力、人も持っていると一鬼が教えてくれた。ちなみに一鬼は【結晶を操るの程度の能力】で俺は自然に干渉できるらしい。名前という名前は分からないが、チートだ、分かりやすくチートだ。

 

 「そうだ近々宴会があるがお前も参加するか?」

 「もちろんそうさせてもらう」

 

 こんな感じで、面倒見もよく、声をかけてくれる。

 

 「これが宴会か、次も参加したいな」

 「それなら次からは酒を持ってこい、近くに人間が住む場所がある、お前なら持ってこれるだろう」 

 「わかった」

 

 宴会を楽しみ次も行くことを告げると、酒を条件に出された。流石に楽しみたいので、行ってみることにする。最近覚えた変化の力で人に化ける。

 

 「相変わらず可愛いな」

 「ほっとけ」

 

 そう変化で人に化けるとなぜか子供みたく小さくなり、性別は男なのに髪が伸びていて女みたいになる。髪はキツネの時と同じ白に近い色で目は赫。尾と耳は隠せていないが、少しはリスクを減らせると思い、人の住む街へ進んでいく。ちなみに、何のおまけか知らないが変化の時に服も一緒に出てくる、和服で巫女服に近いが動きやすいので文句は言わない。




初めての投稿です。誤字や分かりづらいです表現もあるかもしれません。温かい目で見守ってくれると幸いです。今後ともよろしくお願いします
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