目覚め
目が覚めた、どこともしれぬ森の中。目覚めたばかりなのに森という言葉がわかった。そして異様に視線が低い、もともとが高かったと思うのは気のせいだろうか。近くに小さな池がある、水面に映った自分を見て驚いた。そこにいるのは白い毛を持ち尾の先が赫い狐だった。
自分の名前も分からぬまま歩を進める、狐であることに疑問はなかった。そういうものだと自然と認識した。周りに同族はいないので一人で生きていくしかないようだ。
自分を認識してから数ヶ月、俺はなんとか生きていた。狐の本能か、どうすればいいかがなんとなくわかるのだ。
そんなこんなで1年がすぎてわかったことがある。この世界には妖怪と言われるものがいることだ。だが人間は見つからなかった。それでも生きること数十年、尾が二つになっていた。
俺は妖怪、いわゆる妖狐だった。長い影だったため薄々感づいていたが、これで確信が持てた。妖怪の知り合いも増えできることも分かってきた。
「少しは成長したか?
「ああ、妖狐の力は網羅できたぞ、それに程度の力もわかってきたところだ」
こいつは
「そうだ近々宴会があるがお前も参加するか?」
「もちろんそうさせてもらう」
こんな感じで、面倒見もよく、声をかけてくれる。
「これが宴会か、次も参加したいな」
「それなら次からは酒を持ってこい、近くに人間が住む場所がある、お前なら持ってこれるだろう」
「わかった」
宴会を楽しみ次も行くことを告げると、酒を条件に出された。流石に楽しみたいので、行ってみることにする。最近覚えた変化の力で人に化ける。
「相変わらず可愛いな」
「ほっとけ」
そう変化で人に化けるとなぜか子供みたく小さくなり、性別は男なのに髪が伸びていて女みたいになる。髪はキツネの時と同じ白に近い色で目は赫。尾と耳は隠せていないが、少しはリスクを減らせると思い、人の住む街へ進んでいく。ちなみに、何のおまけか知らないが変化の時に服も一緒に出てくる、和服で巫女服に近いが動きやすいので文句は言わない。
初めての投稿です。誤字や分かりづらいです表現もあるかもしれません。温かい目で見守ってくれると幸いです。今後ともよろしくお願いします