「ここは」
「陽月!」
「え、永琳?は、離れてくれないか?」
目覚めと同時に抱きついてくる永琳、ちょうど入ってきた依姫に事情を聞かされる。なんでも、主犯となる妖怪一鬼を吹き飛ばしたあと、その場にいた木っ端妖怪に襲われそうになっていたらしい。襲われてなかったのは、雷雲が残っていて、結界の役割をしていたとのこと。綿月総隊長が妖怪を殲滅した後、ここまで運んできて、その後、永琳は起きるまで付きっきりで看病していたらしい。
確かに納得できる。現に今抱きついたまま眠ってしまっている。依姫に頼み、ベットに上げてもらう。霊力がなくなっていて、うまく体が動かせないため、添い寝という形で眠ることにした。なぜが依姫はあきれた顔をしていた。何が言いたいか知らないが、俺も恥ずかしいんだぞと心のなかで言っておく。
「やべぇ、寝れない」
添い寝を選択したことを、さっそく後悔していた。永琳は美人だ、多分今後添い寝なんてできるはずはないだろう、それでも寝れない、疲れているので寝たいのだが、寝ることができない、少し後悔しながらも目を瞑る。
何とか寝れたようだ。日付が変わっている。永琳はと隣を見ると、ちょうど目を覚まし、現状を理解できないでいた。
「おはよう」
「お、おはよう」
珍しく動揺している。状況をようやく理解したのか赤面し始める。そりゃそうだ、添い寝をしている上、抱きついたまま眠ったしまったので手の位置もそのままだ。すぐ離れるかと思ったが、なぜが数分そのままだった。
「永琳?」
「えっああ、ごめんなさいね、すぐにどくわ」
ようやく離れる。なんだったのだろうか。
霊力も回復し動けるようになったので、いつものメンバーにあいさつに行く。総隊長室にいると置き手紙があったのでそこに向かうと。各隊の隊長といつものメンバーがいた。ずいぶん豪華なメンツだな。
「来たか、とりあえずそこにかけてくれ」
依姫達の隣に座り話を聞く。ちなみに隊長は六人いて名前は、浄魔隊No.2、壱番隊隊長
「分かっていると思うが、浄魔隊は攻撃を主軸とした壱から肆番隊、防衛を主軸とした伍、陸番隊がある。今までも言われていたと思うが君たち四人に関しては配属が難しい。主に依姫、陽月くん。君たち二人の火力の高さだ。それに今回の試験であまり実力をはっきりさせることができなかった。そして我々は考えた、もともと案に上がっていた、ある程度自由に動ける遊撃隊が必要なのではということを、防御、回復もでき。隊長格の火力が二人いるというわけで、君たちは遊撃部隊、零番隊として動いてもらう。」
「「「「はっ?」」」」
マズイ隊長達に、はっ?、とか言ってしまった。それでもすぐに飲み込むことはできない。新たな隊を作りそこに入ってもらうだと、まず負担がでかすぎやしませんかね。
「混乱するのは分かるが、決定事項だ。隊長もここで決めて貰えると助かる」
「「「陽月(さん)で」」」
「えっ?」
なに満場一致で俺になってるの。というか隊長さん達も納得だみたいな顔をしないでくれ。断ろうとすると、指揮がこの中でうまく、状況判断能力が高いからと依姫に言いくるめられる。
「やっぱりか、改めて陽月くん、いや零番隊隊長、これからよろしく頼む」
「了解」
隊長になった、副隊長は依姫だ。
はい今作、ヒロインはでてきます。この章では永琳になります。
名前制作大変すぎるだろ