次回の宴会の参加のために、酒をもらいに( 盗みに)人の住む場所を目指していた。今は人に化けているが、尾と耳は出ているので確実にバレるということにきずいてしまった。
変化の技術はまだ低いので、隠せるように修行を始める。と言っても人の状態をイメージするだけだ。なるべく鮮明で尾と耳がない状態のものを。
修行を初めて十数回目の変化でようやく成功した、女らしいのは消えなかったが、身長も伸び、尾と耳も消えている。妖狐特有の狐火は使えなくなったが、程度の力は使える……出力が弱い。尾と耳が出ているときは感じなかったが完全に人になると、出力が下がるみたいだ。尾を一本だけ出すと少し上がった。尾が力の源らしい。
使えないことはないので、割り切って進むことにした。何も無いといいのだがそんなわけもなく悲鳴が聞こえてくる。
――――――
「久しぶりの外ね。少しは自由が欲しいものだわ」
久しぶりに外に出れたことに喜びながら私は、森を進んでいく。頭脳が都市の中ずば抜けているため、失わないようにと、妖怪が多い森には行かせてくれないのだ。そんなホイホイ出くわすわけがないというのに。
「グルルルル」
「…えっ?」
あっさり出くわした、狼のようだか通常より大きく妖怪であることは確実だろう。すぐさま弓を引き攻撃をする。毛が硬いのかあまり来ているようには見えない上に、矢が切れてしまった。噛みつこうとしてくる相手に対し、
「きゃあぁぁぁぁ」
思わず悲鳴を上げ目を瞑るが一向に痛みは走らない。目を開けると、二本の立派な尾を持った幼女が攻撃を止めていた。
「大丈夫ですか?」
「えっええ」
返事をしてしまうが、彼女は妖怪だ助けた理由がわからない。
――――――
女性が襲われているのを見て思わず飛び出してしまう。
「大丈夫ですか?」
「えっええ」
間一髪で守ることに成功する。視線を妖怪に戻し。
「さて、死んでもらおうか」
相手に、殺気を向ける。始めての戦闘、一鬼にしごかれある程度は動ける。手始めに、
「〈
「ガアアア」
狐火を叩き込む。あまり聞いていないようだ。ひるむことなく噛みついてくるので一度蹴り飛ばし、今度は能力を使い雷を落とす。
「〈
「グガァァ」
狐火よりかは効果があるので、雷をさらに落とす。
「〈白雷・
「ガアッ……」
反応がなくなるので倒せたということだろう。振り向き女性の方を見ると何やら複雑そうな表情をしていた。
「どうしました?」
「貴女なんなの?妖怪が人を助けるなんて」
「なるほどね。理由としては体が動いた。それと酒が欲しいから」
もっともな理由に答えるが、やはり警戒は消えていないようだ。そりゃ一度助けただけで信用が得られるとはおもっちゃいない。
「なら、私と一緒に来ないかしら?」
違った、普通に信じてくれたし、人のいる場所を案内してくれるという。嘘かは分からないが酒がもらえるならと了承する。
「そうか、俺は陽月」
「確かに自己紹介はしたなかったわね。八意✕✕よ」
「ん?」
なんだ、名字は聞き取れたのに肝心の名前がわからない。
「ごめんなさいね、聞き取れなかったかしら、八意永琳よみんなからはそう言われているわ」
「永琳だな、わかった」
「それと、尾と耳はしまってくれるかしら?」
「ん」
言われたとおりにしまい、人になる。
「それで急に現れた人間は簡単に入れるのか?」
「大丈夫よ森で生きて生きた女の子を保護した「男だ」
「えっ?その形で?」
「男だよ、こんなんでもな」
「ごめんなさいね、それじゃ行きましょうか」
なんとなく予想はしていたが、やはり女と間違えられた。納得してくれたので永琳の背を追いながら、歩いてゆく。どんな出会いがあるのかね
すぐに出せましたね。数話はすぐに出ると思います。では