軻遇突智に教えてもらった地形と、ルーミアの情報を照らし合わせて出雲を目指す。幾つかの村によりとうとう引き留められた。
「倒してくれるんですか?あの化け物を」
「やれるだけやってみるさ、酷いこと言うかもだが。この地を離れるのも手と言うもんだよ」
「わかっています、ですがそれでは、奴を倒すために共に向かい死んでいった者たちに申し訳ない、」
何か勘違いってそうだがまああいいだろう。しかし申し訳ないか、正義感に実力がついて行っていないな、この者の傷はかなり深い。片腕がない状態でよく生きてこれたな。
「わかった」
もともとの目的を楽しみにしながら進んでいく。霧が深いがでかいのですぐに見つかるだろう。尾を最初から、七尾にする。大妖怪の中でも俺やルーミアにちかい古代系列の可能性が高い油断はできない。
「我の住処に入るもの何者だ」
「ただのしがない妖狐だよ」
八方から発せられる質問に冷静に対応する。確かにものすごい圧だ、それでも軻遇突智には及ばないが。
「なに用だ」
「ある酒を造りたくてな。それを手伝ってほしい」
「酒か、考えてやる」
霧が晴れその巨体があらわになる。山一つ分の巨体に驚いたが、もともと交渉に来たのだ、おじけたら負けてしまう。
「俺はある程度長生きしてるんだが、その中でな蛇使用した酒があるとき聞いてな、作り方だけ教わったんだ」
「蛇を使うから我にだど、随分舐め腐った狐だな」
「まだ話は終わっとらんよ。その酒だがなかなり強いんだと。気にならねえのか、出雲の酒を飲み干した大蛇さん」
「言葉がうまいな、まあ確かにここにある酒はつまらんからないいだろう、乗ってやる」
「酒を造る過程で酒(アルコール)が必要だ持ってきてくれ」
「了解だ」
何とか協力を取り付け、作業を開始する。こちらは大木を変化させ、巨大な桶を造る。大体、大蛇の尾が入るくらいだ。試しに尾だけ入れてもらったら、小さくて壊れたそして血が滴れてるので、まず洗おうということに鳴った。
「こんなんで作れるのか?」
「何度でもやればいい、時間ならたっぷりある」
「それもそうだ」
雑談をしながら大蛇の尾を洗っていく苔むしていたりといろいろと汚れまくっているので洗うのだけでもかなりの時間を要する、一メートル洗うのに一日かかっているのだ、気長にやりましょうかねというところではない。酒を造る段階も大変なのだこのペースでやればまじで数年はかかる。………………もともと酒は数年かかるか、そう結論づけた