Side 陽月
「それでは、本日は大和と諏訪の交友を深める為に........乾杯!」
「「「「「「「乾杯」」」」」」」
「あっ、神奈子それは私の酒だよ」
「先に取ったやつのものだ」
宴会当日、適当に腰を掛け酒を飲みながら周囲を見る、場所は大和国だ。諏訪子は神奈子と飲んでいるが関係は問題なく進んでいるようだ。
「姉さん、どうぞ」
「ありがとう素戔嗚」
素戔嗚と天照は同じ場所で飲んでいる、相変わらずシスコンだ。八日崩は持ってきているが、さすがに出さない。これは俺くらいしか飲めないしな。
「陽月さぁ〜ん、いっヒョニノミマセンカ~」
「清苗、お前どんだけ飲んだ、酔いすぎだろ呂律回ってないぞ」
「いいジャナいでスカ〜」
「はぁ、清苗これのめ」
八日崩を少し飲ませると、すぐに倒れる。鬼でも飲めないやつだ一口でも人が飲めばすぐに落ちる。後は離れに寝かしておけばいいか。
「お前、どんだけ飲むんだよ」
「素戔嗚か、八岐之大蛇と居たんだぜ新酒の十や二十で酔ってたらやってられんぞ」
俺の周りには酒瓶が二十ほど転がっている、素面のままだ。八日崩を出し素戔嗚に進めてみる。
「飲むか?」
「貰おう、てっ強すぎるだろどうなってんだ」
「素戔嗚でもだめが」
「何で飲めるんだよ」
「なれかな?」
そんな感じて、宴会は進んでいく。俺を除いて酔が回った頃、一人の神が騒ぎ出す。
「フハハハハ、誰か面白いことをしろー!」
酔っ払った一人の神がそんなことを叫ぶ。それに賛成した神々が集まって誰がするかを決めていた。
飛び火しないように、少し下がると、つまらなさそうに天照が話しかけてくる。
「参加しないのですか?」
「こういうのは傍観者に徹するのが面白い」
「つまらないですね。………皆さん陽月さんがやってくれるそうですよ」
「お前、さすがにないだろ」
「いいじゃないですが、やりましょうよ陽月さん」
天照の無茶振りに、反論しようとすると清苗に止められる、いや、こいつはいつ起きたんだ
「いつ起きたんだよ」
「そんなことはどうでもいいんですよ、やりましょうよ」
「どうでもよくないが……清苗」
「なんですか」
「ほれ、なんか吹け」
振り袖から神楽笛を取り出す。俺一人じゃやり辛いからな
「吹けますか?何をやればいいんで?」
「祭事に使うやつ、後は俺が合わせる〈舞姫・桜鈴衣〉そして神具〈
神具〈双扇華〉破損した鉈を鋳造し二対の扇にしたのだ。欠片はまだ少し残っている。さてと、舞いますか
清苗の笛の音に合わせゆっくり、ゆっくり、と舞う、窓から入る月光が、俺一人に照らさせれる。鈴や扇に反射し暗がりに光が灯っては消えていく。
周りの神々はその姿に息を呑む、 美しい そんな言葉を体現した舞に時を忘れる。
「ふぅ、」
「陽月様ァァ!!最高でしたァァァァ!!」
「陽月姉様ァァ!!結婚してくださいィィ!!」
「陽月様ァァ!!、いや桜姫、素晴らしかったです」
「桜姫、私もその名で呼ばせていただきます」
「「「「桜姫!!!桜姫!!!桜姫!!!」」」
「俺は、男だ〈八乙女楽〉」
「やばい、桜姫が怒ったぞ!」
「怒った桜姫、通称“鬼姫“でどうだ?」
「あ、なんかしっくり来るな」
「災、彩、祭、祭奏で、四季の体現〈四神封門〉」
「やばい、聞かれてた」
「〈青春〉〈朱夏〉〈白秋〉〈玄冬〉」
「「「「お許しください」」」」
「断る。ついでに実験だ〈空間災害・神隠〉」
双扇華を振るい結界ごと消す。スッキリした
「陽月、お前何した?」
「俺がいったことあるばしよに飛ばした、1ヶ月後には帰ってくるだろう」
「そうか、もう一つ、その扇は何でできている」
「破損した鉈だが?」
「骨じゃない、扇面のほうだ」
「これは俺の髪の毛と、尾の手入れで出てきた毛を使って作った物だ扇面だけなら神器だぞ」
「「………………」」
「なんだよ」
別に変なことは言っていない。長い髪を何とかしようとして切ってすぐに生えたのであきらめた。切った髪は適当に捨てるのはマズイのでそのまま持っていた。そして尾の毛は年に一度、または戦闘後に手入れをしているそのためかなりの量がある。ちなみに俺が着ている服も一部俺の、髪とかだ。
「そうか、奪われるなよ?」
「安心ろ、俺の許可がない場合、災害を引きつける呪具だから」
そんな事を言ったら白い目で見られた。何でだ
永遠「設定を作った俺がいうのもなんだが、かなりヤバイもん作ったな」
陽月「髪は色んな事(呪や願かけ)に使えるからな」
永遠「やばい意味でな、最初は腕の骨で扇の骨を作ろうとしてたけど、鉈の役目がなくなるからあきらめた」
陽月「そ、そうか」
永遠「裏話も終わったし締めますか」
陽月、永遠「次回も、縁を待ちに!」