古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

49 / 79
親馬鹿、嫁馬鹿、名付け親、子育てという名の教鞭

Side陽月

 

 「なあ、この子達はなんだ?何となく分かるが。」

 「「娘だ!!!」」

 「オーケーわかった。全員自己紹介をしろ」

 「妖怪の山総括、飯綱丸飛天」

 「娘の飯綱丸龍です」

 「鴉部隊隊長、射命丸伊吹(いぶき)だ」

 「射命丸文です」

 「犬走木槿だ」

 「嫁の犬走(ひさぎ)です」

 「桜咲陽月、いや結狐災櫻御神といったほうがいいのかな?」

 

 各自自己紹介を終える。一応神名でも名乗っておくが、妖怪にその名が伝わっているかはわからない

 

 「なるほど、どうりで」

 「知ってたのか」

 「むろん当たり前じゃ、それはさておきまずは龍についてじゃな」

 「いや、文のことが先だ」

 「楸について語ろうか」

 「初対面の奴らの、惚気と子育て聞いて何が楽しい」

 「これは親の義務じゃ黙って聞け、まず龍はな〜」

 

 断ったのに話し始めやがった。他の奴らも似たような感じだろうな。楸さんには悪いが木槿を止めてもらおう。残り二人は嫁さんが止めてくれるように読んでもらおう。

 

 「楸さん、頼めますか?」

 「もちろんです、他二人も止めましょう序に公務もしてもらいますか。二人は、嫁に弱いですから」

 「……頼んだ」

 「では龍と文を頼みます」

 「了解だ」

 

 「さて、行きますよ。貴方がたの愛する嫁のところへ」

 「まだ、まだ終わってない」

 「そんなことより公務です、子どもは陽月さんが見てくれるそうですよ」

 

 「いったか」

 

 しかし、三人の暴走は何時ものことなのだろうか、楸さんの手際の善さとあの圧、どっからでてくるのだろうか、戦争とは違う冷や汗が出てくる。

 

 「ねぇ、」

 「ん?」

 「風の操り方を教えて」

 「父さん達まだ速いって教えてくれなくて」

 「ふむ、風にはどれだけ乗れる」

 「少し」

 「私も」

 「ならそれをみてからにしようか、外に出るぞ」

 

 久しぶりに人に教えるな、初心者は都市以来か、頑張りますか

 

 「天狗についてはわからないけど、風を操るには風の知識が必要だ。」

 「「…………」」

 「知識とか勉強は嫌いか?なら見て学ぼうか」

 「「?」」

 「〈風章、波風〉」

 

 少し強めの風を生み出す。まずはこれに乗ることから始める。ついでに紙飛行機でも作るか

 

 「とりあえず、風に乗ってみてくれ」

 「「わかった」」

 

 見たところある程度乗れているようだ。だが、まだまだだ少し風を強くすると全体がぶれていく。

 

 「少しこっちに来い、普通の風には乗れることが分かった、次は自力でどこまで飛べるかだ。速さはなくてもいい、風がない状態でどこまで出来るか知りたいからな」

 

 飛んでいく二人についていきながら、考える確かに風の操作は少し早い。風にすぐに乗れるようになればいいだろう。親馬鹿が驚く姿がが見えてくる。

 

 

Side飛天

 

 「娘は元気かのう」

 「まだ半刻もたっていませんよ、手も止まっています」

 「そうは言ってものう、自信の子じゃぞ心配にならんのか?黄華(おうか)

 「毎日、半刻ごとに言われれば信じるほうが勝ちます。でしょう」

 「そうですね、実際に今見えますし」

 「「何?!!」」

 

 嫁の黄華に質問すると、射命丸の嫁、玄文(こくふみ)が聞き捨てならないことを喋る、窓を見ると龍と文が飛んでいた。陽月が後を追っているが、心配じゃ、今すぐに止めなければ

 

 「行かせませんよ、ただでさえ始末書が多いのですから」

 「(´・ω・`)」

 

 陽月かそこを変わってくれ…………

 

 

Side陽月

 

 親馬鹿の行き過ぎた愛を感じる。来ないところを見るとちゃんと止めてくれているみたいだな。取り敢えず日没手前までやらせるか。

 

 

 

 「死屍累々だな、」

 「陽月、少し話したいことが」

 「はいはい、迷惑かけない」

 

 少し可哀想になってきた、しかし最初のカリスマがないな天照と一緒か。

 

 「陽月、頼みがある」

 「どうした、木槿」

 「名前を考えてほしいのだ」

 「何の?」

 「これから生まれてくる子の名前だ」

 「いいのか?」

 「ああ」

 「なら性別わかってからだな」

 

 大変な重荷を背負わされた。秋の季語ということは決まっているが……




陽月「……」
永遠「今度は何に考えてんだ」
陽月「龍と文の教鞭を」
永遠「子育て通り越してんな」
陽月「それもそうだな、しかし椛は出ないんじゃないのか?」
永遠「出ないよ、でたとしても赤子で無ずけ後に旅立させるから」
陽月「そうか、それじゃあ次回は、」
永遠「いよいよ幻想の始まりへだ」

陽月、永遠「「次回も縁を待ちに!!!」」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。