Side陽月
「おいっ、目的地はまだか?」
「多分そろそろ見えてくる頃だ…っとあったぞ陽月」
「……あそこか」
新しく増えた家族とともにある場所、もともとのある目的地に向かっていた。恐軻もとい軻遇突智がいるのは、互いにまともな神社を持っていないから、恐軻は持っているが、親殺しの咎を背負っているからと、自由にしている。ちなみにこいつは金にがめつい。
そのため同じ場所が目的地になったのだ。人も多いし仕事もたくさんあるだろう
「クルゥ〜キューッ!」
「どうしたんだ炎夏、ってこの位置じゃ小さいお前らじゃ見えないか」
「「「「キューッ!!!!」」」」
なんか『チビじゃねえッ!!』と言われた気がする。が気のせいだろう。
最初の頃は妖狐状態で世話をしていたが、いろいろと面倒なので今は人狐状態で世話をしている、年は同じだが、木春が長女でそこから春夏秋冬の順で姉妹関係になっているはずだ、覚えやすくていい
脱線したが娘達を胸の高さまで持ち上げる。
「キューッ!キュル―ッ!」
「見えたみたいだな。そろそろ人に化けないとか」
久しぶりに人に化け、歩き出す。それじゃあ行きますか、碁盤目に揃えられた都―――
―――平安京へ
「へぇ、思ったより賑やかだな、仕事も早くに見つかりそうだ、ここで財布が重くなると良いんだが」
「相変わらず守銭奴だな、取り敢えず家探すぞ」
「家は要らないだろ、野宿すりゃいい。金がもったいないからな」
「俺の娘に何かあったらどうするんだよ、それにテメェの財布が軽くなる分には問題ない」
「酷ぇ、でもまあずっと野宿は俺も嫌だしな、探すか」
一先ずの方針が決まり、家を扱っている場所を探す。道行く人に聞いていくと、俺の周りにいる娘に疑問を覚えられる。友だと、いいかわす。
「邪魔するぞ」
「いらっしゃいませ……ご要件は何ですか?」
「家が欲しいんだがいい感じのものはないか?」
「申し訳ありません、今は家を買うよりもあらたに作る方が好まれ、客が来なくて生きるために金に変えてしまったばかりでして。おすすめできない物をしかありませんが」
「それでいい、見せてくれ」
「……わかりました、少々お待ちを……」
そういい、奥に行った店員が持ってきたのは、立地と間取りが書かれたものだった。
「ここは広くて比較的安な、ここにしよう」
「なっ、ここは私が持ってる中で一番酷い所ですよ!?中はボロボロだし何よりこの家が建てられている場所は都の外ですし........。悪い事は言いません。持ってきた私が言うのもなんですがお勧めはできません」
「いや、ここでいい陰陽師をしているのでねたいていのことはなんとかなる」
「……わかりました」
この時代には陰陽師がいるが俺の変化を見破れるものはいない。しかし娘達は力もないし、何より外のほうがのびのび遊べるだろう。外のほうが都合がいいのだ
「それじゃあ見に行こうか」
金を払い(恐軻が)家に着く、確かにボロボロだった。
「……ここか」
「……ボッロボロだな」
先ほど買った家もとい屋敷を見ていたが予想以上にボロボロだった。野宿のほうがマシと言えるくらいで強めの雨が降ったら倒壊しそうだった
「買ってなんだが、住みたくはねえな」
「仕方ない、作り直すか」
「お前できるのかよ」
「安心しろ、建築様式の知識はある、それに俺の変化の力が一段階上がったからな」
まずは家を全て破壊し更地にする、そしたら周りの木に
「〈固定変化〉」
今までの変化は、俺が離れると解けてしまったが固定変化は変化後の形が固定される。これにより簡単に建材を作れるのだ。もちろん木組みの方法をとっている。そこからさらに対災害の加護をつければ
「完成だ」
「すごいなお前、」
「後は庭だな」
「塀くらいは作ったが」
「草刈り、後は池でも作るか」
理想を追い詰めるのが物作りの醍醐味だ、小さい川と池を設置、これで、全体が完成だ。ちなみに二階建ての地下付きだ。
「それじゃあ、この後は各自自由行動かな、俺は寝る」
「なら俺は仕事を探してくる」
「それじゃあ娘達をよろしくな」
「お前と一緒に寝るだろうが」
「念のためだよ、おやすみー」
そういい、瞼を閉じる、明日は甘味処にでも行こうかな…
陽月「最近寝ることが多い陽月だ」
永遠「夏には幻想郷に行かせたい作者だ」
恐軻「さっさと金を手に入れたい軻遇突智だ」
陽月「しかし、夏までに幻想郷か、難しくないか?」
永遠「このペースを維持できればいけるとおもいます」
恐軻「俺の、出番は後どれくらいあるのかね」
永遠「幻想郷は途中参加、それ以外はもう一度出るかどうかだね」
恐軻「少ないな」
陽月「それに今回は原作キャラが何人か出てくるから出番も減るしな」
永遠「だから恐軻が活躍できるのは幻想郷になるな」
恐軻「……次回も、炎を待ちに」
陽月「苛ついて、代えやがった」
永遠「仕切り直して」
陽月、永遠「「次回も、縁を待ちに!!」」