Side輝夜
「…そうよね、知りたいわよね、…最初の頃はかなり大変だったわ…………特に永琳は………………
月についた直後のことを思い出しながら語る。
Side月読
「そうですか、陽月くんは残ることを選択しましたか」
「はい、それであの爆弾は」
「爆弾?…ああ腐った顔のことですか」
「ああ、」
「済まないが私も、アレについては知らないことばかりでね追及は生活基盤が整ってきてからだ。龍浄くん頼めるかい?」
「わかりました」
月は穢がなかったが、他には何もなくすぐには生活が難しかった。移動のロケットを居住区として、基盤を二年で整える手はずだった。実際には十七年、都市の頭脳が動けないのが主な原因だった。
「ところで永琳くんは」
「今は話すことも難しい状態です、都市のときは気づかなかったが、陽月くんは永琳くんの支えになっていたことを実感しました。永琳くん用に用意された部屋は一度も使っておらず、零番隊の陽月の部屋にこもっているのが現状だ」
「そうですか、他の隊長達は?」
「建造の手伝いをしてるが、自由時間になると、鍛錬をし始める特に零番隊はひどい、あの隊の鍛錬跡は地形が変わっている」
「……わかりました、腐った奴らは私が退所します、その後永琳くんの様子を見に行きます」
陽月くん、君の能力なら壁を作ってこちらにこれたはずだ。それをわざわざ……いや戦場にでなかった私がいうべきではないか……
Side依姫
「はあぁぁぁぁ」
もっと強く、大妖怪を瞬時に屠れるまで。
「はぁっはぁっはぁっ、まっ…だっ、はぁっはぁっ」
「依姫、」
「…姉さん」
「先生のとこに行くわよ」
「……わかりました」
月に来てからは建造と鍛錬そして先生の様子を見る、この繰り返しだ。
「先生…」
「………………」
零番隊隊長の部屋は使う人は居ないだが隊長を想った人が、中に居る。
「入ります」
「………………」
都市の頃の綺麗な面影はなく憔悴しきっている。普段着に隊長の、陽月が使っていた隊服を羽織っている。視るに絶えないその姿は、私に後悔の念を作り出す。あの時陽月を助けていれば、皆と一緒に戦っていれば。
そんなもの後の祭りだ、だからこそ、謝りたい。だが謝れば余計に心をすり減らしてしまう。軽く掃除をしてまた来ると告げ部屋を出る。
「むっ、ここにいたか」
Side龍浄
「お父様」
「二人とも休め、気持ちは分かるだが今ではない、」
我ながら似合わない、いつもの用に声が出ない。陽月くんの存在に改めて敬服する。娘達を休ませ他の隊長のところへ
「お前ら、休め、月読様も心配していたぞ」
「…わかった」
浄魔隊の指揮は著しく下がっている。彼を慕っているものは多かった、遊撃隊として自由に動くため他の隊の訓練にも参加をしていた。故に顔が広く永琳くんのところにいたため研究者も彼を気にかける、戦場で人が死なないほうがおかしい、そう切り捨てることもできぬほどに彼は人を惹きつけた。いまは永琳くんの回復が一番必要だろう。任せるぞ月読様
Side月読
「まさか、君が動くとは思わなかったよ」
「永琳が心配ですので『本当は暇だからだけど』」
「輝夜くん、なんとか永琳くんと話すことは出来るかい?」
「わからないです」
「そうか……入るよ」
「…………」
なるほどこれほどに彼は必要とされていたのか、だがこれだけは言わせてもらわないとな、
「永琳くん、冥府の管理と話をしてきた。彼は陽月くんはまだ来ていないと言っていた。それだけだ」
「無理よ、人のいない地で彼は妖怪は、生きれない!!」
「そう……失言だったね、それでも彼はまだ生きている」
「私は……何で…一……緒に……いな…かっ……たの…、そう……すれ…ばまだ私は」
こぼれる涙に今はまだまだ悟る………………
―――
「その時は私も何も行けなかったわ」
「そうか、じゃあどうやって俺は存在できたんだ?妖怪として知っていたのは三人、少なすぎる」
「基盤が整った時に表彰があったのよ」
―――
Side過去輝夜
「地上から離れて、十七年、ようやく元の生活が出来るようになった。そしてこれを期に、都市を守った者たちの表彰を行う!!」
表彰、遅すぎるが基盤が、整っていない時にやることではないのはわかっていた
「まず隊長達
総隊長 綿月龍浄、壱番隊隊長 炎凶紅蓮、弐番隊隊長 大局慧斗、参番隊隊長 激情宵藍、肆番隊隊長 強黙彩稀、伍番隊隊長 裳地耽羅、陸番隊隊長 天守空飛
前へ!!、最後まで民が逃げるまでよく戦った。
隊長が称されるが陽月はいないためできないとそう決めつけていた。代理として前へでた永琳は陽月の隊服を肩にかけ、精気を取り戻していた。
「彼は、殿を買ってで、都市でその命を散ってしまった。浄魔隊を含めた全意思により、浄魔隊零番隊隊長の席を永久的に授与するものとする!!」
―――
Side現代輝夜
「これが私が見聞きしたこと、回復した理由は詳しく知らないけど、あなたが、六億年喪の間生きれたのはそれが理由じゃないかしら」
「……そうか、そう……なのか。ありがとうな輝夜」
陽月「ッグ…(;_;)/~~~」
永遠「…………」
永遠「次回も、縁を待ちに!……」