Side陽月
「ふう」
「落ち着いた?」
「ああ、それじゃあもう一つ何でここにいる」
都市の者たちは穢を嫌い月に移住した。それなのになぜ地上に来たのか
「それは永琳が作った蓬莱の薬を飲んだからよ」
「蓬莱の薬?」
「ええ、飲めば不老不死になれる薬よ、暇だから飲んでみたの、ただ穢を宿すから、罰として地上に堕とされたの」
「そ、そうか」
なんてものを作ってるんだ永琳は、しかし穢による老い嫌うのだから、不老不死を求めそうなものだが
「ありがとな輝夜、俺はそろそろ行くよ」
「待ちなさい、三日に一度は来てちょうだい暇はしたくないから、」
「わかったよ」
―――
「で、翌日に何のようだ」
三日に一度の筈がすぐに呼び出された、と言っても昨日と同じ、妖狐状態で侵入という形をとったが。
「求婚者に力のある者が何人かいて断りきれないのよ」
「それで、俺に?」
「そういうこと、その辺の陰陽師だと下心しかないから、でっ何かいい案はあるかしら?」
他人の色恋沙汰は傍観に徹するのが一番いいのだが、仕方ない、少し助言を出すか
「そんなん無理難題押し付ければいいだろうが」
「……そんなんでいいの?」
「ついでに俺にも出せ、俺がいることに説明もつく、近くに大妖怪がいればそこに関わる物を作れ」
「わかった」
―――
「皆様のご意向よく分かりました、ですがここにいる者から選ぶとなると難しい所存ですので、それぞれに問題を出そうと思います。
石作皇子。貴方には『仏の御石の鉢』を持ってきてもらいます。車持皇子には『蓬莱の玉の枝』を。右大臣阿倍御主人には『火鼠の皮衣』を。大納言大伴御行には『龍の頸の珠』を。中納言石上麻呂には『燕の子安貝』を、珍しいものですから難しいと思います、頑張ってください」
どれも存在するかどうか怪しいものだ、それでもなよ竹のかぐや姫と呼ばれる美女を手に入れるという、称号が欲しい者は絶対に行動するだろう、後は俺だが
「失礼かぐや姫、そなたの言い分はわかりました。ではこちらの白髪の者は」
「ああ彼は」
「陰陽師、月を守ると決めた陰陽師」
印象に残ってたセリフを使ったがいいものだろう、月をかぐや姫と認識しているアホだと良いが問題はない
「護衛候補です、彼には『太陽咲く花』を持ってくるようにと命じました」
「そうでしたか、失礼した」
『太陽咲く花』、この辺で花と妖怪といえば、西の花畑か、これは骨が折れそうだ。
輝夜邸をでて、帰路につく。しばらくは娘にかまってられないからな
陽月「竹取物語の醍醐味?と言える難題だな」
永遠「慈悲も何も無い、理不尽の塊、完全に楽しんでるお姫様だな」
陽月「して次は、原作キャラだよな」
永遠「苦戦させるか、圧勝させるか、はたまた拮抗させるか、悩んでおります」
陽月「苦戦はしたくないな」
永遠「何があっても頑張ってください」
永遠、陽月「「次回も、縁を待ちに!!」」