古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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貴族の恨み、

Side陽月

 

 「というわけだ、少し開けるぞ」

 「それはいいが、藤原が言ってた白髪の陰陽師はてめぇのことか、となると今夜襲撃があるぞ」

 「ちょうどいい、実験に付き合ってもらいますか」

 

―――

 

 「貴様か」

 「かぐや姫の護衛候補ならそうだが」

 「殺す」

 

 随分とはっきりしてるな、それにこいつらは俺達が来る前からいる陰陽師らしい、俺を殺せば仕事をくれてやるとでも言われたのだろう。

 

 「〈四神封門〉、取り敢えず〈八乙女神楽・二章大弓八重奏華(たいきゅうやえそうか)〉」

 

 八乙女神楽、従来は八の大剣を浮遊、操作して扱っていたが一つの大弓にして八射八中の技にした。これで十人が消し飛ぶ、最初は三十いたのに。

 

 「化物め」

 「俺は逃げるぞ!」

 「無駄だよ、結界はってるから〈八乙女神楽・一章大剣八重奏華(たいけんやえそうか)〉」

 

 大剣用に修復、これにより残っていたものの頭が消える。これは保存食にする、旱災で水分を飛ばし干し肉にする。解体を先にやったほうがよかったかな、

 

 「終わったか」

 「ほい、保存食だ」

 「助かる」

 

 飯を作る気力がないので、そのうち一人を食っていく、まずくはないがこんな物を食うより他のものを食ったほうがいい。それでも妖力などは回復しやすいのも事実だ。

 

 「それじゃあ娘達を頼むぞ」

 「おうっ」

 

 

―――

 

 

 翌日、西に向けて立ったが、ついてくるものが数人、もちろん返り討ちにした。あまり栄養が入っていない肉付きからして野盗などの逸れものか。

 

 「にしても、しつこいな」

 「てめぇの首を差し出せば、都に入れるんだよ」 

 「そうか、〈集雪・零の覇弓〉」

 

 氷の矢を打って、野盗を殺していく。花畑に着くまで常時展開していたほうが善さそうだ。

 

 

 それからも出会う野盗全てに矢をお見舞いしていく。街道には死体が残るだけだ。流石に俺も嫌になってくるコイツラのせいで全然進めていないのだ。

 一人生け捕りにして、忠告したほうがいいかもな。

 

 「いたぞ!」

 「さっそくか、〈八乙女神楽・二章大弓八重奏華〉」

 

 八とは言ったがそれは一度に打てる数で、弦を弾けばいくらでも打てる。

 

 「誰に言われたか知らんが、雇い主に言っておけ。死人が増えるだけだと」

 「はっはいぃぃぃぃぃぃ」

 

 そこから先は誰にも邪魔されることはなかった。いや〜邪魔がないっていいね〜

 

―――

 

 「つまり、全て返り討ちに遭ったと」

 「はいっ、街道には死体しかありませんでした」

 「そうか、おいっ恐軻、金は弾むそいつを殺せ」

 「断る、街が消し飛んでもいいならやってやるが」

 「ならいい」




陽月「疲れた」
永遠「なんか、悪い」
陽月「苦戦はさせないでくれ」
永遠「考え直すわ」
陽月「じゃあ閉めて考えろ、次回も、縁を待ちに!!!!」
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