試験が終わり2週間が経ったここに来てからだいたい二ヶ月人と関わると時間の流れは早いものだ。
「陽月、合否の発表は今日でしょどうだったの?」
「合格だったよ」
桜咲陽月様は、合格基準を優に超えているため、
Aクラスとさせていただきます。
追記 物は大切にしましょう
順位
一位 綿月依姫 300点
二位 桜咲陽月 295点
三位 ………… 265点
「二位ね、筆記で落としてるわね、ところでこの追記はどういうことかしら」
「依姫と模擬をやった時に木刀をボロボロにしてな」
「何やってるのよ、それにしてもAクラスか、頑張りなさいよ、かなり上の部類だから」
「ん」
筆記100点、実技100点の合計200点、合格ラインは150以上らしい、低く感じるが合計自体が低いのでこんなもんだろう。
「この家も、広くなるわね」
「珍しいな、そんな事言うなんて」
「あなたが休日に訪れるならいいと思うのだけど」
「了解」
永琳と今後について軽く話し今日を終える。
「ここか」
「そのようですね」
翌日、案内に従い学園をみて回る、隣には依姫がいた。なんでかって?二人とも点数が高くて近寄りがたい存在になっているからだ。もともと225点を超えたらAクラスなのに、そこから280を超えるものは稀だそうだ。
そりゃ総隊長の子供に最強の頭脳のサポートをしていたもの、経歴だけでも浮きまくっている。こんなんでやっていけるだろうか。
「そういえばあなたの武器はなんなんですか?試験のときに感じましたが刀ではないでしょう」
「それを今から見に行くんだよ、まあだいたい決まっているが」
刀でも戦えるが一部の技は使えなかったり折れてしまう。短めの武器が欲しいのだが、購買にあるのだろうか。購買に武器が置いてあるのもおかしな話だかな。
「入学祝いに武器の新調か?」
「そんなところだ。短めの武器が欲しいんだが、あるか?」
購買のおっちゃんと軽く話す。こういう縁は作っておいて損はない。
「短めか、こんなのはどうだ?」
「やっぱ、ナイフとかが多いな、ん?これは」
「そいつは鉈だ、切れ味は保証する。これは本音だが買ってくれると助かる。売れ残ってるんでね」
「ならもらおうか、しっくりくる」
武器も手に入り教室へ向かう。時間はあるが早めに行っておくことに損はないだろう。
教室に人が増えてくる。だいたい十五人くらいだろうか、かなり少ないが、そういうものだろう。教師らしき人が入ってくる。
「これから君たちの育成をする者だ、
「「「はいっ」」」
「よろしい、では各自自己紹介をしてくれ、姓名と主な戦闘スタイル、能力は言わなくてもいい、綿月からだ」
「はい、綿月依姫といいます、武器は刀で主に近接戦闘を行います」
「桜咲陽月だ、鉈を使った近接を行うが、能力で遠距離攻撃も可能だ」
「いい判断だな、このクラス内で部隊を組むこともある、能力で出来ることを伝えることもあるが、遠近どちらかのみの開示、全容は絞らせないが出来ることは言っているな、戦闘での情報は大事だお前らみきおつけておけ」
褒められた、堅物そうだが評価はしっかりしてくれそうだ。
そんなこんなで自己紹介が終わり自由時間、各自プライベートについて話しているが、俺たちのところには人が来ない。
修行、修行で人とかかわらない依姫と最近都市に来たばかりではやりを知らない俺、そう二人とも人見知りなのだ。自分から話しかけることもできないため孤立している。誰か来てくれ。そう切実に願う二人に希望の光が。
「こんにちは〜」
「こんにちは」
ようやく話しかけてくれる人が来た。確か
「こんにちは」
「こんにちは、でどうかしたか?」
「他の人とは話さないんですか?」
「話せないんだよ」
「「えっ!?」」
二人に事情を説明する、何とも渋い顔をしていたが納得してくれたようだ。
「ところで二人ともなんでそんなに点数が高いんですか?」
「幼少期から父様との訓練をしていたからだな、一本も取れなかったが」
「あれは、化け物だ、正攻法で勝てるとは思わないほうがいい、まあ俺は試験前に永琳にしごかれたのと、外で生きていたからだな」
「なるほど、まったくわからん」
「二人とも経歴が異常です、というか桜咲さんについてはよく生きてこられましたね」
「陽月でいいよ、根性でなんとかなるもんだぞ。人は死ぬ気でやれば意外と死なない」
「なるほどとはなりませんよ、どうしたらそうなるんですか」
いいツッコミだな、これで孤立することはなさそうだ。
学園での生活が始まりましたね、主人公の能力について少し触れましたが、まだ名前は出ていません。そろそろ出したいと思っていますので今しばらくお待ちください