古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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ボケです、おふざけ会です


五つの難題、答え合わせ

Side陽月

 

 「俺必要か?」

 「正式に許可したのだから働いてもらうわよ」

 「まあいいが」

 

 驚いたことに、五人全員ほぼ同じ日に宝具手に入れたという噂が京に広まった。その翌日に輝夜直々の鑑定のため、集まってもらっているのだが。まさか俺も呼ばれるとは。

 ちなみに娘達も今日はこの場にいる。理由は恐軻が藤原不比等、車持皇子についているからだ。まあ互いに遊んでいるわけだが。

 

 『陽月』

 『うおっ、頭ん中に響く』

 『成功したようだな』

 『どうなってんだこれ』

 『念話だこれで、暇を潰そうぜ』

 『……のった』

 

 とまあ恐軻が作った念話で遊んでいる。一通り理解できたので本番だ。

 

 『それじゃあ、実況でもするか』

 『いいなそれ』

 『それではこれより、かぐや姫求婚試験五つの難題の答え合わせと行きます、司会は私、桜咲陽月と』

 『ゲストの恐軻だ』

 『全員準備はできているようですが、一人確実にありえない者がいますね』

 『大納言大伴御行だな、龍の頸の珠、を出されていてもだ』

 

 

 

 『それでは!エントリーNo.1番!!石作皇子ィィィィィッ!!!』

 『石作皇子が出された難題は『仏の御石の鉢』を取ってくる事だったな』

 『実物なら鉢の中に光があるはずだが』

 『ないっ!!反射すらしていない、これにかぐや姫はどう返すのか』

 

 「これが実物なら、鉢の中に光があるはずです。それがこれにはないようですが」

 

 『普通に返したァァァァ』

 『おおっと石作皇子、鉢を捨てた、そのまま近づき』

 

 「鉢に光がないのはそれを超える美貌を持つ姫がいるからこそのもの」

 

 『求婚だァァァァ』

 『アホなのか、ここで求婚するとはバカなのか』

 『かぐや姫の方は』

 

 「残念ですが課題を正解することはできていませんので」

 

 しっかりと断るかぐや姫、それでも近付く石作皇子をぶん投げる。一応護衛としてきているからな。

 

 『綺麗に飛んでいったな、』

 『そりゃな』

 『それじゃあ次だ』

 『あいよ。カモン!!エントリーNo.2!!右大臣阿部御主人だァァァァァァァッ!!!』

 「「「右大臣!!右大臣!!右大臣!!」」」

 『だあぁぁぁ、うるせぇ、うるせぇ、どっからでてんだこれ』

 『流石右大臣、周りからの期待も高い、声援が送られている』

 『聞けよ』

 『なに、念話の応用、輪唱という技だ』

 『どこに労力使っている、今すぐ消せ』

 『ちっつまんねぇの』

 『右大臣阿部御主人に課せられたのは火鼠の皮衣、持ってきた皮な燃えなければクリアですがおおっとこれは』

 『どうした?』

 『恐軻、お前には見えないのかよく見ろ、右大臣が右大臣が燃えている、まさしく不死鳥のように』

 

 「はぁっ、はぁっ、はぁっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ」

 

 『……ただ鼻息荒いだけじゃねえか!でも持って来た物も煌びやかだそう簡単には燃えそうにないな』

 

 ジュッ…

 

 『…………燃えたな』

 『……ああ燃えたな』

 『はぁ…………』

 『気持ちは分かるが、取り敢えず投げろ、期待させた罰を載せろ』

 『ああ』

 

 やはり、輝夜に近付く右大臣阿部御主人鼻息も荒い。ので取り敢えず塀の外にぶん投げる。少しスッキリした。

 

 『それでは気を取り直して、エントリーNo.3!は車持皇子だァァァァッ!!!』

 『俺の雇い主だ』

 『この中で一番期待が強そうですが、これはみごと伝承どうりの蓬莱の玉の枝を持ってきている。流石に輝夜も断れないか』

 

 実際藤原不比等が持ってきた蓬莱の玉の枝は、みごとな作りだった。視力が発達した二人でも、継目を確認できないものだった。二人が気づけない物を輝夜が築くはずもなく、答えを渋っている。

 

 「ここに、かぐや姫はいらっしゃいますか!!」

 「姫、行ってまいります」

 「状況により通しなさい」

 「御意に」

 

 突然の訪問者、それは藤原不比等が雇った技術者達だった。ちょうどいい通してやる。

 

 「それで何のようで」

 「私ども目は、不比等様に蓬莱の玉の枝の製作を頼まれました。しかし待てども待てども、賃金が払われず。こうして不比等様の嫁となるかぐや姫様に払ってもらおうと」

 「……こればどういうことでしょうか」

 「そっそれは…」

 「確かにみごとな物でした、本物と見間違うほどに。ですが作り物となれば別です。貴方とは結婚できません」

 「だそうだ、退場してくれ」

 

 不比等から財布を擦りぶん投げる。それでも渋とくここに残っている。恐軻は残もともと俺に会いに来たという名目があるから普通にここにいられる。ちなみに擦った財布は技術者に渡しておいた。

 

 『続きまして、エントリーNo.4!大納言大伴御行だァァァァッ!!!』

 『切り替え早いな(´゚д゚`)』

 『一番気になってた奴だからな』

 『最初に話したが大納言大伴御行は龍の頸の珠、船で外にでた報告も上がっているな』

 『出したものは、おお、綺麗に透き通った球体が……』

 『龍の頸の珠は五色に光るはずだが』

 『ああ、俺もこの眼で確認したからな……』

 『つまり、偽物だな』

 

 「龍の頸の珠は五色に光るという話ですが、それに龍が持つもののため頑丈です、叩き落としてみましょうか」

 

 バキャッ、これまた簡単に壊れた。頑丈かどうかは知らないが、たぶんボロが出るはずだ。

 

 「そんなっ、せっかく作った……」

 「先ほども思いましたが、偽物を作るなど言語両断、貴方も資格はありません」

 

 『続々と落ちていますが、最後!エントリーNo.5!中納言石上麻呂ォォォォォッ!!!』

 『燕の子安貝、伝承だけ聞くと簡単だな』

 『さて周りに補佐を付け怪我もして、自力で取ったという表現でしょうか』

 『いや、この時代に骨折は簡単に治療できんだろ』

 

 「……ただの貝ですね光沢もないですし」

 「そんな、実際に取ってきたのに……」

 「ですが他のものと違い、胆力はあるようですし」

 「なら!」

 「陽月、治してさしあげて」

 「了解」

 「結婚はできませんでしたが…このご恩は忘れません」

 

 輝夜に言われたので治してやる。

 

 『なんか、前人がいろいろ終わってたせいで拍子抜けだな』

 『そういや、お前は?』

 『終わっている』

 

 「そちらのものは!」

 「すでに合格なさっていますよ、あちらを」

 

 不比等が抗議するが、輝夜が差し向けた方向には向日葵が植えてある。何もなければ他のも植えたいな

 不比等は苦虫を噛み潰したような顔をして去っていった。それに続くように他のものも消えていく。

 

 「なんか、疲れたな」

 「いやあんた、投げてただけでしょ」

 「いや実況やっていた。後で脳内放送してやる」

 「いいわよそんなの、」

 「それじゃあ、帰らせて貰うぜ」

 「ちょいといいですかな?」

 「?まあいいが、」

 

 じいさんに誘われ月見酒をする。いったいどうしたというのだろうか

 

 「やっはりかぐやは結婚に反対ですかな」

 「……そうだな、してほしいのか、結婚」

 「そうですな、六十をすぎ明日死んでもおかしくない身、女は男に嫁ぐそういうしきたりがありましたから。ですが貴方を護衛として迎え入れ。婿にはせず、貴公子も断るのを見ると、彼女は違うようですからな」

 「そうだな、隙が嫌いなわがままな姫君だ」

 「そうですか、ありがたい限りです。こんな老いぼれに付き合っていただくとは、と言っても貴方のほうが生きた時間は長いようですが」

 「気づいてたのか」

 「人の身では歳を重ねてますから」

 「そうか」

 「では、今後もかぐやを頼みますよ」

 「…ああ」

 

 バカ騒ぎしながら飲むのもいいが、長生きしたじいさんと飲むのも悪くないな。帰路にたどりながら考える

 

 「いや〜疲れたな本当に」

 「ただ飲んでただけでしょ」

 「そうだな()()……、ん?」

 「どうかしたお父さん」

 「しゃべってる?」

 「うん、何日か前に、炎夏達も喋れるよ」

 「……そうか…」

 

 今日いろいろありましたが娘達がプレゼントを持ってきました。嬉しい限りです




陽月「よし、赤飯炊くか」
木春「いや、何で後書きで」
炎夏「そうだよ」
秋金「食べれればいいじゃん」
玄水「さうだよ」
永遠「いやその前に収集つかないから、それに何気に3000文字突破してるし」
陽月「ネタが無いからのおふざけ回なのにな」
永遠「後半は真面目にやっただろ」
陽月「後半はな」
秋金「取り敢えず食べようよ」
陽月「そうだな」
永遠「先に閉めるぞ」

桜咲家、永遠「次回も、縁を待ちに!!!!!!」
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