古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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月が満ちては、儚い想い

Side陽月

 

 「十五夜に、今宵満月、再会に、肴を持って、縁結ばんと」

 「似合わねぇな」

 「いいだろ別に」

 

 今宵は十五夜、月が満ち、咎人を迎えに来る。ここにいるのは事情を知ったもの、故に俺は尾を九本まで出して、髪を結いただ月を見つめる。

 

 「壮観ですかな」

 「じいさん、下がってろって」

 「はっはっはっ、御二方が神ということに驚きでしたがまさか結狐災櫻御神様だとは」

 「それでか、いい縁を」

 「十分もらいましたよ」

 

 いいじいさんだ、そろそろ気を引き締めないとな。少したち、月に影がかかる。見えたのは武骨な軍艦、地上相手にどこまで金をつぎ込んだんだか。

 選手には一人の男、浄魔隊総隊長綿月龍浄さんだ。少し後ろに永琳もいる。俺はまだ隠れておくか

 

Side輝夜

 

 「またせたな輝夜くん」

 「うるさい」

 「はっはっはっ相変わらず手厳しいな」

 「久しぶりね、輝夜」

 「そうね」

 

 再開の会話、けどこれ自体は茶番だ。

 

 「それじゃあ帰るわよ」

 「まって永琳、私は帰らない」

 「…そう、」

 

 私の告白に永琳は一歩下がり、弓を引く。そのまま向きを変え()()()に向けて打つ。

 

 「む?!どういうつもりかな」

 「輝夜が主が残ると決めた。なら従者はそれに付き従うまで。だからそのまま逃がしてくれる?」

 「それはできないな。総員戦闘開始」

 

 龍浄さんの合図で兵が武器を構える。永琳は船を飛び降り、弓を撃つ。散弾させるが大部分が龍浄さんの元へ。

 

 「効か、グゥッ」

 「筋弛緩剤よ貴方がいれば絶対に逃げられないから」

 

 流石は永琳、あの総隊長を止めるとは、これなら逃げられる。

 

Side永琳

 

 総隊長の動きを止め再度走り出す。月の兵士の猛攻をなんとか捌きながら進む。それでも数百人いる中の一人を止めた程度では限界が来る。軍略を頭に入れ相手の動きづらい行動を取っていく。

 それでも多勢に無勢、足を撃たれてしまう。

 

 「行って!輝夜!」

 

 命の危機は二回目だ、一度は億年前の森でのこと、あの時は陽月が助けてくれた。白の髪をなびかせて妖怪なのに助けてくれた。お礼を理由をつけて都市の家に招いた。その後も生活を共にするうちに、その背中に私は惹かれていった。月への移住私は陽月と共にすごしたかった。それは叶わず関わりは絶たれてしまった。出来ることならまた会いたい。

 眼前に迫る攻撃に恐怖しながら、彼のことを思い浮かべる

 

 「死ねぇぇぇぇ!!」

 

 隊のためへと強化した武器が自身の命を、終わらせるとはお笑い草だ。

 

 「助けて……陽月」

 「〈集天候・天ノ羽衣〉」

 「えっ」

 「大丈夫か永琳」

 

 自身を殺す武器は防がれる。あの日と同じように白の髪をなびかせて。桜咲陽月が私を助けてくれた




永遠「ようやっとの再開。六億年と数百年、陽月を想い続けた少女が、想い人と再会しました」
木春「お父さん恋人か?!」
炎夏「お母さんになるの?!」
秋金「いや流石にないでしょ」
玄冬「まだ戦闘パート残ってるし」
永遠「陽月の娘達は後書き空間からの観戦、そして何となく作った和歌はいい味を出してればと思います。それでは」

永遠、四季姉妹「「「「「次回も、縁を待ちに!!!!!」」」」」
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