古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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月が満ちては 死にゆく命火

Side陽月

 

 「大丈夫か永琳」

 「陽……月」

 「〈浄炎・生華〉」

 

 永琳の足を治してゆく、

 

 「ありがと…」

 「うん」

 

 抱きついてくる永琳を抱き返す。輝夜から聞いてたから心配してたけど俺自信も嬉しいことこの上ない。

 

 「永琳、話したいこともあるけど」

 「うん、今度は帰ってきてよ」

 「わかった」

 

 永琳を紫の方に送る。ここからは一方的な蹂躙だ。永琳を傷つけたことに怒りを覚える。

 

 「下がれた地上人め、死ねぇ」

 「〈赫炎(かくえん)狐火(きつねび)〉」

 「ぐっ、ガァァッ!!!」

 

 近くにいる月人を燃やす、集具は使わない最低ラインの攻撃で倒してゆく。敬意は払わない払う必要すらない。さて、地上時代の英傑はいるのかね。

 

 

 「きっ、貴様!!調子に乗るなよ!!」

 「調子に乗ってんのはてめぇらだろ〈白雷・昇華〉…〈四神封門〉」

 

 

Side紫

 

 「陽月……」

 「心配?」

 「当たり前よ!前も帰ってこなかったから」

 「今回は大丈夫よ、彼の居場所は地上だから」

 

 先ほど貼られた結界を見て一向にスキマに入らない者に、少しいらだちを覚える。陽月の過去を知っているあたり私より年上……この二人に比べたら私は赤子のようなもの、大妖怪の名がすたるわね

 

 「あの陽月よ負けるわけないじゃない」

 「そうだよ永琳、六億年彼は生きてるんだもの大丈夫よ」

 「うん、言う通り心配はないよ」

 「あなたは」

 

 見ると白毛の子狐が四匹こちらに歩いてきた、陽月に雰囲気がにているが違うとすれば尾の数と尾にある模様だろうか、今喋ったのは春の模様の娘かしら

 

 「陽月の娘の…」

 「木春よ木春」

 「それで言う通りって」

 「さっき結界の中を見てきたけど、攻撃が当たっても傷一つついてなかった。それに集具すら使ってないから相当怒ってる、ああなったら止まらないよ」

 

 陽月が怒るのは始めでだ、妖怪の山のときは怒りというより、嫌悪が強かった。しかし陽月の娘が言うならこのまま待っても問題はないだろう

 

 「永琳くん」

 「総隊長…」

 「安心してくれ、君たちに危害は加えない。陽月くんとぶつかればいいわけも出来るしな。本当に戻る気はないんだな」

 「ええ」

 「っつ」

 「辞めておいたほうがいいぞ、攻撃してくるのなら見逃す大義名分が無くなってしまう」

 

 一際大きな気配を持つ月人、八意永琳の総隊長の言葉が正しいならこいつが、一番強いのだろう、勝てる気がしない。そのまま素通りしていくその男は本当に人なのだろうか

 

 

Side陽月

 

 「〈風緑・昇刃〉〈赫炎・八薙〉」

 「うっ、うわァァァァッ!!!にっ、逃げるぞ!!」

 「逃げずに戦わんか、それでも高潔な月人か!」

 「腐った上司だな、まぁ逃げるやつも狩るんだが。狐刀術〈冬章・浸冬〉」

 「おのれ、喰らえェッ!!」

 「学ばねえな、無駄だよ」

 

 謎のレーザーが直撃するが少し熱い程度にしか感じない。結局まともなやつはいなかった。後は最難関だな。

 丁度雑魚処理が終わった頃、結界にヒビが入り崩壊する。都市時代では一度も勝てなかったな。

 

 「お久しぶりですね総隊長」

 「うむ、そうだな。まさか君が妖怪だったとは」

 「今は少し違いますけどね」

 「はっはっはっ、少し身長が伸びたか?」

 「5cmほどそちらは変わらないようで」

 

 最後の会話、最後の戦い。

 

 

   いま戦いの火蓋が切って落とされる




永遠「次回ついに作中で純粋な人間枠での最強綿月龍浄さんと主人公にして現時点作中の日本神二位桜咲陽月が戦います。と言っても輝夜の回収に来てから三話目なのでついにというわけではありませんが、初戦闘回から51話経っています」
永琳「大丈夫かしら」
永遠「一応互いにメンツがありますから戦闘パート苦手ですが三話以上は持たせます」
永琳「えっ?!」
輝夜「余計に心配させてどうすんのよ」
永遠「まあまあ、落ち着いて見てましょうよ」

永遠、輝夜「「次回も、縁を待ちに!!」」
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