Side陽月
「〈九本〉互いに強くなりましたが胸を借りるつもりで行かせてもらいます」
「胸を借りるほど離れてないだろに……来いっ!」
「霊桜神楽〈八乙女神楽・第一章八重奏華〉」
「規模は小さいが練度は比べものにならないな、〈海王浄塩〉」
「〈旱章・蒸化〉いっけ!」
八の大剣を作り出し突進するが、それを見透かしたように迫りくる。だな津波は出雲と諏訪で散々経験した。旱魃の力で蒸発させ、空いたところに大剣を二振り飛ばす。
「〈凝華〉私の能力は《水とその状態を操る程度の能力》だ。蒸発させただけでは意味は成さん。水そのものを消し飛ばさなければ意味はないぞ〈融解〉」
飛ばした大剣は蒸発させたはずの水分が、個体となり氷の中に閉じ込められる。忘れていた、行動や力、性格のせいで勘違いされやすいが綿月龍浄は八意永琳の同級生であり学園時代、科学の成績で
「能力故に必要だったんだろうが才能だよな〈炎嵐・螺旋撃放〉」
「水に炎は悪手だぞ」
「それはどうかな〈水蒸気爆発〉」
「むっ」
水に戻され、カーテンを作られたが構わず螺旋式の炎柱を放射する。確かに水に炎は効果が薄い。水剋火だが、水と炎が科学変化を起こすと爆発する
「今のは個体にするべきでしたね」
「そうだな、だが二次災害を予想してから使うべきだぞ〈過熱水蒸気〉」
「なっ?!」
下を見ると輝夜の屋敷が燃え、周囲の屋敷にも火が伝播し始めている。
現在俺達は空中を飛びながら戦っているが、今の爆発で水蒸気の温度が上昇100C゜を超えるそのため過熱水蒸気となり周囲の紙を燃やす、ここは平安京、基本的な建築は木造で中には紙も多い。いくら上空でも爆発を起こせば熱が通り余計に発覚しやすくなる。
「完全に見落としてたな〈雨章〉」
「相手と自身の能力、そして自身が出していい被害それを予想して戦わないと相手に塩を送ることになる」
「塩どころか俵も送った気分だよ、〈雷神・桃墜牙〉」
「下はいいのか?消した意味がなくなるぞ」
「〈千本鳥居〉〈神木〉〈耐震、免震〉即席、しかも簡易的けどこれなら被害は気にする必要がない〈神域・桜咲神社〉」
上空に透けた神社を出現させる。いつかは持ちたいと思いたまに設計図を描いていたのがこうを制した、桜咲神社俺にある信仰が確実にここに集まるようにしたもの、だが簡易的だからあまり意味はない、それよりも
「そうかちょっと違うというのは神になったということか」
「ええ、しかし流石は総隊長を任されるだけある、戦況をよく見ている」
「君も大概だがな、能力故に科学を身に着けてきたが、君も科学についてこられるとは」
「これでも永琳の暇つぶしに付き合ってたんでね、常人よりかはできますよ」
「そうか」
「龍浄さん、己の知識、戦略、それらを利用した能力の応用というテーマで論じ合いませんか?」
「それは嬉しい誘いだな、軍に入ってからはそういうのはやらなくなったからな。私が出すテーマは『H2O』だ」
「俺は『災害』です」
永遠「一応人だから能力は応用、解釈次第では強いというものにしたけどそのせいで元の性格とズレてしまうな」
永琳「違和感あるのはそのせいね、それでも私直々に指南した陽月が簡単に反論されることはないと思うわ」
輝夜「全くついていけないんだけだ」
恐軻「俺必要か?」
永遠「おや、この戦いに呼ばれたけど結局会話シーンすらない恐軻さんではないですか」
恐軻「てめぇ殺すぞ」
永琳「うるさい!今それどころじゃないのよ外から見る論文も味方が変わるのよ」
輝夜「この物語って何の話?」
永遠「一応チート系の話ですが」
恐軻「科学強くないか?」
輝夜「私はついていけなくて眠いんだけど」
永遠「あ〜閉めるか」
永遠、輝夜、恐軻、「「「次回も、縁を待ちに!!!!」」」