Side陽月
「〈放水〉」
「〈気化〉水は効かないと言っただろう、」
「でも、あんたがここでの被害が気にしない事ができるのは、ここが月ではないから。でも帰りの脚は傷つけられない、そうだろ」
「まさか」
「〈雷神・一点突破〉外からの雷じゃ機能は停止しないけど、内部に打ち込めばその限りじゃないだろ」
今回の目的は龍浄さんに勝つことではない、永琳と輝夜の安全を確保することだ。
脚をなくせば逃げられないからな。
「なるほと考えたな。だが一発だけで機能が停止するわけじゃないぞ」
「それまで足止めすればいい〈極彩章・天変〉〈百刃彩〉」
「多いな、〈
水の龍、本体に潮の流れが多くを動かし触れたものを削っていく。百の刃は触れただけで削られて届かない。
他の攻撃でもあれを突破するのは難しいだろう。まあ、穴がないわけじゃないが。
「〈
「むっ!」
削られるならそれを上回る速度で別方向に受け流せばいい。横に九の鎖をぶつけたおかげでそれを伝って水が流れる。
歪みは繋がり大きな歪みとなりて全てを崩す。
「〈九重神楽・
「〈浄月流・新月〉」
捕縛用にと展開した鎖帷子は瞬く間に切られ消えていく、妖力と神力が混ざった残滓を残して
「〈十本〉〈
尾をさらに出し、捕縛に専念する。籠目が織りなす結界、そう簡単に崩せないと思いたい。
「硬いな…」
「いや、流石にこの状態で壊されるわけには行かないからな、そこで拘束され続けてくれ」
「そうはいかん、そしてこれは戦争だ」
「戦争か、そうだな、それでもアンタがここにいる以上、次はない。そして上層も月読以外は動かない」
「やはり、ゆるめんか」
月はここ地上を、嫌うだからよほどのことがない限り降りてこないし、何より上の連中は腐ったものばかりで、ほとんど役に立たない。
だからここで最後になるはずだ。
「多少なりとも理解してるからな、それにわざわざまっすぐこっちに来たんだ、殺したくはないんだろ」
「当たり前だ、それでも規律を破り逃げた咎人は、捕縛、最悪殺さなければならない。君がうらやましいよ、つくづく軍人、それも総隊長、嫌になる」
「だったらそこにいてください。いい感じになったら霊力で知らせて…」
「だが、何もしないそれもできなのでな、『なにせこれは記録されているのでな』」
「これだから、月も地上も、権力者というのは変わらない。嫌になるな人に仕えるのは」
念話で否定し、結界を引きちぎってまだ戦おうとする龍浄さん、等に実力差など分かっているはずなのに、月人は地上にいられる時間が限られる。穢を身につけるから。
けど、水を、操る龍浄さんは水は清めの力、穢を払えるとされる。つまりこの人だけは地上での行動に制限はない。
だから、軍艦を傷つけた。あと何分だ。
「いい加減にあきらめてください」
「それができたら苦労はせん!」
もうやけくそ気味に殴り合いになる。互いに殺しはしたくない、派手な攻撃よりも互いに防御しやすいから。
とはいえ余波で木々はなぎ倒されるレベル。素が高い二人だからここまでごまかせる。
「せりゃァァァァァァァ」
「ぐッゥ〈海王浄塩〉」
「〈風神・螺旋撃放〉」
あからさまな大技、底をつく形で軍艦まで吹き飛ばす。
「流石だな、」
「はぁっ、はぁっ、はあっ、これ以上はやりたくないですよ」
「同感だ」
時間のようだ、ようやく終われる。
永遠「やっぱ戦闘パートは苦手だな。描写が難しい」
恐軻「結局でなかった」
永遠「大丈夫、まだ京でやってもらうことがあるから」
恐軻「ならいい」
永遠「そちらの、御二方は…」
永琳「離しなさい!」
輝夜「まだ待ちなさいよ、次話でいいでしょ」
永遠「持ちきれない人がいるようなので閉めます」
永遠「次回も、縁を待ちに!!」