古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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第六章 燃える京、富士に石にここでも出会い
白狐と月が旅に出る


Side陽月

 

 「ほら、起きなさい」

 「うゆ……うにゅぅ……」

 「はぁ…起きないと薬打つわよ」

 「流石にやめろ」

 「うん、起きたわね」

 

 現在、京での拠点、京の外にある屋敷にいる。今後の動きについての話し合いだ。

 

 「取り敢えず、俺はまた旅に出るよ」

 「そう、じゃあそっちの二人は」

 「ええ、その幻想郷の方にいくわ」

 「俺は残る、」

 

 俺が旅、紫と永琳達は幻想郷、恐軻はまだ京に残るこうなった。

 

 「ああ、そうだ京の西に太陽の花畑を管理する妖怪がいる。俺の名前で誘ってやれ。花に危害がなければ承諾するはずだから」

 「わかったわ」

 「それじゃあ、私たちはいちどおじいさん達に会ってくるわ」

 「ああ、」

 

 

―――――――――

Side輝夜

 

 

 「こんにちは」

 「…来たか、しかしどういったご要件で?」

 「…そんな他人行儀にしなくても」

 「いやいや、そうは行きますまい。今は他人の元家族、それにかぐやがいたからここまでの暮らしができた。感謝するばかりですな」

 

 私がお世話になった場所、右も左も分からぬ時に私を育ててくれた人達、感謝するのはこちらの方だ。私は永琳に頼みある物を渡す。

 

 「これは?」

 「それは蓬莱の薬、私たちと同じ不老不死になる薬」

 「なぜ私達に?」

 「私を育ててくれた恩、それを飲んでまた、私達と共に過ごしましょう」

 「魅力できなさそうですな、ですが、人は散るから美しい、それに私は、いえ私達は人の身がいいのです」

 「この人に会って、いろんな幸せを分かち合って、知らないことを知ったりして、楽しい思い出しかない、」

 「まだばあさんのことを教えてもらう日々時間なんぞ足りないが、」

 「「それでも人がいいですから」」

 「そう、」

 

 長年、私達からすれば瞬き一つの時間、それでもこの二人は寄り添って生きてきたのだろう。だから断ってきた。なら最後に私たちからではないけれど

 

 「ならこちらを、陽月、結狐災櫻御神からです」

 「お守りですな」

 「縁結と無病息災のお守りだそうです」

 「いい縁をもらいましたな」

 

 説教と言う名の、実験で気絶したあと、陽月はお守りを作っていたらしい。見るだけだかなりの気が込められている。これからも二人を護るだろう。

 

 「伝言です、『いつかはわからないが神社を作る、その時は、それを頼りにお参りに』と言っていました」

 「それは長生きせんとだなぁ」

 

 ―それから三十年ほどあと、神社が建てられ、この二人は、参拝に、お守りは必要ないと返し、齢九十でそろって息を引き取った。その二人を掃除したのは聖という僧侶の家系だったというのはまた、別の話―

 

 

―――――――――

Side陽月

 

 「戻ってきたか、」

 「ええ、ちゃんとお守りは渡したわ」

 「そうか、ならお前らにも」

 

 お守りとは違うが鉄細工に俺の気を込めたもの。

 

 「それじゃあ、いい縁を」

 

 ―蓬莱人に白狐、それに神これらが交わるのは幻想の場である。またの縁をお楽しみに―




永遠「ここからは、恐軻を主軸とした物語となります。妹紅の不死になった理由、平安をいきた陰陽師、安倍晴明も出てきます。それでは、次回も、縁を待ちに!」
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