古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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久し手紙は憎き狐の

side妹紅

 

 「しかし、すごいなお前は、加茂からも習っているそうだが知識だけなら私を越しているぞ」

 「はぁ…でも勝てませんよ」

 「いやもうそろそろだな、それと狂軻には近づくなよ、めんどくさいことになっている」

 

 晴明に術を教えていたのだが、どこからか送られてきた手紙を狂軻が持っていってすぐ、ただならぬ圧を放っている。

 何があったんだよ。

 

 「師匠、何かあったんです…」

 「あの…クソ狐、こんなことで手紙を出すな!」

 「陽月?」

 「ああ、娘の尾が九になったんだと、いい加減娘の成長日記を辞めてくりゃぁいいんだがな、いかんせん場所がわからないから一方的に送られてくるという」

 

 いや、だったら見ずに燃やせばいいだろ、まぁ声に出したら殺されるから言わないけど。

 

 「取り敢えず、晴明はどうなってる」

 「そろそろ殺されそうだよ」

 「……お前を引き取ったのは間違いだったかもな、弱過ぎる、まぁ晴明を常時殺せるレベルになれ、」

 

 辛口だ、最近は特にそうだ、私には才能はないのだから。

 

 「天皇…いやその側近に呼ばれている、全員で行くぞ、用意しておけ」

 「九尾の狐がいるんだって?」

 「ああ、彼奴等とは無関係だから殺していい」

 「わかった」

 

 

side狂軻

 

 「よく来てくださいました」

 「でっ、なんのようだ」

 

 力はねぇくせによく頼ってくる、晴明が独り立ちする時に全員捨てるか、異国も気になるしな…

 

 「なるほど、それが妖怪のたぐいじゃないかと…報酬は?」

 「金千で」

 「…いいだろう、そいつが使ってる道具特に髪、もしくは布……いや、使っている部屋を開けるのは何時だ」

 

 妖怪ごときに遅れを取るたぁ随分弱い人間だな、都市の時代は良かった、髪を殺せるほどではないにしろ、人も強かった、

 

 「この部屋です」

 「晴明」

 「香はすべて伽羅を使っていない、これだけでも信憑性はある、後は髪の毛……妖気がある、妖怪だ」

 「殺す」

 「わかりました」

 

 これが終わればはれてこいつらは認められる、異国に行く準備をしないとな。

 

 

side玉藻之前

 

 「…バカな男だ相手が女かもわからないで、そろそろ逃げる算段を付けなければな……」

 

 違和感、いつもとは少し違う……これは伽羅?不味い変化が解ける

 

 「臨める兵、闘う者、皆 陣烈れて、前に在り」

 「貴様は安倍か…」

 「〈無差別発火の符〉」

 「部屋の中でそれ使わないでくださいよ」

 「悪い」

 

 白髪に焔、妹紅だったか、こんなにも早くバレるとは、バカにできんなこの国の法師も

 

 「〈前鬼後鬼の守護〉」

 「宵藍!」

 「〈剛砕破(ごうさいは)〉」

 「なるほどそれが噂に名高い十二神将か…」

 

 




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