side玉藻之前
「なるほどそれが噂に名高い十二神将か…」
「晴明、外に出す結界を張ってくれ」
「了解…玄武!」
「波流壁」
「〈凱風快晴―フジヤマヴォルケイノ―〉」
京の外か厄介だな、多勢に無勢、特に妹紅は死なないからな、晴明は十二神将に守られている…手加減はできんか…
「〈火の鳥-鳳翼天翔〉」
「あまり手札は見せたくないのだがな〈前鬼後鬼の守護〉」
「六合!」
「本当に厄介だな、もらうぞ〈式神契約〉〈十二神将の宴〉」
流石に奪えんか、だがその力を模したものなら作れた、人数の差はかなりうまる。
「お前達!」
「問題はない、戦闘に集中しろ」
「そういうことだ、晴明」
「勾陳!」
「〈月のいはかさの呪い〉」
ふむ…十二神将を封じたとしても、妹紅の厄介さは消えないか……っ!
「〈滅神・不知火〉遅いなぁお前ら、とっとと殺さんか」
なんだこいつは、人間じゃないのか?妖怪でもない、発せられるのは神気、ただただ相手を殺し、焼き、痛めつける、それだけの気。こんなのがいたのか……だがなぜ神がこの時代に表立って動いている…神は数百も昔に表舞台から姿を消したはずだ、なぜこんなところにいる。
「〈憑依茶吉尼天〉〈仙狐思念〉」
「はぁ…中国インドで名を馳せてたから、期待してたがこんなものだとは、」
「っぅ…〈狐狸妖怪レーザー〉」
「そんなんじゃ、やけどすらしねぇぞ、火遊びでもしてんのか?」
ありえない、神だとしても、多少なりとも傷がつくはずだ。中国インドとヤツは言った、なら私がどれだけ恐れられてきたか知っているはずだ。賞金首だってかけられている。妖怪の知名度とは、恐怖の度合いだ。上にも匹敵するはずなのに…
「何者なんだ貴様はぁ」
「お?ああまぁいい特別だ俺の名は
「な、なんだと」
火之夜藝速男神だと…なんでここにいる、いやソレよりも、あの結狐災櫻御神と互角以上に戦ったとされる神…勝てるわけがない。逃げるしか生き残れない…
「おおっと…どこに行くんだ?てめぇは中国インドで懸賞金をかけられててなぁ結構な額なんだ、逃げんなよ!」
「〈飯綱権現降臨〉」
「
「あ、あぁぁぁ、あああああああああッ!!!」
熱い、痛い、苦るしい、嫌だ、死にたくない
「開け」
「あ、あ?」
「大丈夫かしら?」
「お前は……」
「八雲紫よ、ねぇ貴方私の式にならないかしら」
何を言っているんだこいつは、私が式だと…ふざけるな
「ふ、ザケルな」
「残念だけど今の貴方には抵抗する力もないわ式になるなら治療してあげるけど、嫌なら死ぬわよ」
「悪魔め」
「私は妖怪よ……それじゃあこれから貴方は八雲藍と名乗りなさい」
side狂軻
「ちっ逃がしたか…」
「悪い」
「すいません」
「尾わ切り落とせたし、お前らこれを持って、帝のところに行け、俺は一人旅に行く……じゃあな」
尾を渡せば帝も信用するだろう、これで俺は気ままに動ける。次はどこに行こうかねぇ