古代から生けし狐の大妖   作:紡縁永遠

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宴の始まり

side陽月

 

 「おや、久しぶりですね」

 「天照か、久しぶりだな、」

 「ええ、ところでそちらは?」

 「娘だ、ちょうどいい軽めの酒を見繕っといてくれ」

 「わかりました、貴方は?」

 「挨拶まわりだ、初参加だしな」

 

 娘達を天照に預けて、空いている席を探す。宴会は大和以来か、懐かしいな。

 

 「ちょっといいか、そこの姉ちゃん、一緒に飲まないか?」

 「ふむ、見知った顔は見当たらないな」

 「おい!」

 「ん?」

 「一緒に飲「断る」

 

 よく分からん男神に酒を誘われた、そもそも俺は男なのだが。まぁそれはいい、しかし神気も何もかも弱いな、末席か?

 

 「いいじゃないか一緒に「断ると言っている、」

 「……人の好意は受け取っておくものだよ」

 

 肩に腕を回して逃げられないようにしてくるので、

 

 「〈鬼拳術・水車〉しつこい野郎は嫌われるぞ」

 「てっめぇ、」

 「〈赤炎・狐火〉」

 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」

 

 しつこい男神の顔面を焼く、いい悲鳴だ忠告を聞かないやつはこうなる。

 

 「何やってんだ?」

 「兄貴!」

 「次から次へとめんどくさい」

 「へぇ〜いい顔してんじゃないか」

 「めんどくさいな、全員かかってこい、終わらせたいんでな神具〈御柱〉神奈子ほどじゃないが、てめぇらには十分だろ」

 「馬鹿にするなァァァ!」

 「ほいっ」

 

 掴みかかってくる、男神達を彼方へと飛ばす、飛んだなぁ〜自業自得だけど、

 

 「さてそれじゃあ、「まて!俺と飲もう」「いや俺と」

 

 男神を吹き飛ばしたせいで余計に白羽の矢が立ってしまった。最悪だな。まぁ…全員吹き飛ばせばいいんだけどな!

 

 「〈蒼焔(そうえん)鬼灯火(おにもしび)〉」

 

 ピチュ〜ン

 

 消えた、いや、脆いなこいつら、もう少しまともなやつは居ないのかね。

 

 「……なんで止めなかった?」

 「止める必要がありましたか?」

 「当たり前だ、邪魔だ」

 「それで宴会参加を剥奪するとは、さすがです」

 「もろいのが悪い……ところであれはなんだ?」

 「……貴方の娘ですよ」

 

 隣には酒瓶を片手に、火照った顔ではしゃぐ秋金がいた。

 

 「あっはっハハハハハ、さいっこう!」

 

 我が娘ながら情けない、と思ったが既に酒樽が二十ほど転がっていた。木春曰く、

 

 「一口に飲んでからはペースを落とすことなくのみ続けたらこうなった」

 

 とのことだ。酒は飲んでも飲まれるな、後で説教だな。

 秋金に浄炎をあてがい宵を覚まさせてやる。

 

 「ん、ンゅぅ」

 「起きたか」

 「あれ?確か十五樽ほど飲んで……」

 「飲み過ぎだ」

 「父さんがそれを言う?八日崩を片手に言っても説得力ないよ」

 「酒樽二十でようお前等とは構造が違うからな、」

 「ふ〜ん、で、周りで喉を押さえてる男神は?」

 「八日崩を一口飲めたら今晩は付き合ってやると言ったらこうなった」

 

 喉を押さえて、呻きながら倒れている男神、一口で潰れるは、俺が付き合ってもつまらないことになりそうだ。




久しぶりの投稿、ヒロアカ二次創作を投稿しておりました
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