エロゲ世界における主人公の友達兼解説役に転生したので、原作通りに動こうと思います。   作:フリーナー!!

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過保護タグ付けようか迷ってる。




第二話 アイェエエ⁉︎⁉︎コノセカイッテモシカシテ.....

 

『うーん。。。』

 

わからない、どうしても思い出せない。

 

俺は今日の朝起きてすぐにお母さんに自分の名前を聞きにいった。フルネームが分かれば転生してきたゲームの名前とその世界のことがわかると思ったからだ。そのまま聞くのは昨日のこともあり怪しまれると思ったので、自分の名前を漢字で書きたい!という定で、自分の名前を漢字でどうやって書くの?って聞いたらすぐに教えてくれた。

 

…まあ若干怪むような目をしてはいたが、ここから挽回すればいいだろう。だって俺前世現役大学生だから中学までは無双できる。

 

まあ、無駄話はここまでにしておくとして、本題はこれだ。

 

本名を聞いても尚わからない事である。

 

正直、ヒロインの名前ならすぐわかるが、男なんていちいち名前覚える事なんてそんな無い。あるとするなら唯一ハマったBL漫画の主人公とヒロインくらいだ。あれはかなりの名作でした。

 

話が逸れてしまったね。要はやり込んだエロゲの主人公とヒロイン達の名前ならわかるが、それ以外のモブとか全くわかんないという訳だ。

 

『うーん。。』

 

これ以上はもう家にこもってても仕方ないので、外で散策しながら色々探すことにする。

 

「くうちゃーん!そろそろ学校行く時間よー。」

 

『はーい!!』

 

が、その前にまずは学校へ行かねば。

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

『ふわぁ....。』

 

俺は今、のんびり歩きながら学校へ向かっている

 

「くうやー!!」

 

なんか声が聞こえんなぁ。。。

 

「おっはよー!」

 

『ぶっ!?』

 

誰かに背中を叩かれた。

 

『な、なんだよ!!』

 

「くうや、おはよう!!」

 

後ろを見ると、満面の笑みで笑う少女が居た。

 

『お、おう。。。』

 

こいつもなんか見たことある。。。というか、既視感がある。。。

だが、名前までは出てこない。。。誰だっけー、まじでもう喉まできてるんだが、、、どうしてもでてこねぇ。。。

 

「どうしたのくうや、いつもならキレて追っかけてくるのに。」

 

なんだその元気っ子風なクソガキは。……いや俺ガキだったわ。

ピッチピチの小学五年生でしたわ。

 

『ふっ。。。俺ももう子供じゃないって事だよ。』

 

「へー。」

 

『だから今更そんなガキっぽい事をしてても大人の対応で華麗に流すんだよ。』

 

「まあくうや運動できないもんね。」

 

『そんな事ないでしょ。』

 

「え、その反応。。。もしかして忘れたの!?」

 

『何のことだ。』

 

「しらばっくれても無駄よ!この前、クラスの皆で鬼ごっこした時に同じクラスの人一人も捕まえられずに泣いてたじゃない!!」

 

まじかよこの子の体貧弱すぎわろた

 

『大変だな。』

 

「いや他人事っぽく言ってるけど、全部貴方のことだからね!?」

 

「それでくうやギャン泣きしちゃって、委員長が心配そうに貴方の背中をさすりながら泣きやましていたじゃない!!」

 

そんな事があったんか。てか、そんな萌えエピソードとか聞いたら名前出てきそうなのに全く思い出せん。

……これ、俺の転生先がエロゲとかとは全然関係ない説も出てきたな。

 

「おーい!くうやくん、舞奈ちゃん!」

 

後ろから男の声が聞こえる。そうか、こいつまなって言うのかとか、そんな事を思いながら後ろを振り返る。

 

その男を見た瞬間、今までの疑問が全て、たりなかったあと一つの歯車が合わさることによって、ようやく理解した。

 

『お前は———』

 

「ありゃ、ボクの名前。。。忘れちゃった?」

 

「それなら、もう一回言うね!!」

 

ゆっくりと、その少年は口を開く。

 

「ボクの名前は空条藍人、だよ。宜しくね!くうや!」

 

 

主人公は空条藍人。。。この世界は

 

モブキャラから世界一の女帝まで全ての女性が彼と話した次のシーンではもう主人公に完全に堕ち、そのまま大運動会(意味深)開始という、エロゲの中でも中々に尖った作品であり、R-18ゲーム界に激震をもたらした問題作——

 

〝ボクにとってこの世界は即堕ち二コマで出来ている〟である。

 

因みにこのゲームは全世界で三億本売れたらしい。エグい。

 

そして、俺のキャラが誰かもわかった。

 

何故こんな超有名作品なのに今まで思い出せなかったのか、それはこのキャラの役割にあった。

 

このキャラは初期に一度だけフルネームで紹介されるが、それ以降で名前など出てこない。

 

彼は主人公の腐れ縁のようなキャラで、なぜか女性キャラに対する知識、、、というか情報網が異様に広く、そして主人公がその彼女と話し終え別れた瞬間に画面外からコンニチハ。

 

そしてそのまま先程交わした女性の情報をこれでもかと言うほど解説。

そしてその後いなくなり、次の場面でもうR-18へGo‼︎と言うのが大まかな流れだ。

 

彼、、、いや今世の俺の役割は謎に情報通な友人がめっちゃヒロインの情報を主人公...もといゲームプレーヤー達に教え、それが終わったらそのまま去ってく、所謂ナレーター的な役割のキャラである。

 

因みにこの流れに変化は無い。

 

ずっとこの流れ。……一応下に大まかな流れを貼っておくと

 

主人公とヒロインが出会う

俺(くうや)がヒロイン解説

暗転

アッーーーーー////

 

……の流れである。細かい部分は違うものの、全21エピソードは基本この流れで進行する。

 

正直、なぜこれしかしてこなかったのに爆発的に売れたのか。

その理由は明快単純、ヒロインがえッ//だからだ。

 

イラストはさることながらヤってる最中の表現など、言葉だけでも官能小説並みに抜ける。

それに加えて21というかなり多いキャラ数の中、属性が一人一人被らず、色々な層の人たちに刺さるのだ。

 

所々ツッコミ要素があるものの、この作品は俺たちエロゲプレーヤーを唸らせる素晴らしい出来であり、あまりにも広い守備範囲がこの作品が売れた要因の一つだろう。

 

そんな素晴らしい(主人公なら尚更良い)世界に、俺は奇しくも解説役として転生してしまった訳だが。。。

 

(これ、チャンスじゃね?)

 

俺は心の中でほくそ笑んでいた。

 

と言うのも、この主人公、めちゃくちゃ可愛いのである。

 

本当についてるの!?ってくらい可愛くなるのである。誰よりも小さい顔に、体は全てが細く、かと言って細すぎる訳でもない完全な黄金比。

 

そして一番大事な顔面偏差値は平均を50とすると、彼は200ある、そのくらいエグい顔してる。因みに前世の俺の顔面偏差値はアプリで測ったら21だった。ぴえん。

 

……とまあ小学五年生時点でもその片鱗は見せてはいるが、本当にえぐいのは高校になってからだ。高校生の藍人のイラストを見たプレーヤーは皆、彼で一回××いている。

 

(解説役とかかこつけて、主人公とヒロインのイチャイチャを一番近くで見る。これだな!!)

 

羨ましいとは思わなくも無いが、それよりも可愛い×可愛いをずっと見ている方が俺的には良いので、主人公を陰ながらサポートする方面で行こう。

 

『よーし!頑張るぞー!!!』

 

「ん?どうしたの急に。。。?」

 

先程何か言っていた様だが、あまりにも興奮しすぎて意味不明な返答になってしまった。。すまない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私、、、さっきから空気。。。。」

 

興奮するくうやに、その様子を見て微笑ましそうな顔をむけている藍人、それに対して一人だけ蚊帳の外な舞奈は少ししょんぼりしていた。

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