転生機族の異世界記∼機族に転生したら異世界に飛ばされました∼ TSならぬTM-トランス・メカ-転生者な星船は、ヤマト世界で何を成す?   作:オーキッドとグロリア欲しい

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会議室のシーンが続くので、第4話から冥王星攻略まで一気に投稿してます。
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第5話 会談-ヤマト計画支援- 機族戦闘機と反物質/ベクトル機関編

「さてと、次は沖田提督に関係深いヤマト計画への支援内容と行きたいけど。これは冥王星基地をどの様に制圧出来るかや

其処で得られる物や技術の内容で変わって来るので、これから話すのは最低限これは確実に私が行える支援という物に成りますにゃ」

 

勿論、冥王星基地を電子的に制圧して、データ・施設・艦艇を全て得られた方が支援内容は充実できるしてアクセスポイントにし、

冥王星基地には無いと思われるゲシュタム機関の製法を始めとした技術情報をガミラス本星から獲得出来るかどうかで大きく変わる。

 

「先ずは、戦闘機12名と私の分体の派遣ですにゃ。戦闘機は亜光速航行と戦闘に耐えるシールドと推進器を備え、キリシマの陽電子衝撃砲を射程、威力、連射性等で上回るフェイザーを射撃可能な性能、

光子ミサイルや手数とペイロードを増やす為の機族用攻撃子機等の多様な攻撃手段を持ち、更にはサーブボットと呼ばれる高度な作業機械に対する運用能力が有りますにゃ。

欠点としては、生命体や有人艦艇、有人戦闘機に対して人間の命令が無いと破壊する様な攻撃はできないという事と、

対人では命令が有ってもスタンフェイザーによる気絶や武器破壊や捕縛しか出来ない点で、これは異星人相手でも変わりませんにゃ」

 

「ふむ」「やはり酷く人間に依存するのですな」

 

「山南さん、多分そうでもないと人間が脅威に感じてしまって、長年続く共存関係が維持出来てないからからだと思いますにゃ。イメージとしては、お茶の間に戦闘機が入ってくる感覚に近いですにゃ」

 

「それは、なるほど……」

 

山南さんはその光景を想像したのか、微妙な表情をしながら納得した様に数度小さく頷いた。

 

「次に私の分体の派遣だけど、これはヤマトに私の持つ様々な技術を適応して運用するのに必要だからですにゃ。

影響の大きな物だと、船体を艦載機格納庫前部から20メートル伸ばして、反物質/ベクトル機関を増設挿入する事を考えてますにゃ」

 

そう言いつつ、ヤマトの船体に新しい区画を挿入するCGアニメーションを2人の前に表示させる。

挿入部分の船体両側面に取り付けた四角いリニア鉄道の磁気コイルの様な見た目のベクトル機関部分とそれの防護カバーが表示され、次に船内に透過して緩やかなコマ型をした反物質ジェネレーター部が映し出される。

 

「反物質/ベクトル機関とはどの様な物なのですかな?」

 

「反物質/ベクトル機関は反物質プラズマタービン式ジェネレータとベクトル機関が一体化した星船の主機関ですにゃ。

反物質プラズマタービンに付いては動作アニメーションを見て貰うと分かると思うけど、対消滅で生み出したプラズマで力場で作った羽根車を回して発電を行う物にゃ。

これの出力は波動エンジンには及ばないけど、惑星の運行に影響を与え、惑星を砕く重力とエネルギーを星船に与えるにゃ」

 

「凄まじい出力ですな。しかし、羽根車ですか?」

 

山南さんがそんな古い技術をという感じなニュアンスで、疑問点を呈して来た。

 

「そうですにゃ。羽根車ですにゃ。容積出力比や質量出力比、効率や安全性その他諸々で、私達の技術では今でも最良の発電方式ですにゃ。

古典的と思われるかも知れないけど、優れた仕組みは残るという事だと思いますにゃ」

 

自分も最初に知った時は山南さんと同じ事を思ったけど、これが案外馬鹿に出来ないのだ。

 

「ヤマトに設置する物は、人類だけでも運用できるアバロン艦の物で、私がアバロンに戦時賠償として派遣されてた時代に安全性を向上させる改良を施した物の発展改良型ですにゃ。

因みにこの系列のジェネレーター、今でも広く使われてて開発から140年経っても無事故なのが自慢ですにゃ」

 

「なるほど、それはとても良いですな。この船にも載せたい位だ」

 

「アカシさん、反物質ジェネレーターに付いての質問宜しいでしょうか?」

 

「どうぞですにゃ」

 

山南さんに次いで沖田さんが発言した。何か疑問が有るらしい。

 

何だろう?説明のアニメーションもズレたりしてない筈だけど。

 

「この、空間重畳による反応断面積向上とはどういった意味なのでしょうか?」

 

「ああ、それですかにゃ。銀連は燃料として宇宙でありふれてる水素を水素・反水素燃料として変換して使ってるんだけど。

対消滅は、そのエネルギー放射圧で空間辺りの燃料投入量の制限が掛かりますのにゃ。

それで昔は巨大なジェネレーターを搭載した、巨大だけど今より圧倒的に出力の劣る星船だったのにゃ。

空間重畳は文字通りに空間を圧縮し、

内部の大きな反応空間を複数作って、更にテスラバルブに似た構造でエネルギーに勾配を与える事により、今まで不可能だった反応断面積と高効率を小さなジェネレーター容積で実現した技術なのにゃ。

内部の空間をアニメーションで見せると、こうドリルの様に配置した多層のフィンに下から燃料が流れて、反応しつつ上に行く感じで、このフィン1枚1枚の空間がこの部屋を10倍したより少し大きい位にゃ」

 

そう言って、数値と人体との比較図を表示させる。

 

「其れだけ高密度高出力なら、破壊された場合は非常に危険では無いですか?」

 

「それは大丈夫ですにゃ。作動と同時に反物質プラズマを利用したシールドジェネレーターが作動する構造で、これはジェネレーターの出力と強度が比例するので

このシールドを破壊可能な攻撃を受けた時点で、その攻撃はジェネレーターが破壊された時の影響範囲を上回ってる計算ですにゃ」

 

「なるほど、それは合理的ですな。反物質燃料はどう安全に取り扱ってるのですかな?」

 

「燃料は、……この四次元ポケットと同じく、四次元収納に保管され供給されますにゃ。

これ、後で見返す用に私の説明とその詳細資料の入ったタブレット端末と、これは先ほど出たキリシマの陽電子衝撃砲を上回る戦闘機用のフェイザー砲ですにゃ」

 

そう言って、お腹のポケットに手を突っ込んで人間用のタブレット端末を配布用含めた10枚と、後で説明に使う位相銃刀-フェイズアーム-取り出して机に置き、タブレットの方を渡す。

 

タブレット端末からして明らかにポケットの開口部の方が小さいし、位相銃刀に至っては全長120cmという長さだから、空間的な異常性は見た目として明らかだ。

 

「……つまり、その四次元収納で反物質燃料を異空間に保管するという事ですかな」

 

「その理解で合ってますにゃ」

 

沖田さんはジェネレーターの安全性に満足した様子だ。

 

「次にベクトル機関部分の説明に行っても良いですかにゃ?」

 

「どうぞ」

 

「えー、ベクトル機関は戦闘機や星船では主に主重力制御機関として使われますが、本質は物理法則のベクトルに対する書き換え装置ですにゃ。

先史文明の機械達もこれを備えてて、多分これで時間や世界を自由に選んだり行き来したりしてるんだけど、私達はそこまで出来ませんにゃ。

精々ワームホールの1種である星門を開く事や、光速度を変えたり船体前後の空間を歪めての超光速航行、局所的な時間停滞による盾を作ったり、惑星の運行に影響を与えるレベルの重力制御にゃ」

 

「我々からすれば凄まじいと思いますが、貴方達にとっては精々、ですか……」

 

沖田さんはこう言うけど、時間停滞を利用した停滞盾は別として、小さな要塞で惑星毎ワープを可能にしたり、時間移動を実現したっぽいデザリアムと比べたら、どうしても劣って見えるというのも有る。

 

「まあ、そうですにゃ。反物質/ベクトル機関はこれら2つを隣接させ大口径のエネルギー伝導管で繋がれてるから主にセットとして扱われてるだけで、

別に個別に使えないわけでは無いですにゃ。さて、次に行っても良いですかにゃ?」

 

「山南はどうだ?」「大丈夫です」

 

「では次に私が供与する機器の説明に行きますにゃ。先ずは先程から出てる四次元収納庫、これは色々な物を3次元から見てコンパクト化された次元に格納して取り出す装置ですにゃ。

それは発散しない様に隔離されてるから、波動エンジンや波動砲の影響は理論上受けない筈にゃ」

 

「理論上、ですか」

 

「私たちも波動エンジンは未知の技術ですから、今は理論上としか言えませんのにゃ。申し訳ないですにゃ。

この技術が使えない場合は、大型の陽電子転換炉に変更しますが、地球でやるなら再改装に2日、私の分体が改装するなら2週間掛かる上に

出力も武装やシールドや転送を十全に使えるだけで、波動エンジンのエネルギーを使わなければ通常空間での超光速航行は短時間に成りますし、

時間停滞シールドの展開時間は船体保護に限定しても十数分が限界となり、惑星の運行に影響を与える出力の重力制御は不可能と成りますにゃ」

 

逆に言えば、波動エンジンに依存すれば可能という意味でもある。

 

「因みに私たちの超光速航行技術でイスカンダルの有るマゼラン銀河への到達するには、船外時間で十数世代にも及ぶ航行時間が必要となるレベルで元から遅いですにゃ。

プラスαには成りますから、元より良いとは思いますがにゃ」

 

両方使えるし、ガミラスやガトランティスと戦うには意味が有るだろうけど、シャンブロウには多分追い付けない、そんな技術レベルだ。

 

「それで元の能力や機能が制限を受けないのなら、元より良いどころか大いに助かります」

 

「そこは、まあ船体の長さと質量が少し増える位で、既に航行や武器その他の補正プログラムは作成済みですにゃ。

船体強度的には対質量対エネルギー兵器の両方でヤマトで1番強固な部分ですし、振動や応力、各種の干渉は船体全体で前よりも良くなる筈にゃ」

 

沖田さんが念を推すみたいに聞いて来るが、まあその辺に抜かりは無い。

 

私の600年以上に及ぶ工作艦機族としての研鑽を舐めてもらっては困るという感じだ。

 

まあ言ってないんだから、知る筈が無いんだけども。

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