転生機族の異世界記∼機族に転生したら異世界に飛ばされました∼ TSならぬTM-トランス・メカ-転生者な星船は、ヤマト世界で何を成す?   作:オーキッドとグロリア欲しい

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会議室のシーンが続くので、第4話から冥王星攻略まで一気に投稿してます。
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第6話 会談-ヤマト計画支援- 搭載機器と力場装甲と主砲編

「次に、物資製造設備の話ですにゃ。

これは昔からダイスと呼称される設備で、此方のOrganic Material Cycle System、O・M・C・S-オムシス-を小さな規模で、有機物以外にも全ての元素で可能とした物です。

核分裂と核融合の促進による元素変換能力も備えてて、元となる物質とエネルギーさえ有れば、アプリオリや機族以外の物を好きに作れますにゃ。

ただ、微細で大規模な物を作るには其れなりの演算力が必要ですし、銀連では著作権費用がそこそこ掛かって好き勝手には使えない上に、無制限なリソースの拡大は経済を混乱させると色々と制限されてましたにゃ。

まあ、ヤマトの挿入区画には私から必要な演算装置を載せるので、そこら辺は心配無用ですし、他も銀連が認知してない世界だから著作権費は要らないし、

地球での利用もリソースの拡大が急務で経済活動の混乱とか言ってる場合じゃないですにゃ」

 

「確かにその通りですな」

 

「次に、その演算装置に行きますにゃ。これは私が製作した単一陽子コンピューターですにゃ。以前銀連が接触した並行世界の地球に存在したSFの作中で

単一の陽子を3次元に展開して加工作成するコンピューターに着想を得て、ベクトル機関を応用する事で作りましたにゃ」

 

そう言って、単一陽子コンピューターの仕組みとベクトル機関を使用した作り方、スペック等の仕様を表示する。

 

これは銀連のコンピューター技術を100年は進めたと言われる程の物で、これの発表後から未開惑星含めた創作物にブレイクスルーの端緒を求める動きが一時的に流行ったりもした。

 

この世界の地球の技術力からすると、地球サイズの汎用光量子コンピューターと同等の計算力と成る。

 

その作成工数から、銀連でもまだ両手足の指ぐらいの数しか無い筈の物だが、私は自作した物を2つ持ってるので、1つをヤマトに載せる。

 

因みにこの単一陽子コンピューターには、とある機族3人のエミュレーションデータを管制人格として載せて有り。

 

彼女達がアプリオリの時から触れた声や温もり、幼児期に人間の姉妹兄弟と一緒に聴いた子守唄、アリスウォーカー-機族里親-の母親に抱かれた時に感じた心音や柔らかさ、肌や衣服の感触、その体温や匂い。

 

楽しかった事、嬉しかった事、辛かった事、悲しかった事、その時に見た情景や匂いに音、風の流れ。

 

そして地球を守る為に散るその瞬間までを、過去に観測してた、あらゆるセンサーのデータをノイズレベルまで含めて単一陽子コンピューターで精査して再生抽出して再現し、エミュレーションを行った。

 

実質的に死者を墓から掘り返す行為と同じで気が引けたけど、この単一陽子コンピューターの管制人格として、機族のアーキタイプと成った3人じゃない不安だったので仕方ない。

 

幸いにもエミュレーションの3人が許して納得してくれてたが。

 

因みに彼女達が望むなら実体の有る身体の再構築も可能だったりするけど、自分たちは死者だと言って、本人達と分かる事を私以外には行わない方針みたいだ。

 

機族は人格への影響から容姿を変えられない故に、データ空間外に実体として身体を作るとバレるので仕方ないが、星門回廊崩壊現象が始まって以来、非常にソワソワしており、

この世界に来た事で更に関わりたそうに落ち着かなくなってるから、地球に居た機族やスカヤ姉妹に露顕するのも時間の問題な様に思う。

 

沖田提督と山南さんは、単一陽子コンピューターの作成法や仕様を付属のヘルプを開きながら暫く精読してたが、少ししてそれぞれ噛み砕いたのか、どうぞと次を促して来た。

 

「次は既存船体の改修部分に移りますにゃ。先ずは船体各所に波動防壁とは別にシールドジェネレーターを取り付けますにゃ。

これは重力壁と電磁バリアの同時発生が可能なシールドや力場装甲などと呼称される物で、実体弾からビームにレーザーに放射線やナノマシンを含めたエアゾルの防護と、様々な脅威に効果的に対応できますにゃ」

 

波動防壁は未だにシミュレーション上の物だから正確な強度が分から無いけど、調節すれば理論上3つの防護壁の同時発生が可能だ。

 

そうなれば、ヤマトの単独行でも不安は少なくなるし、不可能でもこの2つには波動防壁の様な時間制限が無いし局所的な展開も可能なので、どちらにせよ防護力は大幅に高まる。

 

「次は主砲と副砲の強化と、パルスレーザーのフェイザーへの換装と船体各所に隠蔽式フェイザーの設置ですにゃ。

主砲と副砲の陽電子衝撃砲部分に付いては、此方の理解が足りない可能性と人間による運用性が有るから材料とエネルギー伝達等の最低限の改良に留めて、出力と射程を6割増しに、連射性能は1.5倍程度の達成を見込んでますにゃ。

その分、実体弾部分の改良に手を加えて、今の3式弾をそのまま使える装薬と重力加速併用のハイブリッド砲とする事で、弾体の初速を最大で光速の2%まで可変出来る様にするにゃ。

更に弾薬庫とは別に四次元弾薬庫を新たに設けて、既存1、2番砲塔の装弾数アップと第3砲塔や副砲でも実体弾を運用可能にするにゃ。

更に砲塔防護として、複数の独立したシールドジェネレーターを配して生存性を高めつつ、作業ロボットで砲塔内は無人化しますにゃ」

 

そう説明しつつ、実現可能なスペックと主砲塔と副砲塔の外観や構造、ついでに四次元収納の仕組みと理論に具体的な利用例をアニメーションを主体に示す。

 

外観の変化は2205の装甲が増えた砲塔に似てるというか、そっくりだけど、中身は別物だ。

 

砲身には小型のベクトル機関が組み込まれ、それは既存の収束器と併せて陽電子衝撃砲の収束率圧縮率向上、実体弾と陽電子の加速と駐退機の補助の役割を担う。

 

四次元弾薬庫は装填トレーと一体化させて任意で開閉して装填する形とし、どちらかの給弾系がトラブルに陥っても片方は使える様にする。

 

今まで砲塔員が居たスペースには、ハードボットと呼ばれる機族を必要としない限定AIのロボットを置いて役割を代替させ、砲塔側面の装甲増厚部分には、シールドジェネレーターを組み込んで生存性向上を狙う。

 

後は空きスペースに戦闘機より大型というレベルの小型陽電子転換炉を組み込む事で、エネルギー伝達系の不通や艦が動力の停止中と成っても戦闘レベルの射撃を数十斉射行える位か。

 

それらを構造図のCGを操作しながら、一つ一つ説明して行く。

 

現状ではフェイザーに劣る陽電子衝撃砲は載せ替える事も考えたが、載せ替えはしない方向とした。

 

それは、今でもガミラス相手には必要十分な性能を有してるのと、アルカディア号時代のパルサーカノンは地球を吹き飛ばせる威力となり、ショックカノンはその技術の系譜かも知れないからだ。

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