機動戦士ガンダムSEED REVERSE   作:meitoken

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オーブ入港及び、カガリとフブキの正体発覚。

そして、クルーゼ隊の潜入作戦です。


PHASE-20 平和の国へ

カガリとレナを救出したアークエンジェルはまもなくザフトの追撃を受けることとなった。しかも、よりにもよってクルーゼ隊だ。

 

ヘリオポリスで強奪した五機に加え、パーソナルカラーに塗られた三機のシグーまで投入された。五機のXナンバーの存在から、クルー達は自然とシグーのパイロットは追撃に当たっていたあのジンのパイロット……特に黒い機体はほぼ確信していた。同じ人間だと。

 

バスターがライフルを連結させ、対装甲散弾砲でアークエンジェルを砲撃してギリギリで躱された後で後部デッキにいるストライクが迎撃する。前に回り込んだ青と緑のシグーに対して前部にいるフレイムもビームライフルで攻撃するも、甲板上の迎撃ではフライトユニットグゥルに乗るMSを捕らえられない。

 

唯一、同タイプのオワゾに乗るウインドは予備のもう一機でシューターと撃ち合っていた。

 

「地上にまで…!兄さん………!」

 

レナはシューター以外の機体が気がかりだった。残り四機か、シグーのどれかに先日無人島で共に夜明かしをしたイリアもいる。どれに乗っているのか分からない…

 

「あの時、殺すべきだったの!?」

 

だが、相手はプロでレナは素人。勝てる見込みなどなかった。勝てるとすれば、MSだけだ。しかし、キラがバルトフェルドの事を引きずるようにレナもまた同じ事をする決断が出来なかった。

 

 

 

「レナ…!」

 

アークエンジェルがバルトフェルド隊とモラシム隊を退けたと聞き、レナが無事だったことに安堵する自分にシオンは嫌悪感を抱いた。

 

「くそ!艦を航行不能にすれば!」

 

そうすれば、投降を呼びかけられる。ならば、捕虜にはなるがレナも友人達も命を助けられる。

 

レールガンでアークエンジェルのエンジンを狙おうとするが、フライトユニットに乗るウインドがまとわりついてくる。

 

「フライトユニットを使うのはお互い初めてのようなものだろうに!」

 

我が妹ながら、なんて才能なんだ!

 

ビームサーベルで接近戦を仕掛けるにはウインドは不利だ。

 

「アスラン、ディアッカ!ウインドは俺が引き受ける!艦のエンジンを潰してくれ!!」

 

〈出来ればやってるよ!!〉

 

ディアッカが乱暴に返し、ランチャーストライカーを装備した戦闘機を相手にしており、イージスも同様にストライクとガトリング装備の戦闘機に牽制されていた。

 

幸い、数では有利だ。三機のシグーがアークエンジェルを攻撃し、徐々に表面装甲を削っていく。

 

 

 

「アスラン…!」

 

ユリもフレイムのコクピットでイージスを見つけて歯ぎしりする。地球に降りて少しした後、ちょうどバルトフェルドとの戦いを終えた後にアスランがザフトに入隊した経緯を知らないか、キラに聞けば『血のバレンタイン』で母親が亡くなったと聞かされた。あそこに、アスランの母の遺体もあったかもしれないのだ。

 

駄目だ!今は考えるな!

 

とにかく、アークエンジェルを守らないと!シュウもキラも殺される!!

 

ライフルの照準を合わせ、緑のシグーのグゥルを撃ち抜いた。が、その後で青いシグーのシールドガトリングがアークエンジェルのミサイル発射管を二門潰した。更に横に回ったブリッツもランサーダートで左舷のバリアントを破壊し、アークエンジェルは確実に追い込まれていた。

 

 

 

〈下がれ、アスラン!こいつは俺が!!〉

 

〈イザーク、不用意に近づくな!〉

 

シオンが警告するが、イザークは聞く耳を持たずに突っ込んだ。ストライクのライフルがグゥルを破壊し、デュエルはグゥルから離脱してそのままビームサーベルを抜いた。ストライクもサーベルで応戦し、二機がすれ違った。が、そのすれ違いざまにストライクのサーベルがデュエルのサーベルのビーム発生器部分だけを切り裂いていた。

 

「な!?」

 

アスランは一瞬、キラの技量に目を奪われた。あんな離れ業をやるまでに腕を上げたのか!?

 

ブリッツが援護に向かったところでストライクはデュエルを踏み台にして更にジャンプしてブリッツをたたき落とした。

 

 

 

「イザーク、ニコル!?」

 

イリアはストライクのパイロットの離れ業に圧倒されてしまった。アレが本当にナチュラルなのか!?もしそうなら、天才のレベルではない。

 

「くそ!もし、レナなら…あの時捕まえておくんだった!」

 

先日、顔を合わせた少女があの三機のどれかに乗っているかもしれない。

 

キールの黒いシグーがフレイムを突撃銃で攻撃した。PSには効果がないが、エネルギーを減らす意味ではありだ。

 

フレイムもビームサーベルで突っ込んできて、間合いを取る。その隙を突いてイリアは後ろからフレイムのエールストライカーを狙う。

 

「装備を撃ち抜けば、海に真っ逆さまだ!」

 

が、フレイムは後ろに目でも着いているのかエールストライカーのスラスターをふかして反転、バルカンでグゥルを撃った。

 

「何!?」

 

いくら高機動力の装備でも、一体どんな使い方をしたらああなるんだ!?

 

その間にフレイムはビームサーベルを持ってキールのシグーに肉薄、キールは辛うじて後退するが右腕をやられた。

 

〈キール、後退しろ!〉

 

〈…分かった。〉

 

アスランの指示を受け、キールも従って後退する。それを見るのと前後してイリアのシグーは海に落ちた。

 

 

 

アークエンジェルがクルーゼ隊の攻撃に追い込まれる中、領海線上にオーブの艦隊が現れ、警告してきた。

 

〈接近中の地球軍艦艇、及びザフト軍に通告する!貴官らはオーブ連合首長国領域に接近中である!中立国である我が国は、航空機、艦船、MSによる領海、領域への侵入を一切認めない!速やかに転進せよ!〉

 

「かまわん!このまま領海へ迎え!」

 

フブキとキサカを連れてブリッジに入ってきたカガリがカズイのインカムをひったくり、通信回線をオープンにした。

 

「アークエンジェルは今からオーブの領海へ入る!だが、攻撃はするな!」

 

「そんなあっさりと言うな………」

 

フブキがぼそりと口をこぼした。当然そんな要求にオーブ艦隊が応じる訳がない。拒否の姿勢を崩さないオーブの士官にカガリは泣きそうになりながら叫んだ。

 

「お前が駄目ならば、父を……ウズミ・ナラ・アスハを呼べ!私は…カガリ・ユラ・アスハだ!」

 

ブリッジ内の温度が一瞬下がった。

 

「アスハって…」

 

「代表首長の…?」

 

サイとミリアリアがひそひそと話す声が聞こえた。ウズミ・ナラ・アスハ。別名『オーブの獅子』。その名はオーブのみならず地球連合、プラントにも知られる名前だ。その人物が父ならばカガリは……

 

 

 

「カガリ?」

 

アスランはオープンになった回線で今の話が聞こえていた。イリアと別の無人島に落ちて、夜明かしをしたカガリと名乗った少女。地球軍の兵士ではないと言っていたが……

 

オーブの代表首長の…娘?何で、それが地球軍の艦に?

 

 

 

カガリの余りに意外な宣言の後、アークエンジェルはザフトの攻撃で操舵不能となり、オーブの領海へ入らざるを得なくなった。否、それを装い、オーブへと入港したのだ。

 

艦がドックへ入港する中、アークエンジェルのブリッジではマリューがキサカに問いかけた。

 

「そろそろ、あなた達も正体を明かして頂けるのかしら?」

 

キサカがふっと笑みを浮かべると背筋を伸ばした。

 

「オーブ陸軍第二十一特殊空挺部隊、レドニル・キサカ一佐だ。…これでも、護衛でね。」

 

キサカが名乗り終えると、クルーはフブキに目を向けた。オーブの代表の娘と護衛兵と一緒にいるのだ。気にもなるだろう。フブキはため息をつき、右手に手を当てて自らの素性を明かした。

 

「オーブ連合首長国アスハ家長兄、フブキ・クラ・アスハだ。まあ……キサカと同じ、お転婆な妹のお守りだ。」

 

やはり。クルーの頭にそんな言葉が浮かんだ。彼を兄と呼ぶカガリが素性を明かした時から想像はついていたが、彼もそういう立場の人間だったのだ。

 

 

 

「こんな発表、素直に信じろと言うのか!?」

 

イザークはオーブからの公式発表の文書を思い切り叩いた。

 

「足つきは既にオーブから離脱しましたねえー……舐めてるのか?」

 

イリアもいつもの態度でもう一枚の公式文書を手に取っている。イリアの言葉にディアッカも続く。

 

「それはやっぱ隊長が若いからか?」

 

ディアッカの嘲笑をミサキが肘撃ちで咎めた。

 

「そんな事はどうでもいい。だが、これがオーブの正式回答だという以上、ここでいくら俺達が嘘だと騒いだところでどうにもならない事は確かだ。」

 

「確かにな。実力行使に出れば本国も巻き込む外交問題に発展する。」

 

シオンがアスランの正論の続きを代弁した。二人の正論にイザークは言葉に詰まるが、すぐに嘲笑した態度に戻った。

 

「ふ-ん……流石に冷静な判断だな、アスラン。いや、ザラ隊長?」

 

「シオンはおうちのある国だからって訳じゃないよな?」

 

ディアッカが今度はシオンに茶々を入れてきた。

 

「ディアッカ!シオンにとってはヘリオポリスに続いて二度目なんですよ!?」

 

「あんた、本当にデリカシーないのね。」

 

「確かに…少し考えろ。」

 

「……わりぃ。」

 

「別に良い。」

 

ミサキに加えてミゲルに並ぶ兄貴分のキールにまで睨まれ、ディアッカも流石に黙った。

 

「……それで、これからどうする?」

 

一拍おいたキールが冷静な口調で問う。

 

「カーペンタリアから圧力をかけてもらうが。すぐに解決しないようなら、潜入する。」

 

アスランにしては意外な案にイザークとディアッカも鳩が豆鉄砲を喰らった表情になった。そして、シオンが意見する。

 

「潜入か……言っておくが、俺は正式な手続きでプラントに留学したんだ。大洋州連合経由での帰国なんて回りくどい手は逆に怪しまれるぞ?」

 

「分かっている……この人数で留学生の付き添いなんて手は使わない。」

 

実際、留学生のシオンの付き添いという手もある。だが、それは開戦前または『血のバレンタイン』直後の場合だ。この大人数では平時でも無理があるし、昨日の今日で観光客という手も怪しまれる。副長のキールも頷いた。

 

「いずれにせよ、欲しいのは確証だな…潜入の方が良い。」

 

「突破していきゃ足つきがいるさ!それでいいじゃない!」

 

「俺もディアッカに一票。」

 

ディアッカとイリアが強硬論を主張するが、ミサキが窘める。

 

「それでいなかったら、どうなるの?私達が全員極刑で済む問題じゃないのよ?これを口実に、本当にオーブが地球軍に加盟しかねないんだから。」

 

「ミサキの言うこともそうだが、相手は非武装のコロニーじゃない。一国家の軍隊を全て相手にするんだ。」

 

そう、あの時とは条件が決定的に違う。地球軍がいるという確証があったから、あの時は通じたが今度は違う。不確実な情報で中立国へ武力侵攻などすれば、外交問題は避けられない。いくらMSがあるといっても、たった八機で勝てる相手ではない。全滅するのがオチだ。

 

「OK、従おう。さすがはザラ委員長閣下のご子息だな。」

 

「まあ、潜入も面白そうだな…あの三機のパイロットとどこかで鉢合わせるのも面白いかもな。」

 

イザークが従い、性格の似たディアッカとイリアも同意した。

 

 

 

ヘリオポリスの事件の責任を取り、弟のホムラに実権を譲る形で代表を辞任したウズミ・ナラ・アスハはアークエンジェルのXナンバー三機の戦闘データとパイロットのキラ達の技術協力を申し入れた。

 

要求を呑めばアークエンジェル及び搭載する三機の修理を含め、相当な便宜を図ってくれるという内容であった。例によってナタルは不満であったが、彼女を除く三人は既に方針を決めていた。結論は決まったが、ナタルはこの件も本部に着いた際に問題とすると宣言した。全く、これで幾つ目の失点なのか……マリューは気が重くなった。

 

 

 

「自分で歩ける!」

 

「文句を言うな。」

 

アークエンジェルの通路では人だかりができていた。キラとフレイも何事かと見てみると、人垣の中から侍女と思われる年配の女性を後ろに引き連れて出てきたフブキと彼に手を引かれるカガリを見て納得した。

 

「マジか!?」

 

「本当に王子様とお姫様なのね。」

 

クルーのささやきは尤もだ。今、目の前にいる上品なカクテルドレスで身を包んだ令嬢と、ライトグレーの上等なスーツを着た子息が今日まで艦に乗っていた兄妹と同一人物とは思わないだろう。二人共、髪も整えて香水まで使っているのが分かる。いつの間にか隣に来ていたレナが頬を赤く染めているのにも気付いた。

 

「格好いい…」

 

レナが呆然とつぶやくのもうなずける。二人共、元々の顔立ちは整っている。しかし、まさかここまでになるとは、一度見たキラも思いもよらなかった。

 

「嘘…」

 

「す、凄い美人になった…」

 

何事かと来たユリとシュウも唖然として、二人に見とれていた。

 

以前バルトフェルドはそういう姿も実に板に付いていると言った。確かにその通りだが、同時にもう二人と気軽に会って話す事もできないのだろうか?

 

こちらに気づいたカガリは不機嫌そうに顔を背けるが、隣のフレイが二人をまるで敵を睨むかのような目で見ていた。

 

「何よ、あんなの!」

 

 

 

数日後、キラ達は朝早くからモルゲンレーテの工場へ招かれた。MSで工場の中に入り、その中にあったものを見て、キラ達は目を見張った。工場にはXナンバーと酷似したMSが数機並んでいた。

 

「これ…」

 

「M1ーアストレイ。モルゲンレーテ製のオーブ軍のMSだ。」

 

奥からした声に振り向くと、軍用と思われる礼服を着たフブキとTシャツ姿のカガリが立っていた。レナはMSを見上げながらカガリに問う。

 

「これって、防衛用の?」

 

「そうだ。知ってるだろう?オーブは他国を侵略しない。他国の侵略を許さない。他国の争いに介入しない。これはそれを守るための力さ。」

 

ユリは話を聞いてはいたが、目は彼女の頬の方へ行っていた。よく見るとカガリの頬は赤く腫れていた。誰かと喧嘩でもして殴られたのかも知れない。カガリが続けようとしたところでフブキが三人を出迎えた女性、エリカ・シモンズへ声をかけた。

 

「あそこへ。」

 

「そうですね。こっちよ。」

 

エリカに案内され、一行は奥にある視察ブースへ辿り着いた。そこには三機のM1が並んでいた。何を始めるのかと考えていると、エリカがインカムで三機に呼びかけた。

 

「アサギ、ジュリ、マユラ!」

 

〈はぁーい!〉

 

インカム越しに聞こえた声にキラがぎょっとした。

 

「も、もしかして…これのパイロット?」

 

ユリが恐る恐る聞くと、エリカは「そうよ。」と応えた。

 

〈あ、カガリ様!〉

 

〈あら、ホント!〉

 

〈なぁにー、帰ってきたの?〉

 

「悪かったな。」

 

やかましくも聞こえる声にカガリが憮然と応えた。

 

「相変わらずやかましいな。」

 

フブキの存在に気付くとパイロットの少女達が嬌声をあげた。

 

〈キャー、フブキ様!〉

 

〈来ていたんですかー!〉

 

〈私寂しかったー!〉

 

「寂しがっていろ。」

 

少女達の黄色い声にフブキは素っ気なく応えた。

 

〈もう!つれないんだからぁー!〉

 

「なんなの?この人達…」

 

レナの声が聞こえたのか、少女達の関心が今度はキラ達に向いた。

 

〈ねえ、カガリ様!隣の男の子、何!ちょっと可愛いじゃない!意外と隅に置けないのね!!〉

 

自分の事のようだ。気付いたキラは僅かに後ずさった。

 

〈ああ!フブキ様、そっちの子達は?二人とも美人!〉

 

〈もしかしてお嫁さん候補?二人も連れてくるなんて、フブキ様って欲張りね!〉

 

今度はユリとレナを差したらしい。カガリは剥きになったように返し、フブキはまたも素っ気なく返した。

 

「バカ!そんなんじゃない!」

 

「結婚相手だとしても、こんなところに連れてくるわけないだろう?」

 

〈照れなくていいのに。お二人さん!フブキ様ってガード堅いからガンガン押さなきゃ駄目よ!〉

 

〈いっそ、フブキ様を襲っても良いからねーー!〉

 

〈そっちの彼もカガリ様の事よろしくーー!〉

 

「なっ!何でそうなるの!?」

 

「ち、違います!私とフブキはそういう関係じゃあ…!」

 

「だから違うって言ってるだろ!」

 

いきなり思ってもいない事を言われたためにユリとレナはほぼ同時に顔を赤くし、カガリもわめき返した。五月蠅いともとれる会話の中でキラは彼らの付き合いは身分差などまるで配慮に入っていないと感じた。カレッジの仲間とキラ達の関係に近いのだろう。

 

「エリカ、頼む…」

 

フブキが疲れたようにエリカに頼ると、エリカが「始めるわよ!」と言った。

 

〈はい!〉

 

最初はまるで訳がわからなかった。三機のM1が突然ゆっくりと歩き出し、何かポーズを取った。拳法のようにも見えるが、それでもかなり無理がある。脇ではフブキとカガリが肩を落としていた。

 

「相変わらずだな。」

 

「やはりまだ駄目か…」

 

「でも、倍近く早くなったんですよ。」

 

エリカの答えにユリは愕然として口を開いた。

 

「こ、これで倍!?」

 

「ああ、前はもっと酷かった。」

 

フブキの答えを聞き、思わず想像してみたがすぐに頭の中から排除した。はっきり言って、想像したくない光景だ。

 

「これじゃあ、只の的だな。」

 

〈ああ、酷い!〉

 

「本当のことだろうが。」

 

〈人の苦労も知らないで!〉

 

「敵だって知っちゃくれないさ、そんなもの!」

 

〈乗れもしないくせに!〉

 

「言ったな!じゃあ、代わってみろよ!」

 

「ああ、久しぶりに会って早々に何やってるんだ。」

 

「はいはい!やめやめやめ!!」

 

カガリがテストパイロットと大人げない喧嘩を始め、フブキとエリカが声を上げて仲裁した。

 

「まあ、カガリの言うとおりだ……これじゃあ駄目なんだ。我々としてもあれを早く実戦で使えるようにしたい。それこそ、お前達のMSのように。だろう、エリカ?」

 

フブキがキラ達に顔を向けると、エリカが至極当然のように話した。

 

「技術協力してもらいたいのは、あれのサポートシステムのOS開発よ。」

 

 

 

一方、八人の人影が海から岩場に上がってきた。

 

「クルーゼ隊、アスラン・ザラだ。」

 

「ようこそ、平和の国へ。」

 

 




ちょっと駆け足気味で、オーブ潜入とM1の登場まで行きました。

普段着は正に活動重視のカガリに対して、フブキは真面目に礼服を着ています。襟元は赤のカガリに対してフブキはダークブルーのイメージです。

しかし、本編初登場時のM1のあれ。アレで倍なら前はどうだったのか……余り考えたくないのは一視聴者としても同じ意見です。
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