機動戦士ガンダムSEED REVERSE 作:meitoken
どうしても父の意志を聞きたいアスランの意志を尊重し、アークエンジェルではシャトルを提供していた。アスランの見送りには幼馴染みのキラとユリに元クルーゼ隊のパイロット達も来ていた。
「戻らなかったら、君達の誰かがジャスティスを使ってくれ。」
アスランがディアッカ達に万が一のことを話したが…
「嫌だね、あんな物にはお前が乗れよ。」
「俺もパス。」
「縁起でもないこと言わないでよ。」
ディアッカとイリアが遠回しに、ミサキはストレートに帰ってこいと伝えた。多分イザークなら怒って突っ返して、ニコルならミサキのような言い方をするのだろう。今どうしているか分からない、二人の仲間を思い出しながらアスランはシャトルに乗り込んだ。
プラントでは最高評議会が新たな演説を行っていた。これまでの方針から一転して、評議会はラクスのスパイ手引きが誤情報であったという公表を行った。現在パトリックのナンバー2のエザリア・ジュールがその演説を行っている。
評議会はラクスが騙されて寝返ったと信じ込ませて、捕らえようとしている。その演説を見ていたニコルは父に連絡を取っていた。
「父さん、メイはオーブの民間人なんです!親が地球軍の重鎮だからと言って、スパイという論理は成り立ちません!」
〈ニコル、いい加減にしろ!ラクス・クラインがスパイを手引きした以上、例えオーブの民間人でも地球軍の要人を親に持つ彼女は疑われる要素が強い!〉
そして、通話が切られた。
「待ってください、まだ話は…!」
ニコルはうなだれた……もう、ここまで来たら評議会にとってメイがスパイか否かなどどうでも良いのだ。
ただ、世論を味方につけるための格好の的…ラクスを騙した悪辣なナチュラルが欲しいだけだ。メイは正にその条件を満たしている。地球軍の将校の娘でラクスと共にいるなら当然彼女がラクスを騙したと言って処刑するだろう。その可能性を考えた瞬間、ニコルは背筋が凍った。メイが殺されるなど想像もしたくない。
何故自分がメイに拘るのかは判らない。しかし、ラクスが裏切ったのは許せないという感情が彼の中に存在すると同時にラクスの言葉に同調している面があった。確かに戦いを終わらせなければならないが、どうやって?敵を、ナチュラルを全て滅ぼして?ナチュラルを一人残らず、メイも殺して平和になる?
彼女も殺して戦いを終わらせたいとは思わない。しかし、今の状況では敵を殺し尽くさなければ戦いは終わりそうにない。それとも他に道が?それはどんな道だ?ニコルの迷いは更に深くなっていた。
「メイ……何とか、戦争が終わるまで逃げ切って…!」」
久しぶりに戻ったヴェサリウスの格納庫でイザークは二機の新型MSを見上げていた。二機はそれぞれ白とダークブラウンに塗られている。
「これが新型のゲイツか。」
彼の声に気付いた整備士が愛想良く返す。
「ええ、MMIの最新鋭主力機です。」
ZGMF-600ゲイツ。奪った五機の技術も登用したジンに変わる次期主力MSだ。ここにあるということはおそらくラウとレイスが搭乗する機体なのだろう。
彼は単純な希望を込めて言った
「今こいつがどんどんラインに乗ってますからね!配備が進めば、ナチュラル共なんかあっという間に宇宙からいなくなるんでしょう?」
イザークは彼の言葉に地球にいた時と同じ苛立ちを覚えた。パナマの後、数人の同僚達に戦う理由を聞いた。そうしたら彼らはナチュラルを皆殺しにするためと答えた。中にはナチュラルを殺すのが面白いからと言う者までいた。自分と同じプラントを守るという理由なのはニコルくらいであった。
彼も、地球で別れた同僚達も判っていないのだ。これまでイザークも理解していなかったこと……ナチュラルが自分達と同じ赤い血を流すという事を。同じ人間だという事を。だからあんな簡単に敵の全滅を望む言葉を口にする事ができる。
先日カーペンタリアで聞いた演説でザラ議長が言ったようにこの戦争に勝利しなければプラントの未来は暗いものだとはイザークも思う。しかし、だからといって敵を全て滅ぼしたいとは思わない。だが、ラクスやアラスカのMSのパイロットが言う様に銃を下ろしたところを撃たれたら……考えれば考えるほど判らなくなってくる。戦いを終わらせるにはどうすればいいのか。
イザークは整備士が話を続けるのを無視してその場を去った。
レイスはラウに頼まれてある人物から受け取ったディスクを端末に入れてそのデータを開く。その中に入っていたのは奪われた三機…フリーダム、ブレイブ、アフェクション。そして現在特務隊に所属しているアスランのジャスティスとシオンのトゥルースだ。五機の詳細なデータが表示され、ある単語がレイスの目に止まり、唇の端を上げる。
「あら、Nジャマーキャンセラーなんて………本当に、期待を裏切らないわね…パトリック・ザラ。」
オーブで見かけた地球軍のMSと戦っていた新型機。てっきりオーブがストライクなどをベースに独自開発したものかと思えば、本国でも大騒ぎになっていたラクスのスパイ手引きの決定的証拠である最新鋭MSだったという。
何故、特務隊のアスランとシオンがオーブに加勢していたかは分からない。シオンはまだあり得なくはないが…事態はどうもおかしな方向に進んでいる。それはラウとレイスにとって最も望むべきもので、これはそれを更に加速させる嬉しいものだ。
本当に、人っていう生き物は期待通りのことをしてくれるものなのね。
大方、あのヘリオポリスの時点から既にMS転用を図っていたのだろう。それをヘリオポリスで奪った五機を元により強大なものにした。
ラウ、うまくいった暁には祝杯を挙げましょう。
ヤキン・ドゥーエを経由して本国へ戻ったアスランは父と対面した。
「アスラン…」
「父上…」
「お前達はよい。」
連行してきた兵士達を下がらせ、アスランはゆっくりとパトリックの前に立つ。
「どういう事だ!何があった!ジャスティスとトゥルースは!?フリーダムとブレイブとアフェクションはどうした!?」
いつもの息子に対する物とは思えない態度を空しく感じつつもアスランは問いかけた。
「父上は…この戦争のこと、本当はどうお考えなのですか?」
「何だと?」
予想だにしない問いにパトリックの目が大きく開かれた。
「俺達は一体何時まで戦い続けなければならないのですか?」
「何を言っている!そんな事より命じられた任務をどうしたのだ!報告をしろ!!」
パトリックは机を叩き報告を聞こうとするが、アスランは静かに言い放つ。
「俺は、どうしてもちゃんと父上にそれをお聞きしたくて、戻りました。」
「アスラン、貴様……いい加減にしろ!何も判らぬ子供が何を知った風な口を聞くか!」
立ち上がって詰め寄る父にアスランも言葉を荒げて問い返す。
「何もお判りでないのは父上なのではありませんか?アラスカ、パナマ、ビクトリア、撃たれては撃ち返し、撃ち返してはまた撃たれ、今や戦火は広がるばかりです!!」
「一体、どこでそんな馬鹿げた考えを吹き込まれてきた!あの女、ラクス・クラインにでも誑かされおったか!?」
まるで会話が噛み合わない。しかし、それでもアスランは諦めない。
「そうして力と力でぶつかり合って…それで本当にこの戦争が終わると!父上は本気でお考えなのですか!?」
「終わるさ!ナチュラル共が全て滅びれば戦争は終わる!!」
……………何?今…なんと言った?ナチュラルが全て滅びる?言葉を失った息子の胸倉を父が掴んだ。
「言え、アスラン!ジャスティスとフリーダムを!ブレイブとトゥルースとアフェクションをどうしたのだ!?返答によってはお前とて許さんぞ!!」
「父上……本気で仰っているんですか?ナチュラルを全て滅ぼすと!」
何かの聞き間違いで…感情の暴発で出た本意ではない言葉であって欲しい。父がそんなことを考えているなどと……
「これはそのための戦争だ!我らはそのために戦っているのだぞ!それすら忘れたか、お前は!!」
だが、その願いは打ち砕かれた。他でもない父自身の言葉で。パトリックに突き飛ばされて倒れたアスランの胸元からカガリがくれたハウメアの守り石が飛び出す。その間に、父は息子に銃を向けてきた。
「父上…」
「この愚か者が…下らぬ事を言ってないで答えろ!ジャスティスとフリーダム……ブレイブとトゥルースとアフェクションは!?」
アスランは父が向けた銃口を睨み付けたまま答えない。
「答えぬと言うのならば、お前も反逆者として捕らえるぞ!」
パトリックが机のスイッチを押し、保安兵を呼び出す。周囲から向けられた銃口を見ながら、アスランはウズミの言葉を思い出す。
『このまま進めば世界はやがて認めぬ者同士が際限なく争うばかりの物となろう。』
その通りだ…この男をトップにしたままではその先にあるのは敵も味方も死に絶えた世界だ。
「アスラン!!」
詰め寄る父に答えとしてアスランは飛びかかった。しかし、父の銃弾がアスランの肩を撃ち抜いた。
「殺すな!これにはまだ聞かねばならぬ事がある!」
「は!」
「連れて行け!ジャスティス、フリーダムらの所在を吐かせるのだ!多少手荒でも構わん!」
保安兵に腕を掴まれ、アスランは立たされる。その時、父が銃を取り出す時に落としたのか、幼い自分と母が笑っている写真立てがガラスの割れた状態で転がっているのが見えた。
「見損なったぞ、アスラン!」
「俺もです…」
愚かだ。父に最低限の理性などなかった。あのスピットブレイクの時点で既にそんなものなかったのだ。連行され、建物を出たところで既に移送用の車が待機していた。ヤキン・ドゥーエに向かう途中、キラの言葉が甦る。
『君はまだ死ねない。判ってるよね?』
俺はまだ死ねない……父を止めるまでは!
アスランは脇にいた兵士を突き飛ばし、もう一人を蹴飛ばして走り出した。
「はあ!?」
逃げようとしたアスランに兵士が銃を向けるが、突然赤毛の兵士が横の兵士を殴り倒した。
「何だってんだ、もう!」
赤毛の兵士はアスランの後を追い、何かを兵士達に投げた。煙幕弾だ。もう一発投げて兵士はアスランに合流した。
「背中をこっちに向けてください。手錠を撃ちます!」
アスランは指示に従い、背中を向けた。時を待たずに手錠は銃弾で砕かれた。
「無茶な人ですね、アンタも!死ぬ気ですか?こっちのメンバーも一人蹴倒しちゃって。」
赤毛の兵士はアスランに銃を手渡しながらしかりつけていた。
「君は?」
男は慌ただしい口調で答えた。
「いわゆるクライン派って奴ですよ!もう、段取りが滅茶苦茶だ!」
「すまない、知らなかったんだ…」
赤毛の兵士は呆れながら敵の様子をうかがう。
「そりゃ、そうですけどね。」
「ダコスタ、早く!」
さっきアスランが蹴倒した兵士がライフルで応戦しながら急かし、アスランは男と共に建物の陰から飛び出して追ってきた兵士に撃ち返した。
アプリリウスのドックには一隻のピンクの戦艦、FFMH-Y101エターナルが収納されていた。既に物資の積み込みも済み、後は発進を待つだけの艦内に放送が入った。
〈ああ…本艦はこれより最終準備に入る。いいか?本艦はこれより最終準備に入る。作業にかかれ!〉
予定にない指示に困惑するクルーに一部の兵士達が銃を向け、向けられた兵士達は追い出された。しかし、その中に元バルトフェルド隊のクラウド・デゼルトが紛れ込んでいたことには誰も気づかなかった。クラウドは追い出される直前に銃を向けてきた兵士に頷いていた。
一方、エターナルのブリッジに新たなクルーが入ってきた。その人物は現在追われているラクスであった。
「お待たせ致しました。」
艦長席の男アンドリュー・バルトフェルドは振り向いて見やり、にやりと笑った。
「いえいえ、ご無事で何より。では……行きましょうか?」
「はい。」
ラクスが答え、「遅れました。」と言ってメイが席に着いて発進準備を進める。
「出航プランCをロード。強行サブルーチン、19:20オンライン。」
「ロジックアレイ追加、セキュリティ解除を確認、オールシステムズ・ゴー。」
〈おい、何をしている?旗艦には発進命令など出ていないぞ。〉
管制室がエターナルに起こった異常を問うが、クルーはそれを無視して準備を進める。
〈どうしたんだ、バルトフェルド隊長!?応答せよ!〉
「メインゲートの管制システム、コード変更されました!」
確認を取る管制室の動きをメイが報告する。彼女もクライン派の思想に共鳴して以来、只ラクスの話し相手になっていたわけではない。限られた時間で、最低限の管制が出来るようにクライン派の軍人達に指導を受けていたのだ。現在のこの状況では、例えナチュラルのクルーでもいてくれるのはありがたく、クライン派の彼らにとってはそんなものも関係なかった。
「優秀だねえ…そのままにしてくれりゃあいい物を。」
バルトフェルドは面白げにラクスに振り向く。
「ちょっと荒っぽい出発になりますな。覚悟してください。」
だが、ラクスもサラリと頷く。
「仕方がありませんわね。私たちは行かねばならぬのですから。」
「主砲発射準備!照準、メインゲート!発進と同時に斉射!」
「主砲発射準備!照準、メインゲート!」
指揮官席のバルトフェルドが振り向き、ラクスに向かって頷く。それに答えてラクスは表情を引き締めて命ずる。
「エターナル、発進してください。」
ラクスの命令を受けてエターナルが発進する。同時に主砲を発射してメインゲートを撃ち抜き、宇宙へと飛び出す。
「ダコスタは!?」
バルトフェルドの問いにメイが応じる。
「今、来ます!」
その言葉通り、間もなく一隻の小型艇がモニターに映った。
〈隊長!〉
「ダコスタは後部ハッチへ!機体収容後、推力最大!こいつは速い!振り切るぞ!!」
「何だと、エターナルが?アスランも…!?」
「どうします、隊長?追いますか?」
レイスがラウに聞くが、ラウはそれを却下した。エターナルは高速戦闘艦、それも最新鋭。その速度はナスカ級以上だ……今からでは追いつけない。
「でも、面白くなりそうね…」
「ああ、確かに。」
まさか息子にまで見限られるとはな……
エターナルはヤキン・ドゥーエの防衛網に引っかかり、ジン部隊が迎撃に出た。ラクスが呼びかけるが、やはり聞く耳を持たないために迎撃を開始した。
いくら高速艦といえど、艦載機の援護なしでMS部隊を相手にするのは不可能だ。最新の武装を持っていても迎撃が追いつかないと思われたとき……迎撃の追いつかないミサイルが着弾前に全て撃ち落とされた。それから間もなく、追撃部隊は全て武器を撃たれて戦闘不能になった。
〈こちらフリーダム、キラ・ヤマト。〉
そう、援護してくれたのはキラだ。この艦は核動力搭載型の専用運用艦だが、このタイミングでキラが来てくれるとは。あの時…キラはアークエンジェルに戻らず防衛網ギリギリで待機してくれていた。
強情だと思ったが、アスランは今は待機していてくれた事に感謝した。
「よう、少年。助かったぞ…」
〈!バルトフェルド、さん?〉
そして、ヤキン・ドゥーエの防衛網を突破したエターナルはフリーダムの案内でL4コロニー群へ辿り着いた。
新たに現れたエターナルのクルー、アークエンジェルとクサナギのクルーは一堂に会した。場所はエターナルのパイロットアラートだ。
「初めまして、というのは変かな?アンドリュー・バルトフェルドだ。」
「マリュー・ラミアスです。しかし、驚きましたわ。」
マリューが自分の心情を素直に口にした。あの『砂漠の虎』が生きていて、しかも自分達の同志として現れるとは。バルトフェルドはそんな心中を察したかのように「お互い様さ。」笑ってキラを見る。
「な、少年?」
バルトフェルドの顔を見たキラが表情を曇らせた。
「貴方には…僕を撃つ理由がある。」
それを聞いてエターナルに来ていたユリが気遣うように見る。あの時、屋敷で出会ったアイシャという女性がいない。おそらく、彼女は死んだのだろう。しかし、バルトフェルドはそんなキラの憂いを取り除くように笑った。
「戦争の中だ。誰にだってそんなもんあるし、誰にだってない。」
「………ありがとう。」
バルトフェルドもまた、アイシャを殺したキラ達への復讐よりも互いに際限なく殺し合う連鎖を止める道を選んだ。以前言った、『敵である者を全て滅ぼして終わらせれば良いのか?』という彼自身の疑念への答えがおそらくこれなのだろう。
レナは再会の挨拶に何を言えば良いのか分からずにいたが……精一杯の喜びを出した。
「………また、コーヒーを入れてくれますか?」
「良いとも、新しいブレンドの味見をしてくれ。」
リュウは通路の陰でこっそり様子を見ていた。エターナルから降りてきた少女はキラと何か話していた。あれがプラントの歌姫ラクス・クライン……キラ達にフリーダムやアフェクションを託した少女だ。雲の上の人のように思えたが、こうして見ていると同世代の少女らしく見える。それにあの艦の指揮官はアフリカのザフト軍将校でアークエンジェルと撃ち合っていたという。そんな人が、同じ志を抱いて共にいるのが不思議だった。
そう考えながら二人の様子を見ていたが、突然ラクスが俯き、小さな声で言うのが聞こえた。
「…父が……死にました…」
リュウはその言葉を聞いて愕然とした。彼女とその父が今は反逆者として追われているのはアスランから聞いていた。つまり、彼女の父は追っ手に殺されたという意味だ。ラクスは気丈に振る舞っていたが、耐えきれずにキラの胸にすがって泣きじゃくった。
同じだ……あの子も私と…
彼女も戦争と政治の理不尽さで大事な人を奪われた犠牲者だ。リュウとの相違点は他ならぬ同じコーディネイターの手によって父を失った事だ。
リュウは今まで戦争の犠牲者は巻き込まれた人だと思っていたが、違った。戦争の犠牲者は自分やキラ達のように突然巻き込まれた人だけではない。ラクスとカガリ、フブキのように戦争の中の政治的意味で、アスランのように戦いの中で大切な人を失った人も犠牲者なのだ……
このまま進めば、ウズミの言ったように本当に世界はナチュラルとコーディネイターが永遠に殺し合う世界になる。そうなれば自分達のような人は際限なく増え続ける。
そんな未来、私は絶対に嫌だ!私もこれを止める為に何かしたい!!
リュウは決意を胸に固めた。
ニコルもまた、父との間にすれ違いが生じていきました。こちらの設定で友人の息子のキールが死んだ上にメイがニコルの好意を利用したという怒りも少しあるでしょう。
尚、バルトフェルド隊の紅茶バカのクラウドはわざと追い出されました。あの状況では、おそらく敵の仲間が一緒に追い出されるとは誰も思わないかもしれません。