知らない幼女6人が家に押しかけてきちゃったよ…   作:黒服

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短いお話ですがよろしくお願いします。


幕間
砂狼クロの世界


 

これはとある並行世界の話……

 

 

「 ホシノ先輩……ノノミ……アヤネ……セリカ……」

 

皆いなくなった……ここにいるのは私一人だけ……先生はあの“爆発事故”でいなくなってもう居ない……もう頼れる人はいない……

 

ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

「お腹が空いた……」

 

食べ物は口にしていない、なんとか水で何とかしてきたけど……そろそろ限界……この前の傷のせいで頭もクラクラする。

 

「……う……ぅぅ」バタッ……

 

空腹のあまりなの血を流しすぎたせいなのか倒れてしまう。

 

「はぁ…はぁ…うぅぅっ」

 

学校を……アビドス……私のたちの居場所を守らないと…いけないのに……身体が言うことを聞かない……

 

このまま……苦しんで死んじゃうのかな……

 

身体中に痛みを感じる…もうこのまま死んでしまいたいくらいに…砂のように消えたいくらいに。

 

 

 

 

 

 

 

 

スタスタ……足跡が聞こえる……。

 

 

「アビドスに生徒がまだ居たなんて驚いた…」

 

「お前……?その傷…大丈夫か?」

 

微かな力で目を開けると“ヘイローがない”青年が居た……私より年上って感じ…いや、男の生徒?

 

スッ……

 

「立てるか?」

 

手を差し伸べられる……私は迷わずその手を伸ばした

 

 

これがあの人との出会いでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お゙ぎゃ゙あ゙!…お゙ぎゃ゙あ゙!…お゙ぎゃ゙あ゙!」

 

 

「生まれましたよ砂狼さん!元気な女の子です!」

 

「はぁ………はぁ…この子が私の……」

 

産声を上げながら泣くヘイローを持った元気な赤ん坊が視界に映る……私とあの人の子……私は赤ん坊を抱きしめる――

 

「名前は……クロにしよう……宜しくね」

 

元気な子に育ってほしいと私は願った。

 

 

 

「ねぇ、パパ…ママはどんな人だったの?」

 

私は母親の事を父親に尋ねる。尋ねられた父親は肘をつきながら言う

 

「……クロ?ああ、お母さんのこと?…はは…そうだなぁ…強くてカッコいい人だったかな?」

 

「強くてカッコいい……?」

 

「シロコの卒業式の後に“勝負“を申し込まれたっけ……?勝負して勝ったら嫁になってあげるとか突然言い出してな」

 

「どっちが勝ったのママ?」

 

「ああ…シロコはとても強かったよ、ギリギリなところ負けそうになったけどでも勝った…勝っちゃたんだ」

 

 

「まあ、勝負するくらいなら普通に漫画みたいなかわいい告白はして欲しいかったな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこに行っちゃったの……パパ……」

 

カイザーの人たちに連れて行かれあれから帰ってこない…どこも探してもいない……ただ唯一見つけたのはパパが大切に持っていたキーホルダーだけだった……。

 

「……何もない」

 

………街はもう既に廃墟になっていて何もない…治安がとても悪くなって人がどんどんいなくなってきたんだ

 

ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……

 

お腹が鳴る、ずっと何も食べていない……。

 

「お腹がすいたよ……」

 

柴大将のラーメンが食べたいな……でもずっと前に潰れちゃって大将がいなくなったんだっけ

 

 

 

 

「ただいま…」

 

家に帰っても誰もいない……ママとパパは家にいない……私は一人ぼっちだ…

 

 

食べ物だってもうわずか…家に残っている非常食はもう缶詰一つ…これっぽっちしかない…食べ物がなくなった後いつ餓死してもおかしくない

 

「ツナ缶はもうこれだけ…」

 

家の庭に畑はある・・・でも空がおかしいせいで作物が全く育たない。パパ達から教えてもらったこともやったてきたけど全部無駄になっている。

 

「米は…もうない」

 

 

今日はこれくらいにしよう…お腹はまだ空いているけど…でも明日がある…明日の自分に何とかしてもらおう・・・

 

 

 

キラン…………ッ!

 

何か黒い空から何かが光ったように見えた

 

「ん……アレは……何……?」

 

窓の外に何か光が見えてくる……それはどんどん近づいて広がって来る……。

 

「ッ……!眩しい……!!」

 

すると辺り一面光に飲み込まれ……私の意識は無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん……ここは……」

 

……アビドス……砂漠……さっきまで家に居たのに……

ん……?誰かいる……私以外に人なんて居たのかな?……私の近くに一人……いや、5人くらいか倒れていた……。

 

「んんぅ……」

赤いメガネをかけた私より小さい黒髪で耳が尖った子

 

「あれ……ここは?」

使い古した青い“制帽”を被ったロングヘアでベージュの髪色をした子

 

「ひぃん……酷い目にあったよぉ……」

 

緑がかった薄い水色女の子……私より年上だ

 

「うへ……え……?ここどこ?」

ピンク色の短髪のアホ毛の子

 

「いたたたたぁ……ってアレ!?どこ!?」

ツインテールで猫耳の黒髪の子

 

「……?????」

 

この人達は一体……。

 

 

 

 

「これは……ッ……クククッ……アビドスでとてつもない強い神秘が観測しました……暁のホルスより強力ですね…………しかしこの反応は随分と珍しい……これは実に興味深い」

 

黒いスーツの男は高く表示されているメーターを見て不気味に笑うのであった。

 

 

 

 

バッ!!若い青年が起き上がる——-

 

「……ああ……なんだ地震か?……廟堂の掃除すんの忘れてた……早くやろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




そして第一話へ繋がる————

砂狼クロ 年齢:五歳
説明①
並行世界のキヴォトスの住人。主人公くんと砂狼シロコとの間に出来た子供。
ヘイローがシロコと似ているが少し変異している。両親を失っている為、孤児。

外見は一年の頃のシロコに近く、性格もシロコに近い。彼女が付けているマフラーは形見として大事に身につけている。

シロコより強い神秘を持っているのでパワフルで強いです。

砂狼シロコ(クロの母親)
クロを出産してから四年後に急激な体調を崩し、数ヶ月後にこの世を去った。

本来の彼女はテラー化するはずだったが主人公くんの介入に分岐した世界線の人物。色々あってアビドスを卒業後に主人公くんと結婚し、クロを身籠る。

ヘイローはテラー化はしていない為通常のままだか、外見は成人している為シロコ*テラーに近い感じになっている。

父親
クロを置いてどこかへ消えた———というか死んだ。

テラー化寸前のシロコをつけ込み、堕とした張本人。案外ムッツリスケベなのでシロコに半端セクハラに近いことをしていると逆に襲われて搾り取られるのがオチ。青春している野郎ですよコイツは・・・まあ、他の世界の主人公くんも青春しているんですけどね。

主人公くんは名字を持っていなかった為、シロコの名字で婿入りしている。

幼女達の両親の末路について…バッドエンドな世界線です…。シロコの方は大体練っているんですけど他の子がねぇ…

  • ハッキリ描写する
  • ぼかしながら描写するか
  • 匂わせ程度、読者さんにお任せ
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