星雲からの使者   作:完全にわかのバカ野郎

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 書き直しが多いとなんか気にくわないよね。



十四話

「アーラ・アラフ様。わ、我々はあなた様の行為の邪魔をする意図は無いのです。さ、先程も申した通り王国のガゼフを始末するよう法国より命を受けていただけなのです」

「そのわりには君達、監視されてたね。なんでかな?」

「そ、それは……我々も分かりかねます」

「(光の神:アーラ・アラフ様が再度降臨なされた、この事は国に……法国に? 我々を監視していた国に戻り報告するのか? 何故? 私が信仰を捧げるのは法国ではなく……アーラ・アラフ様! そうだ! 私が信仰するのは国ではない! 光の神たるアーラ・アラフ様だ! 

 私は神の国に向かうのだ!)いと尊き光の神よ! 我等を神の国にお連れくだされ、我等はであればあなた様のお力添えが出来るかと具申いたします!」

 神の国? ………この場合ナザリックになるのか? どうしたものか。

 

「〖モモンガくん、どうする? やっぱり連れてく?〗」

「〖………連れていきましょう、さっきの奴等と同じように。そうすればスレイン法国とやらの内情を知れますし、何故あんな事をしたのかも詳しく分かりますから〗」

「〖うん、じゃあそうしようか。行き先は……さっきと同じで言峰の教会しておこうか〗」

「〖そのほうが良さそうですもんね、ナザリックのNPC達はアレですからね〗」

 

 2人で内々に伝言(メッセージ)で話し合っている間、ニグン達は自分達に下される沙汰を待つしか出来なかった。

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「さて、君達には()達の居城に来てもらう。粗相の無いようにね。アインズ、転移門(ゲート)を頼めるかな」

「ウム、頼まれた。転移門(ゲート)

「じゃあ君達、あの門を通りなさい。この先に神父が居る、どうすれば良いかは彼に聞くといい。

 〔伝言(メッセージ)〕〖言峰、そっちにまた人間を送る、教会で対処しなさい。さっきも言ったけど殺さないようにね〗」

「〖それが君の御命令とあらば、その様に〗」

「〖頼んだよ、後で僕もやりたい事があるからね〗」

「〖主の望みのままに〗」

 

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 死の騎士(デス・ナイト)とセラフィー・ルカを先頭に村人達が取り囲み、村人総出で無数の賛辞や感謝の言葉を受けている中、ガゼフ・ストロノーフが姿を見せた。

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「ああ、ガゼフ殿ご無事で何より。もっと早くお助け出来ず申し訳ない」

「あぁ、回復出来たみたいだね。もしかしたら使えないかな? と、思ったけど意味があったようで何より。でもすまない、あのアイテムが発動される前に助けられたら良かったんだけど……本当に無事で良かったよ」

「おお! アインズ殿にスターセル殿。貴殿らのお陰でこの様に私も、私の部下も無事に助かり回復する事が出来た、本当に感謝を。

 本当に私達が助かったのも御二人が居たからこそだ。それに、スターセル殿のアイテムが無ければあの時どうなっていたか……」

「いいや、あのアイテムは所持者が窮地に陥らなければ発動しない物だ。それを意味するのは戦士長が危機に瀕している事を表す、だから出来ればその前に助けれたら良かったけど此方(こちら)も時間がかかってしまった」

「これ以上は謝罪の押し付け合いになりそうだ、アインズ殿、スターセル殿」

「ははは、確かにこれ以上は止めておこう。因みに彼らは?」

「数が多かったからね流石に全滅は出来ずに追い返すだけで精一杯だったよ、出来れば1人2人捕まえておきたかったけど……残念だ」

「そう……か。いや、仕方ない事だ、追い返しただけでも御の字だ」

 うん、善い人だね、本当に。善い人過ぎる、この先が不安になる程に、それにこの人は多分……。

 

「さて、アインズ。もうそろそろ帰ろうか」

「はい、帰りましょう。では、我らはここで失礼する」

「何処にお戻りになるかお聞きしても?」

()達の研究拠点だよ」

「お二方の……拠点。何処に有るかお聞き………するのは止めておこう、無粋が過ぎる」

「そのほうが貴殿の為だ」

「あぁ、そうだ。君には渡したい物が有るんだ」

「私に?」

「うん。戦士長はまさしく勇敢なる戦士だ、そして()は勇敢なる戦士にはそれ相応の褒美が有るべきだと()は思ってる。

 だからこれを君に」

「(ご、ご褒美ぃい。に、人間ごときがOne Radiance Thing(ワン・ラディアンス・シング)様から下賜されるなど! 今すぐあの下等生物(人間)にーー)」

「アルベドー、変な事考えないでね、流石に僕も怒るよ」

 

 その言葉に肩を大きく跳ねさせすぐさま跪き、頭を垂れ赦しを乞う。

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「はぁ、全く……この辺りは要勉強かな」

「アハハ、そうですね」

 本当にNPC達に教えないとな、これは致命的だ。

 

「ところでオルトさん、彼には何を渡したんですか?」

「これ……は、足装備(グリーブ)?」

「ええ、失礼かと思われるかもしれませんが………貴殿らの装備はあまりにも酷すぎる」

「そ、それは……」

「理由はなんとなく察しがつきます、戦士長は腹芸(政治)が苦手と見た。そしておそらく今の装備はその結果だろう、だからこそ戦士長にこれを渡したい。

 この装備は()が昔手に入れた装備だ、そしてこれは帰属装備でもある」

「帰属………装備?」

「一度装備した者しか着けられないし外せない、という意味だよ」

 

「で、ではスターセル殿にしか着けられないのでは?」

()は手に入れただけで使っていないのさ、だから戦士長が着ける事が出来る……という事さ、故に戦士長に受け取って欲しい」

「…………分かった、有り難くいただこう」

「使われない装備程悲しい事は無いからね、この装備の名前は黒獅具足(コクシグソク)

 移動速度が少し速くなる装備だ、戦士長の助けになると思う」

「何から何まで有り難う、多大な感謝を。この装備、有り難く使わせていただく」

「それじゃあ、()達はこれで本当に失礼させてもらうよ、ちゃんと使ってね」

「ああ!! 勿論だ!」

「アインズ、行こうか」

「あ、あのこの村はどうなるのでしょう」

()達の拠点はここからそれなりに(・・・・・)近い、だからたまには顔を見せに来る事が出来ると思うから安心すると良い」

「あ、有り難う御座います!!」

「じゃあね、アインズ転移門(ゲート)を」

「ウム。転移門(ゲート)、では我らはこれで失礼する」

 

 村人達もガゼフも2人が見えなくなるまで頭を下げ続けた。

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「ふー……つっかれたー、ああいうのは御免だね」

「ははは、私の苦労も少しは分かってくれて嬉しいな」

「良くやるね、モモンガくん」

「ところでオルトさん、大丈夫なんですか? ユグドラシルのアイテムを渡して危ないんじゃ……」

「うん。普通に考えればその通りだ、でもだからこそ僕は渡した」

「だから………こそ……! この世界においての価値観……ですね。それに低レベル帯でそれなりに使う装備ですから、確かに俺達にはいらないですね」

「そ、この世界は程度が低い。それは魔法が良い例だ、さっきの……えーと。あぁそうそう、ニグンだっけ? 彼が言うには第三位階魔法を使えれば熟練の魔法詠唱者(マジック・キャスター)とさえ言われているんだよ? 

 それに渡したのは最上級(アドヴァンスト)。僕達には無用の長物だ、さっきのゴミアイテム(天使像)よりかはマシ程度の装備さ。

 しかしさっきも言った通り程度が低い、魔法でアレなら装備はどうなのか、はてさてこの行為、どうなるかな……愉しみ」

 

 弾むような声色で言うオルトの顔は逆光で見えなかったが、今の彼の声色はユグドラシルで新ダンジョンや新イベント、PKKに向かう時の声色をしていてモモンガにはとても愉しそうな()をしている様に思えた(見えた)

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「それにしても彼らは貧相な装備でしたね」

「彼は政治が下手なんだろうね、だからあんな装備で出撃せざるを得なかった。本当に最上級(アドヴァンスト)程度でどうなるのかな」

 本当に、愉しそうだな。オルトさんが愉しくしてると俺まで愉しくなってくる。

 オルトさんこの世界で一緒に、存分に愉しみましょうね。

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 さて、と。それより、これからが面倒くさいぞ~。どうしよっかなー。

 

「あれ? でもあの装備って帰属属性ありましたっけ?」

「後から付け足したんだよ、帰属属性。出来るかなーと、思って実験的にやったら出来た。

 その結果、レアリティが中級(レア)から最上級(アドヴァンスト)になっちゃてね。まあでも、なんでもやってみるもんだね、面白い結果になったし。

 その代わりに無限の背負い袋(インフィニティ・ハヴァザック)の肥やしになってたしちょうど良かったよ」

 

 アイテム等級、最上級(アドヴァンスト)。ユグドラシルにおいて高レベルプレイヤーには見向きもされないアイテム(装備)

 しかし、ユグドラシルプレイヤー達は『手に入れた(作った)からには捨てるのは惜しい』。と考える者達が多く、殆どのプレイヤー達はアイテムボックスにしまい込み死蔵する事が多々ある。

 それはオルトも例外ではなく『昔使った(作った)し、捨てるのはなー』と思う側の人間だった。そんな事情も有り、今回のガゼフにたいしてユグドラシルのアイテムを渡す事はオルトにとってゴミ掃除レベルでしかなかった。

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 色々難しい、頭がパンクしそうだ。

 アルベドさんが空気になってる、でも入れる場所が………無い。
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