星雲からの使者   作:完全にわかのバカ野郎

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 二軍さん、生存決定?果たして人間としていられるのか。


十五話

「さて、()ずは私達が勝手に動いた事を詫びよう。

 だが、これは必要な行為なのだ。我々はこの世界の事を何も知らない、故にこそ今回の行動をとった、これは我が友も同意見だ。何があったかはアルベドから聞くように。

 そして我々は名を変える事にした、それはーー」

 

 モモンガは指である場所指し示し、全員の視線を1箇所に集中させーー

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「我々は今! この時を以て名を変える。私の名を呼ぶ時はアインズ・ウール・ゴウンと呼ぶが良い。そして我が友はーー」

「この姿の時は惑星統括細胞(スターセル)だ。それ以外の姿の時は……今のところ、オルトと呼ぶと良い。One Radiance Thing(ワン・ラディアンス・シング)じゃあ長いからね」

「い、異論がある者は立ってそれを示せ」

 

 モモンガの一言に真っ先にアルベドが満面の笑みで声を上げた。

 ━

「ご尊名伺いました。アインズ・ウール・ゴウン様万歳! 惑星統括細胞(スターセル)様万歳! 

 いと尊きお方々、アインズ・ウール・ゴウン様にスターセル様にナザリック地下大墳墓全ての者より絶対の忠誠を!!」

 

 アルベドに遅れて守護者達は一斉に声を上げる。

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「アインズ・ウール・ゴウン様万歳! スターセル様万歳! 至高の御方々のまとめ役であられるアインズ・ウール・ゴウン様に、全てを蹂躙せしスターセル様に私どもの全てを奉ります!」

「アインズ・ウール・ゴウン様万歳! 恐るべき力の王のアインズ・ウール・ゴウン様、あらゆる物を飲み込みし究極の一たるスターセル様万歳! 

 至高の御方々の全ての者が御方々の偉大さを知るでしょう!」

 

 NPC達が、シモベ達が唱和し万歳連呼が玉座の間に響き渡る。

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「〖ズルいですよ! オルトさん!2人で決めた事じゃないですか!! 支配者としての威厳を出すって!!〗」

「〖あっはっは。ソレは君の役目でしょ? それに僕は『体』が沢山あるし、それと僕は親しみやすい支配者? ってヤツさ、僕をワンクッションとして君に話を通す。

 そうすれば彼等が考えている(勘違いしている)事を君に分かりやすく説明出来るし、君も僕と話すなら気を抜けるでしょ?〗」

「〖う、そ、それは……そうですけど。なんか釈然としません〗」

「〖後はアレだね、飴と鞭。これに関してはどっちがやるとか決めずに柔軟にやろうか。

 モモンガくんが飴をしたら僕が鞭をして、モモンガくんが鞭をしたら僕が飴をするって事で〗」

「〖それは……良さそうですね、それならどっちも親しみやすい支配者になれそうですし〗」

「〖ま、これからも手探りで探しながらやっていこうね〗」

「〖はい。頑張ります〗」

「〖さて、と。今からが大変だぞ、やり抜こうモモンガくん〗」

「〖ですねぇ、どうなるのか予想が出来ませんよ〗」

「〖その辺りは僕がなんとかするよ。早速飴と鞭だ〗」

「さてーーこれよりお前達の指標となる方針を厳命する。

 アインズ・ウール・ゴウンを……我等のギルド:アインズ・ウール・ゴウンを不変の伝説とせよ。

 英雄が数多くいるなら全てを塗りつぶせ。アインズ・ウール・ゴウンが、スターセルこそが大英雄だと。生きとし生きる全て者に知らしめてやれ! 

 より強き者がもしこの世界にいるのなら、力以外の手段で。数多くの部下を持つ魔法使いがいるなら、別の手段で。今はまだその前の準備段階に過ぎないが……将来、来る(きたる)べき時の為に動け我々こそが最も偉大なものであるという事を知らしめる為にだ! 

 

 そう。オルトが言う通りにモモンガがアインズ・ウール・ゴウンを使いこの名を広め、この世界全ての耳に入れさせる。

 かつての仲間達ーーギルド:アインズ・ウール・ゴウンのメンバーは辞めていった、唯一残ったのはオルトだけだった。

 実はモモンガのように、オルトのようにこの世界に来た可能性もある。

 だからこそギルド:アインズ・ウール・ゴウンという名を、伝説の域にーー知らないものが誰1人としていない程の領域まで、この2人が上らせる。

 地上に、天空に、海に。知性を持つ全ての者に。もしかしたらいるかも知れないメンバーの元までその名が届くように。

 モモンガの覇気に満ちた声が、玉座の間の何処にいようが聞こえる程の気迫をもって広がる。音を立て、一斉に玉座の間に集まった守護者達が頭を垂れる。祈りとも称すべき崇高なものがそこにはあった。

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「皆、面を上げて」

 

 オルトの声に反応し守護者達が頭をあげる

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「先ずはモモンガくんから説明してもらおうかな」

「ウム、私と我が友は更なる知見を深める為ある事をしようと思っている。

 それは………人間に扮し人間の世界を見る(探る)。と、いうものだ」

「これに関しては僕のほうからモモンガくんに提案した、僕達はこの世界を知らな過ぎる。

 何がどうなっているのか、誰が何をやっているのか、そして……何故この世界(・・・・)でユグドラシルの魔法が使えるのか」

 

 大仰に両腕を広げ演説をするように、或いは守護者達に言い聞かせるように。

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「故にこそ、僕達は知る必要がある。その(ため)には取る行動は『外に出る』だ。

 当然、同じ場所で同じ事をしても意味がない。だから僕とモモンガくんは別方向で行動をする。

 モモンガくんは王国で冒険者として行動し、僕は帝国で冒険者として行動する。というものになる、そしてこれは決定事項だ、僕達は止めるつもりは無い。

 とはいえ君達もこれでは納得しないだろうと言う事も分かっている、だから折衷案……落としどころを作ろうじゃないか。

 それは至極単純なモノだ。誰か一人以上、僕達に同行する、これが僕達から君達に出す提案(命令)だ。そして当然だが、連れていく者達は僕達が決める、反論は認めない。

 君達は人間にたいしての感情・認識がよろしく(・・・・)無い、そういった者を連れて行くことは無いと知りなさい。

 ………さて君達に言う事はこれで以上だ。僕達は自室に居るモモンガくんに同行したい者達は彼の部屋まで行きなさい、僕の場合は……そうだね、僕が製作した子らからも選別もしようかな、勿論君達の中の誰かを選ぶかもしれないから、期待すると良いよ。

 あぁそれと、アルベド、デミウルゴス。君達には別件で動いて欲しいから僕達の同行は無しだ、良いね? それじゃあ僕は部屋(エリア)に行くよ、モモンガくん、後は頼んだよ」

 

 そう言い残すとリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを使い自分の部屋(エリア)に転移する。

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「さてはてさ~て……どの『体』を使おうかな。とはいえ異形種は無し、ただのモンスターだし人の領域に行くんだからコレを選ぶのはバカがする事だ。

 となれば人間種か亜人種、しかし亜人種も異形種と同じように無し、亜人……つまりはゴブリンを初めとしたモンスターに近い種族、というよりモンスター側の認識で良い、つまりは人間の街に行くには不適切だ。

 結局は人間種一択か……しかし人間種と一言に言っても種類が多い、どれを選ぶ……通常の人間、次に森妖精(エルフ)そして最後に山小人(ドワーフ)

 山小人(ドワーフ)。う~ん山小人(ドワーフ)はなぁ、鈍重だから戦闘には使いたく無いしそもそも戦闘用に作ったドワーフは少ないし、かと言って人間はつまらない。

 ……結局はエルフか、エルフにするとしてどのエルフにするか……前衛型、中衛型、後衛型。連れていく子ら次第かな」

「んじゃあ次は連れていく子らだけど、百貌は当然無し、彼等には近隣の国々で情報収集をして欲しい。次に言峰……ダメだなアイツも無しだ無し、絶対何かしでかす、連れていくくらいなら単独で法国に投げ込むほうがまだ良い、アイツの職業(クラス)は一応は信仰系魔法が多いし最適では無いが適任ではある、少し考えておこうか。

 よし次にいこう。次はえーと……リストリストっと。

 それにしても、やってよかった運営にパンチ(ウロボロス)、なんでもしてみるもんだね。お陰でナザリックとは別口でポイント貰えたし。

 ……イヤまぁ脅したとも言うけど。それはそれこれはこれって事で。

 んで、リストの中から誰を選ぼうかな~と、う~ん」

「何を悩んでいるのか分からないが、食事の時間だ、食べるといい」

 

 自身が製作したNPCリストと、にらめっこしながらうんうんと唸っていると型月シリーズコラボの際に作ったNPCの1人、英霊シリーズ。エミヤシロウがそこにはいた。

 このNPCは自分が知っている(・・・・・・・)事と原作データを引っ張ってきて製作したが故に器用貧乏がコンセプトのNPCになってしまった、お陰で強いは強いがとッ散らかったNPCになった。

 理由の1つは料理人の職業(クラス)、戦闘職で後衛型しかし、それ以外にも他の非戦闘系職業(クラス)も取得させてしまったNPCだ。

 ━

 あーうん、後悔はしてないから良いんだけど。エミヤか……エミヤ? ……料理人? 旅には料理は必須、美味い料理はそれだけで士気が上がる。つ、ま、り! 

 

「1人目は君に決めた!! よし! 君と行こう」

「なんの事か分からないが、一昔前に流行った名台詞をいきなり言うのはどう言う意味か教えてくれるかな」

「あーうん。ちゃんと説明するとも。えっとねーー」




 そりゃ作るよねエミヤシロウ、バトラーでブラウニー(家事手伝いな妖精)な彼。だって百貌さん並みに優秀なんだものこの人。
 てな訳で3人目のオルトくん製作NPCはエミヤシロウです。4人目以降はどうなる。
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