星雲からの使者 作:完全にわかのバカ野郎
デミウルゴスの仕事ほぼ無くなったじゃん、どうすんのよ。どうしよう。
「オルトさん……」
「……何かなモモンガくん」
「まだ隠してる……言ってない事有るんじゃないですか?」
「あー……ちょっと待って、今思い出す」
モモンガに言われ他にもやった事を思い出そうとしている。
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「あ、えーと。フロムって言うシリーズのフィールドだったりモブとボスモンスター群とか、.hackのタウンとカオスゲートで行けるダンジョンやフィールドだったり、勿論ソコに出てくるモンスター群とか……まぁ、早い話がコラボイベントのダンジョンにフィールド、モブを含めた各種モンスター………あ、コラボイベントに出てくるNPC達も居るね」
オルトの発言にコメカミを抑えデミウルゴスに出した指示を思い出し、デミウルゴスに確認をとる。
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「オルトさん、もっと早く言ってください。出来ればユグドラシル時代に」
「言ったって思ってたみたいだね、ごめんねモモンガくん」
「はぁー……
デミウルゴス、ドラゴン種の皮ならどの位階までのスクロールを作れる」
「ドラゴン種であれば問題なく第10位階魔法までのスクロールが作れるかと」
「だろうな。我々も昔、ドラゴンを乱獲し第10位階魔法のスクロールを山程作り上げた、例え異世界だろうがソコは変わらんだろう、であれば、だ」
デミウルゴスにはスクロール及びスクロールの材料の確保に定期的な供給を可能にする事を指示していた。
だが、今までのオルトの
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「デミウルゴスよ、お前への任務を変える。王国へ行き誰にも気づかれる事無く
「ハッ! 此度の任務を至上命題とし粉骨砕身の覚悟を以て完遂致します!」
「えーと……なんかごめんね、やる事変えさせて。
モモンガくんもごめんね、本当に言ったと思ってたんだ、でも思ってただけだったね、次からはすぐに伝えるよ。
それと、後で何をしたかの資料を作って渡すね」
「お願いします、オルトさん」
言った気になっていた事柄によって任務を変えざるを得なくなった事に罪悪感を抱いたのか、謝るし事か出来ず、自分がしていた事の資料作りを約束し渡す事を決めた。
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「オルト様が謝る事ではありません、このデミウルゴスが思うに、オルト様の行為はナザリックを思っての事……であれば誇るべき行為に御座います。現にスクロール問題を解決なされました」
「そうだな、その通りだ。(そうだ、デミウルゴスの言う通りだ、オルトさんのお陰で全位階のスクロールを使う事に躊躇いが無くなった、これは大きい。
それにデミウルゴスに与えていたスクロール材料確保の任務はもういい、その次に或いは同時にさせる予定だった王国への干渉、スクロールの懸念が無くなり王国への干渉が早まっただけの事、特段困る事は無い。
それどころかデミウルゴスの負担が減り王国へ集中出来て想定より早く掌握出来るかもしれない。
それに、オルトさんの奇行は今に始まった事じゃないし)」
「資料を作って渡すとして、モモンガくんも王国で活動させるんだね」
「『も』って事はオルトさんも誰かにやらせるんですか?」
「うん、そのつもりだよ。折角だし来てもらおうか。
「どんなNPCを行かせるんですか?」
「一言で言えば胡乱なヤツかな」
「う、胡乱……ですか」
「変なヤツなんだよね、まぁそう作ったから別に良いんだけどね」
「それより、今すぐ来いって……来れるんですか?」
「うん? あぁその事かい、大丈夫だとも。こっちに来てすぐにあの
「え"……だ、大丈夫なんですか?」
「まぁ、渡しても
2人で話しているとナザリック・マスターガーダーが扉を開き入ってきたのは毛先が巻かれている長髪の髪型で右肩を脱いだ状態で着物を着ている2m程の大男と、杖を付き青い蝶の様なコートを着た老人が入ってきた。
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「紹介するよ。
胡乱な大男が蘆谷道満、悪巧みしてそうな老人がジェームズ・モリアーティだ」
「ンンンンン。マスタァ……この道満、胡乱……等と言われては悲しく思いますぞ」
「はははは! 悪巧みしてそうとは失礼な事を言うネ」
「なら、悪巧みしているに変えようか? ジェームズ。それと道満、思ってもいない事は言うものじゃないよ」
「ンンンンン、はて……何の事やら」
「おや? その為に私を呼んだんじゃないのかナ」
NPC、ジェームズ・モリアーティは己が何故呼ばれたのかを把握しており、物怖じせずオルトに言い返した。
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「その通りだとも
だが先ずは道満にしてもらいたい事から言おうか。
道満、君にはリ・エスティーゼ王国に行き誰にも気づかれる事無く
やり方は君に任せるが逐次報告はするように、それと勝手な事もしないように、良いね?」
「ンンンンン……この道満、マスターの意にそぐわぬ事など致しませぬとも」
「変な事したら殴るからね」
「どうやら拙僧には信用が無いようで御座いますな」
「君の事は良く知ってるからね、でもね道満、君には期待しているよ」
目を見開きチェシャ猫が如く口を歪め悪辣な表情を浮かべ「お任せを、マイマスター」と含みのある返事をした。
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「頼んだよ、道満。
さて、次はジェームズだ。ジェームズ、君にはバハルス帝国に行き道満同様に誰にも気づかれる事無く
君の場合は……あまり心配せずとも良さそうかな、君であれば
「おや? 随分と私の事を信頼してるネ」
「君が失敗する事はあり得ないからね、思う存分やると良い、連れて行きたい子がいるなら連れて行っていいよ、そうだね……マタ・ハリとかどうかな? 彼女なら
オルトの言葉を聞き目を閉じ数瞬思考を巡らせ口を開く。
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「成る程、確かにソレなら私も動きやすいね、後は、活動資金も欲しいところだネ」
「ソレに関してはこれから集めるから少しばかり待っててくれるかな、
「では、活動資金が溜まり次第私は動こうかナ、道満くん。君はどうするのかね」
「拙僧に御座いますか? ふぅむ……直ぐにでも動きましょうや、あぁ折角ですので活動資金も集めておきましょう、構いませぬな?」
「それは助かるね、頼んだよ道満」
「この道満にお任せを」
これで当面の課題は済んだ、後は
「道満、君と同様に王国で
「此処に」
「彼はナザリック地下大墳墓の知恵者、デミウルゴスだ。君達2人で情報共有しながら
「このデミウルゴスにお任せを!」
「ふぅむ……。(これが言っておられた神が如く崇拝ですか……面倒な相手ですな)これはこれは、中々の意気込みですなデミウルゴス殿、して拙僧は蘆谷道満と申します。以後お見知りおきを」
「……これはこれは、ご丁寧に。私は第7階層守護者、デミウルゴスと申します、此方こそ以後お見知りおきを」
……真反対の性格に考え方。大丈夫かあの2人。誰かにフォローさせるか? なら誰にさせる? 百貌を付けるのは当然として、後は誰を付ける? 考えておくか。
……仲良くしてくれれば良いんだけど、どうなる事やら。
オルトくん、やっぱり色々とやらかしていた。コラボイベントのあれやこれを呑み込むって何してんのこの人、莫迦じゃないの。
運営が頭を抱える唯一?のプレイヤーでしょこんな事してたら、でもオルトくんに強く出れない運営、でもORTを実装してプレイヤーが成れるようにしたんだから自業自得だよね。