星雲からの使者 作:完全にわかのバカ野郎
エルフ体オルトくんの種族はなんとなくで決めました。
そしておそらく他の人間種の『体』も似たような種族。
異業種?全部ORTに呑まれ準怪物さ。
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オルトくんは人間種の場合は複数のLv.
ですので、今のエルフ体オルトくんもLv.
「……そうだが、それがどうかしたのかね」
「私は
「だ、そうだが」
オルトはイミーナを一瞥し「間違ってはいないね」と答えた。
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「それは、どう言う……」
「
正確には違うけど言う必要ないでしょ。
「プライミーバル・エルフロード………」
「ま、
ユグドラシルで、種族:
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「君達
まぁそれも数千年前の話だけどね、それで?
プライミーバル・エルフロードのフレーバーテキストにて、エルフはプライミーバル・エルフから誕生した種族と書かれている。
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「あ、えっと……帝国だとエルフは奴隷にされるから心配だったの」
「安心したまえ、我らのリーダーは弱くない」
「そう」
その一言に何処か安心した様子だった。
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「それより、君達は2人で行くつもりなのか」
「イヤ、もう2人いる。今は買い出しに入っててな」
「4人か、我々を含めれば8人になるが……それでも大丈夫なのかね」
「報酬か? なら問題無い、カッツェ平野に出るアンデッドは国から討伐依頼がくる程だ、そして金を出すのも国だ、報酬はケチらんさ」
へぇ、国からの依頼ねぇ。国が出す程厄介な場所って事か、少しは愉しめるかな。
「やる気になったようだな」
「少しはね」
「それは何よりだ」
報酬の割合の話し合いをしていたら、買い出しに行っていた残り2人のメンバーが帰ってきた、がーー。
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「帰りましたよ」
「ただい………うっぷ、おぇ」
帰ってきた内1人がオルトを見ていきなり口を押さえる……が、しかし手の隙間から吐瀉物が溢れ出た。
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「アルシェ!!」
「何いきなり、人の事見て吐くとか」
「アルシェ! 大丈夫? いきなりどうしたの!?」
「フー……フー……うぁ、うぷ」
イミーナがアルシェと呼ぶ、今も吐き続ける少女の背中をさすり体調を気遣う。
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「はぁ、はぁ、はぁ………すみません、もう大丈夫で……うっ……ふぅふぅ……ふぅー。
すみません、もう大丈夫です」
「アルシェ、何が有ったの?」
「………そこの人の魔力、フールーダ先生以上の魔力を持ってる……」
フォーサイトの面々に緊張が走る。だがそれも当然の事、フールーダ・パラダインとは帝国に生きる伝説、帝国に住む者であれば知らない者はいない程の
それは、フールーダ・パラダインが帝国の大
誰もが仰ぎ見るマジック・キャスターで、誰もが憧れ畏れる存在。
オルトを見て、その人物より魔力が多いと言った相手が今、目の前に居る。
そしてフォーサイトのメンバー達は誰1人としてアルシェの言葉を疑わない。その理由は彼女が
能力は『魔力系
故に知ってしまう……オルトの強さが、オルトの恐ろしさが、オルトがどれ程の存在なのかをーー
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「あ、貴方は、何者ですか。先生以上の魔力を持っているなんて………あり得ない!!」
「………そのフーなんとかってのが誰か知らないけどさ、君達の物差しで
殺すか? ……エミヤが怒りそうだからやめるか。
「……君は何故、その様な事が分かったのかを教えてもらっても良いかな?」
「私にはタレントが有ります。
フールーダ先生と同じタレント、『魔力系
…………フールーダ先生は第6位階までの魔法を使える帝国の大
帝国を帝国たらしめるお人です、だからあり得ないんです、だってそれはーー」
「
ふ~ん第6位階までか……その大
この世界で第6位階か、それなら逸脱者と呼ばれても当然なんだろうね、何せ第3位階が使えれば熟練と言われる世界なんだし。
しかし困ったな、まさか魔力を見れるタレント所持者に出会うとは、
「(あり得ない、そんな事……あり得る筈がない、先生以上のマジック・キャスターなんて、そんなの……神話に出てくる様な存在! でも私のタレントが間違う事はない、何者なのこの人は……まさか神だとでも言うの…………)」
「フールーダ・パラダインってのは神の領域に挑まんとして逸脱者と成った化物だよ」
「神の領域?」
「フールーダ先生は第7位階、そして存在しないと言われている第8位階魔法に挑戦している凄い人です」
「第8位階が存在しない? あっはっは! 何それ、低レベルにも程があるでしょ。そりゃ第3位階で熟練って言われるよ」
「(この人は何を言ってるの? 第8位階が低レベル? 嘘、あり得ない、あっていい筈がない!)」
「でも……益々興味が出たね、仕事が終わったら会わせてよ。先生って言うくらいなんだから知り合いなんでしょ?」
「え、あ、それは………その」
「なに? 訳アリなの? なんだ、期待して損した。じゃあさっさと仕事終わらせようよ」
「すまないね、彼はこう言うヤツでね。さて、依頼の話をしようか、優先すべきは依頼だ。
リーダーの我が儘なぞ無視すればいい」
「(この人も先生と同じか少し少ない程度……この人達、本当になんなの先生と同じかそれ以上の人が2人も居るなんて)」
「あー、そうだな。依頼内容を話そうか。俺達がしようとしてる事はなーー」
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「成る程、放っておくと上位のアンデッドが発生する為、国が討伐依頼を常時出し定期的に狩って減らす必要が有ると言う訳か、国が依頼元である為報酬が良く支払いが確実にされる、と。
確かに悪く無い依頼だな、他の依頼に比べたら格段に命が安くなる事を除けばの話だが」
「ヤベェ相手が出てきたら逃げりゃいいのさ、無茶する必要ねぇからな」
「出来るのかね、そんな事が」
「やり方は幾らでも有る」
「……私達は危ないと判断したら君達を置いて逃げさせてもらうよ」
「フールーダ先生より強いマジック・キャスターが居るのに逃げるの?」
「我らのリーダーは気分屋でね。気分が乗らなければ何もしないんだよ、お陰で私は苦労していてね。
尻拭いする身にもなって欲しいねリーダー」
「やる時はやるさ、君達は死なせたくないし。ま、君達がそう簡単に死ぬとは思って無いけどね」
「ぼ……私も頑張ります!!」
……ユリは除くけど、彼女はこの中で一番弱いからね、そこだけ気をつけるか。……エミヤもそれなりか。
牛若がどうにかするでしょ、アンデッドでも問題なく攻撃通るし。
「内容は分かった、次の問題はどの様にして現場まで行くのか、だ。当然、用意してあるのだろう?」
「途中までは乗り合い馬車で行く、そこからは」
「徒歩で行くと」
「そうなるな」
オルトが何か考えている事に気づいたエミヤが「言いたい事が有るなら言いたまえ」とオルトを見ずに「…………歩きで行くとか嫌だなーって」と愚痴を言う。
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「我が儘を言うなら別案を出したまえ」
「
「………グレーター・テレポーテーション!? そんな魔法、聞いた事……」
「勉強不足……て、言いたいところだけど第4位階さえ使えないんだもんね、知らなくて当然か」
「位階を教えてもらえますか」
「今の君が知っても辿り着けない場所だよ」
悔しそうに拳を握り締め、肩を揺らす。
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「アンタが強いのは分かったけど言い方ってのが有るでしょ!」
「ハッ、なんで
ただ、そうだな……20年あれば良いとこまでいくんじゃない?」
「! ほ、本当ですか!?」
「死なずに20年研鑽すればね。そうだな、5位階くらいには辿り着くんじゃないかな、そこに魔法に造詣が深い師が付けば数年は短縮出来るかもね」
先生って言ってるんだし昔はそういった施設や機関、学校的な所に通ってたんだろうね。それにこの子も失うには惜しい人材だ、どうしたものか。
師……フールーダ先生、それか………。
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「トール、その魔法で確実に行けるのか?」
「
「君は場所を知っているのかね」
「知らないねぇ」
「なのに出来ると?」
「魔法は1つだけじゃないんだよシェロ、複数の魔法を使えば行くことは可能さ」
馬車とか歩きとかより魔法で行ったほうが早いし、ただ……割とめんどくさいのが問題だね。
「との事だ、君達はさえ良ければ彼にやってもらうが、どうだろうか」
「早く着くに越したことはねぇ、頼めるか」
「トール」
「ん。此処から南西だっけ?」
「そうだ」
「
「ああ、小さな街:ヴァディス自由都市ってのが有る。……! まさかもう見つけたのか!? (マジかよ、アルシェの魔法でもスゲェと思ってたが、ソレ以上だ。
アルシェのタレントを疑ってた訳じゃないが、マジであの逸脱者以上なのかよ)」
「いつでも行けるけど、すぐ行く?」
「その前にもう1度自己紹介しておこう、誰かのせいで途切れてしまったからね」
「誰のせいだろうね」
直接的な原因では無いが、途切れる要因となったのは確かなのだが他人事の様に返す。
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とあるWikiにアルシェのタレントを『看破の魔眼』とありましたが、『魔力が見える』=『見魔の魔眼』にしました。
こういうのはフィーリングですよね。
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オルトくんはどうやらモモンガくんと違い、魔力隠蔽の指輪は付けてない模様、結果アルシェにバレたオルトくん。どうするんですかね。
そして少なくとも第6位階以上の魔力系魔法が使える
エルフ体オルトくんの
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つまり、とてもめんどくさい。